Novell eDirectory 8.7.3 for NetWare Readme 2003年12月18日 目次 1.0 インストールの問題 1.1 前提条件 1.2 ツリー内のすべてのサーバへの適切なバージョンのDSRepairの配布 1.3 以前のバージョンからのアップグレード 1.4 eDirectoryのアンインストール 1.5 NetWare 5.1サーバのeDirectory 8.7.3ツリーへのインストール 1.6 ビデオカードおよびドライバの設定 1.7 eDirectory 8.7.3インストール後のNetWare 5.1からNetWare 6への アップグレード 1.8 インストール前の手動でのスキーマ拡張 2.0 既知の問題 2.1 iMonitorの問題 2.2 LDAP KMOエラーの回避またはエラーからの回復 2.3 ConsoleOneの問題 2.4 SNMPの問題 2.5 eDirectoryサービスマネージャの問題 2.6 バックアップの問題 2.7 レプリカリングが混在する環境でのレプリカ操作 2.8 Netscapeのスキーマ属性 2.9 バルクロードの速度の改善 2.10 emboxmgr.nlmの問題 2.11 iManagerでのLDAPサーバおよびグループオブジェクトの作成 3.0 マニュアルの問題 3.1 製品CDのマニュアルの表示 3.2 追加のReadme情報 4.0 保証と著作権 1.0 インストールの問題 1.1 前提条件 - NetWare 5.1 SP6以降(JVM 1.3.1インストール済み)、NetWare 6 SP3、 またはNetWare 6.5 注意: eDirectory 8.7.3のNetWare 5.0へのインストールは サポートされません。 - RCONSOLEを使用する場合は、次のものを搭載したConsoleOne 管理者ワークステーションが必要です。 - 200MHz以上のプロセッサ - 最低64MBのRAM (128MB推奨) - Novell Client for Windows NT/2000/XPバージョン4.9以降 またはNovell Client for Windows 95/98バージョン3.4以降 - Microsoft Windows NTまたはWindows 2000上で実行中の eDirectory 8.6.xまたは8.7.xが、NetWare 4.11またはNetWare 4.2上で 実行中のNDS 6.xと正しく通信するためには、NetWare 4.xサーバで NDS 6.17以降が実行されている必要があります。 また、NetWare 4.xサーバ上のautoexec.ncfファイルの末尾に、次の行が 追加されている必要があります。 set dstrace = !ne 注意: DS.NLMをアンロードし、サーバを再起動せずに再ロードした 場合は、DS.NLMのロード後に上の設定コマンドを実行する 必要があります。 この設定の詳細については、http://support.novell.comにアクセスして KnowledgebaseのTID #2963473を参照してください。 1.2 ツリー内のすべてのサーバへの適切なバージョンのDSRepairの配布 eDirectory 8.7.3をインストールするために既存のツリーを準備する方法の 詳細については、『Novell eDirectory 8.7.3インストールガイド』 (http://www.novell.com/documentation/lg/edir873/index.html)の 「NetWare用のeDirectoryスキーマの更新」を参照してください。 1.3 以前のバージョンからのアップグレード 1.3.1 前提条件 eDirectory 8.7.3にアップグレードする前に、ツリー内の eDirectory 8.7以外のすべてのサーバに、最新のNDSおよび eDirectoryパッチをインストールしていることを確認します。 NDSおよびeDirectoryパッチはNovell Support Webサイト (http://support.novell.com)から入手できます。 1.3.2 2バイトシステムでのNovell eDirectory 8.7.3へのアップグレード eDirectoryの以前のリリースでは、2バイト言語(日本語、韓国語、 中国語など)のシステムでいくつかのインデックスキーが正しく 構築されませんでした。この不正なキーが原因で、検索が正しく 行われない場合がありました。 この問題は、Novell eDirectory 8.7で解決されました。 ただし、このようなシステム上の既存のeDirectoryデータベース には不正なキーが存在するため、eDirectory 8.7.3への アップグレード後も、不正なキーが原因によるデータ破損エラーが eDirectoryで報告される場合があります。 この問題を解決するには、アップグレードが完了した後に dsrepair.nlmを実行して、データベースの物理的再構築を 実行します。 