RBS役割のメンバーシップとスコープの割り当て

組織に必要なRBS役割を定義すると、役割ごとにメンバーシップを割り当てることができます。この場合、各メンバーが役割の機能を行使できるスコープを指定します。スコープの指定方法は、役割の機能に関連付けられた管理アプリケーションによって異なります。eDirectoryツリーのコンテキストとして指定するか、他の種類(eDirectory以外)のスコープを表すオブジェクトとして指定します。

ヒント:  管理アプリケーション側でスコープをeDirectory以外の用語で定義している場合があります。この場合、管理アプリケーションは、eDirectoryツリーのスキーマを拡張して、スコープの定義に必要なスコープオブジェクトクラスを含みます。このクラスが含まれていれば、eDirectory以外のスコープを表すオブジェクトを作成するの説明に従って、スコープオブジェクトを作成できます。

  1. 目的のRBS役割オブジェクト、または役割メンバーとして割り当てるユーザを表すオブジェクトを右クリックし、[プロパティ]をクリックします。

    ユーザ個人、グループ単位、組織単位、または部門単位で、ユーザを役割メンバーとして割り当てることができます。ただし、役割を行使するスコープがユーザごとに異なる場合は、ユーザを個々に役割メンバーとして割り当てる必要があります。

  2. [ロールベースサービス]タブで、目的の役割メンバーを割り当てます。

    • RBS役割オブジェクトの場合は、[役割のメンバー]ページを選択し、メンバーとスコープのリストを必要に応じて編集します。

      詳細については、[ヘルプ]をクリックしてください。

    • ユーザ、グループ、組織、部門の各オブジェクトの場合は、[割り当て役割]ページを選択し、役割メンバーとスコープのリストを必要に応じて編集します。

      詳細については、[ヘルプ]をクリックしてください。

    単一の役割メンバーに重複しない複数のスコープ(eDirectoryツリーの2種類のブランチなど)を割り当てる場合は、異なるスコープごとに複数回その役割メンバーをリストに表示させる必要があります。

  3. [OK]をクリックします。