この操作が必要となるのは、データベースが2バイト言語(日本語、 韓国語、中国語など)のデータベースである場合のみです。 これらの言語を使用していない場合は、アップグレード後に DSRepairを実行する必要はありません。 1.3.3 Certificate Server 2.0.1 新規サーバをツリーにインストールする前に、CAサーバで Certificate Server 2.0.1以降を実行している必要があります。 CAであるサーバがどれかを確認するには、ツリーのルートの セキュリティコンテナ内に位置する認証局オブジェクトを 参照します。 Certificate Serverソフトウェアのバージョンを確認するには、 pki.nlm (NetWareの場合)またはpki.dlm (Windowsの場合)の モジュールバージョン番号をチェックします。 CAサーバのCertificate Serverソフトウェアのバージョンが古い 場合は、最初にCAサーバにeDirectory 8.7.3をインストールして、 次にそれ以外の任意のサーバにeDirectory 8.7.3をインストール します。 1.3.4 X.509およびCertMutualログインメソッド eDirectory 8.6.xに付属するX.509およびCertMutualログイン メソッドは、eDirectory 8.7.3と互換性がありません。 8.6.xから8.7.3にアップグレードする場合は、X.509および CertMutualログインメソッドもアップグレードする必要があります。 NMAS EE 2.0の証明書ベースのNMASメソッドも、eDirectory 8.7.3と 互換性がありません。 1.3.5 eDirectory 8.6.2または8.7からeDirectory 8.7.3への アップグレード eDirectory 8.6.2または8.7からeDirectory 8.7.3に アップグレードすると、LDAPマッピングテーブルが再構築され、 inetOrgPerson -->ユーザマッピングが再追加されます。その結果、 LDAPを介して作成されたすべての新規オブジェクトは、 inetOrgPersonベースクラスのものではなく、ユーザベースクラス のものとなります。 この問題は、以前のバージョンのeDirectoryで inetOrgPerson -->ユーザのマッピングを削除し、 inetOrgPerson実クラスを定義した場合にのみ発生します。 この問題には、ConsoleOneを使用してLDAPグループオブジェクトの クラスマッピングページからマッピングを削除して対応します。 1.4 eDirectoryのアンインストール NWCONFIGを使用してeDirectoryをアンインストールする場合は、 次の手順に従ってeDirectoryを再インストールします。 1. 次のコマンドを使用してPRODUCTS.DATファイルからeDirectoryエントリ を削除します。これにより、eDirectoryを同じサーバに再インストール できます。 uinstall edir 2. SYS:SYSTEM\SCHEMA\SCHEMA.CFGファイルを編集し、NDPS*.SCHファイル からコメントマーカーを削除します。 3. NetWareコンソールからNWCONFIGを実行します。 4. [プロダクトオプション]を選択します。 5. [リストにはないプロダクトのインストール]を選択します。 6. Novell eDirectory 8.7.3インストールパッケージを格納する場所を 指定します。 1.5 NetWare 5.1サーバのeDirectory 8.7.3ツリーへのインストール 新規NetWare 5.1サーバを既存のeDirectory 8.7.3ツリーにインストール する際は、NetWare 5.1 SP6オーバレイインストールを使用する必要が あります。 NetWare 5.1 SP6オーバレイはhttp://support.novell.comから 入手できます。 1.6 ビデオカードおよびドライバの設定 eDirectory、ConsoleOne、Novell iManager、およびeGuideの インストールではJava 1.3が使用されます。 このため、インストールを正しく実行するには、ビデオカードおよび ドライバで最低色数を8ビット(256色)以上に設定する必要があります。 NetWareの場合、ビデオカードがVESA規格に準拠していることも必要です。 1.7 eDirectory 8.7.3インストール後のNetWare 5.1からNetWare 6への アップグレード eDirectory 8.7.3を含むNetWare 5.1サーバは、次の手順に従って NetWare 6にアップグレードします。 1. NW6SP3 (またはそれ以降)のオーバレイを使用してサーバを アップグレードします。このオーバレイはhttp://support.novell.comで 入手できます。 2. アップグレードに先立ち、DSLOADER.NLMをC:\NWSERVERから C:\NWUPDATEにコピーします。 C:\NWUPDATEがない場合は作成します。 3. インストール中はどのファイルもダウングレードしないでください。 DSLOADER.NLMをC:\NWUPDATEにコピーしていない場合、次のエラー メッセージが表示されます。 「The NetWare Loadable Module SYS:\SYSTEM\DIBMIG.NLM could not be loaded. (nwconfig-6-127). Press Enter to Continue. (NetWareローダブルモジュールSYS:\SYSTEM\DIBMIG.NLMをロード できませんでした。(nwconfig-6-127)。を押して続行します。)」 この時点でインストールを中止し、C:\NWSERVER\DSLOADER.NLMを C:\NWUPDATEにコピーし、アップグレードを再開します。 1.8 インストール前の手動でのスキーマ拡張 1.8.1 スキーマ拡張の同期 スキーマ拡張の同期が遅れ、新規eDirectory 8.7.3サーバが インストールされているツリーの下位レベルに同期されていない 場合に、いくつかの機能が正しくインストールされない ことがあります。 たとえばhttpServerオブジェクトスキーマ定義が、オブジェクト インスタンスの作成が必要なサーバに素早く同期されないために、 インストールコードがオブジェクトインスタンスを作成できない ことがあります。 この場合、httpServerオブジェクトスキーマ定義に含まれて いるのはオプションの構成情報であるため、この定義の作成の 失敗は致命的ではありません。 このタイプの問題は、eDirectory 8.7.3 CDの \nw\sys\system\schemaディレクトリに位置するeDirectory 8.7.3 スキーマファイルを使用して、eDirectory8.7.3をインストールする 前に手動でツリー内のスキーマを拡張することにより回避できます。 1.8.2 NWConfigを使用してスキーマを拡張する eDirectory 8.7の導入に伴い、DSIが強化されてスキーマ拡張に さらに柔軟性が加わりました。 eDirectory 8.7.3 CDの\nw\sys\system\schemaディレクトリに 位置するスキーマファイルの多くが、この新機能を利用しています。 NWCONFIG.NLMでDSI.NLMまたはDSISCH.NLMの以前のバージョン (2002年9月26日付のバージョン10411.14より以前のすべての バージョン)を使用して新規スキーマを拡張すると、次のエラーが 発生します。 Error:Parsing the NDS500.sch file while extending schema. (スキーマを拡張中にNDS500.schファイルの 解析エラーが発生しました。) この問題を回避するには、次を実行します。 1. NW\SYS\SYSTEM\DSI.NLMおよびNW\SYS\SYSTEM\DSISCH.NLMを、 eDirectory 8.7.3 CDからスキーマ拡張を実行するサーバに コピーします。 注意: このサーバはルートパーティションのコピーを保持して いる必要があります。 2. 目的のスキーマファイルを、eDirectory 8.7.3 CDからNetWare サーバの一時ディレクトリにコピーします。 3. NWCONFIG.NLMを実行し、[ディレクトリサービス]オプション を使用してスキーマを拡張します。 注意: NW\SYS\SYSTEM\SCHEMAディレクトリ内のスキーマ ファイルの間にはいくつかの依存関係があります。 これらの依存関係があるため、eDirectory 8.7.3 CDの NW\SYS\SYSTEM\SCHEMA\SCHEMA.CFGファイルにリストされた 順序でスキーマファイルを拡張することをお勧めします。 NDS7、NDS8、eDirectory 8.5、またはeDirectory 8.6.2を 実行中のNetWare 5.1サーバ、またはeDirectory 8.6.2を実行中 のNetWare 6サーバで、NWConfigを使用してNDS500.schファイル (またはeDirectory 8.7.3 CDのNW\SYS\SYSTEM\SCHEMA ディレクトリ内の他の任意のスキーマファイル)を拡張すると、 「Error:Parsing the NDS500.sch file while extending schema (スキーマを拡張中にNDS500.schファイルの解析エラーが発生 しました)」が表示されます。 2.0 既知の問題 2.1 iMonitorの問題 2.1.1 ブラウザの互換性 このリリースのeDirectoryに含まれるiMonitorを使用するには、 Internet Explorer 5.5以降またはNetscape 7.02以降が必要です。 2.1.2 iMonitorでの2バイト文字を含むオブジェクトの参照 iMonitorを使用してeDirectoryツリー内のオブジェクトを参照する 際に、名前に2バイト文字を含むオブジェクトがオブジェクト プロパティに正しくハイパーリンクしないことがあります。 この問題はiMonitorの今後のリリースで解決される予定です。 2.1.3 単一サーバツリーでのエージェントヘルスのチェック iMonitorのエージェントヘルスのチェック機能を単一サーバツリー で実行すると、破損しやすいデータステータスが原因で[結果] カラムに[警告]アイコンが表示されます。 これは、ツリーが正常でない、またはエージェントヘルスの チェックが設計どおりに機能していないということではありません。 破損しやすいデータとは、少なくともまだ1つのレプリカにも同期 されていないデータの量を示します。 単一サーバツリーはその性質上、データのレプリカを作成する場所 を別に持たないため、データが重大な障害を受ける危険性を常に 持っています。 ハードディスクを損失した場合は、データを損失します。 単一サーバツリーで破損しやすいデータまたは読み込み可能な レプリカのカウントに関するヘルスチェックの警告を表示しない ようにするには、ndsimonhealth.iniファイルを編集して次の エントリを変更し、これらのヘルスチェックを無効にします。 perishable_data-active: OFF および ring_readable-Min_Marginal: 1 または ring_readable-active:OFF この操作により、読み込み可能なレプリカのカウントおよび 破損しやすいデータに関する警告が無効になります。 2.1.4 iMonitorレポートで1時間ごとの記録が保存されない iMonitorのカスタムレポート機能は、カスタムレポートが作成 される際にユーザが指定したURLを、保存されるレポート(保存される HTMLファイル)に含めるように設計されています。 このため、保存された実行済みカスタムレポートを開くと、 カスタムレポートが実行された時点でURLによって取得されたデータ ではなく、ライブ(現在の)データが表示されます。 この問題はiMonitorの今後のリリースで解決される予定です。 2.2 LDAP KMOエラーの回避またはエラーからの回復 NetWare 5.1 SP5からアップグレードする場合は、SP5適用後にNICIの 最新バージョン(2.4.2以降)をダウンロードしてアップグレードする必要が あります。 この操作を実行しない場合、LDAPエラーが発生することがあります。 SP5によってNICI 2.0.1がインストールされたはずですが、56ビット暗号化 製品を実行するシステムでSP5をインストールする際に問題が発生した という報告がいくつかあります。 NICI 2.4.2にアップグレードすることで以前の問題はすべて修正される ため、NICI 2.0.1以前を実行しているユーザには、アップグレードを お勧めします。 NICIの最新バージョンは、http://download.novell.comから NOVELL International Cryptographic Infrastructureという製品として 入手できます。 NICIをアップグレードしていない場合、LDAPで次のようなエラーが 報告されることがあります。「SSL_CTX_use_KMO failed KMO support routines: SSL_CTX_use_KMO:NICI wrap/unwrap key failed (err = -1418). (SSL_CTX_use_KMOがKMOサポートルーチンに失敗しました: SSL_CTX_use_KMO:NICIラップ/ラップ解除キーが失敗しました (エラー = -1418)。)」このようなエラーが発生する場合は、KMOを 再作成する必要があります。 2.3 ConsoleOneの問題 2.3.1 ConsoleOneを使用してNetWare 4.xサーバを管理する ConsoleOneを使用してNetWare 4.xサーバ(DS v 6.17)を含む ツリーを管理するには、管理クライアントにIPXをインストール している必要があります。 NetWareボックスからクライアント上にマッピングされたドライブを 介してConsoleOneを実行している場合でも、ConsoleOneを実行中の クライアントコンピュータは、ネイティブでIPXを介して接続できる 必要があります。 2.3.2 「Operation Failed (操作が失敗しました)」エラー エラー「Operation Failed. The required dependencies were not found. Please refer to Novell documentation for the required prerequisites. (操作が失敗しました。必要な依存関係が見つかり ませんでした。Novellのマニュアルを参照して必要な前提条件を 確認してください。)」は、Novell ClientまたはNetWareによって インストールされたDSAPIライブラリが使用できない場合に、 ConsoleOneがNJCLライブラリを含む最新バージョンで、新しいAPIの 使用を試行していることを示します。 最新のライブラリを取得するには、Novell Client (Windowsサーバ またはワークステーション上のNovell Client for Windows NT/2000/XPバージョン4.9、またはNovell Client for Windows 95/98バージョン3.4)を再インストールするか、eDirectory 8.7.3 CDにある最新のeDirectoryライブラリを再インストールします。 2.3.3 ConsoleOneで拡張文字を使用して作成されたパスワードで iManagerにログインできない ConsoleOneで拡張文字を含むパスワードを持つユーザオブジェクト を作成した場合、そのパスワードでiManagerにログインすると、 エラー-669 (認証に失敗しました)が発生します。 同様に、iManagerでユーザオブジェクトが作成され、その パスワードに拡張文字が含まれている場合は、ユーザはConsoleOne にログインできません。 この問題には、拡張文字をパスワードテキストフィールドに カット&ペーストして対応します。 2.3.4 キーを使用して国際文字を入力する ConsoleOneでオブジェクトに名前を付ける際にキーと 数字キーを同時に使用して国際文字を入力すると、文字が正しく 表示されません。 この問題には、国際キーボードを使用するか、メモ帳または他の Windowsアプリケーションから拡張文字をConsoleOneのテキスト フィールドにコピーして対応します。 JREをバージョン1.4.1_02に手動でアップグレードする方法でも、 この問題は解決します。 2.3.5 ConsoleOne 1.3.6で必要とされるNovell Clientのバージョン 以前のバージョンのNovell ClientをインストールしたWindows ワークステーションで実行中のConsoleOneで、認証および パスワードの変更操作を実行するとエラーが発生する場合が あります。 WindowsでConsoleOne 1.3.6を使用する場合、次のいずれかが 必要です。 - Novell Client for Windows 95/98バージョン3.4以降 - Novell Client for Windows NT/2000/XPバージョン4.9以降 2.4 SNMPの問題 2.4.1 SNMPグループオブジェクト SNMPグループオブジェクトのインストールが失敗する場合は、 サーバコンソールで次のコマンドを実行してこの問題を 修正できます。 snmpinst -c 次に例を示します。 snmpinst -c admin.novell.test-tree novell nds-server.novell.test-tree 2.4.2 DSSNMPSAの自動ロード NetWareでは、デフォルトではDSSNMPSAがロードされません。 これを自動でロードされるように設定する場合は、手動でロード する際に[パスワードを保存する]オプションを選択して 認証情報を保存します。 DSSNMPSAが保存された認証情報を読み込むためには、 SYS:\ETC\DSSNMP.CFGファイルで[対話モード]オプションをオンに 設定する必要があります。 2.5 eDirectoryサービスマネージャの問題 2.5.1 サービスマネージャの依存関係 httpstkなどいくつかのサービスマネージャモジュールには 依存関係があります。Windowsの場合とは異なり、これらの 依存関係はNetWareでは情報フレームに表示されません。 2.5.2 サービスマネージャを使用してeDirectoryを停止する Novell iManagerでeDirectoryサービスマネージャを使用して eDirectoryを停止すると、サービスマネージャを介してeDirectory を再起動することはできません。 NetWareサーバコンソールで次を入力します。 load DS 2.6 バックアップの問題 2.6.1 サーバ固有情報に関する変更事項 サーバ固有情報のバックアップはBackup eMToolを使用して 実行されています。 詳細については、『Novell eDirectory 8.7.3管理ガイド』 (http://www.novell.com/documentation/lg/edir873/index.html)の 「Novell eDirectoryのバックアップと復元」の章の 「サーバ固有情報のバックアップに関する変更事項(NetWareのみ)」 を参照してください。 ファイルシステムTSAを使用してサーバ固有情報のバックアップを 作成する場合、バックアップファイルのサイズがsys:ボリュームに 対して大きくなりすぎる場合があります。 ユーザ指定のファイルの保存場所を使用すると、領域がより大きく 使いやすい場所に保存できます。 2.6.2 NetWare 5.1でeMBox Clientからバックアップを実行する NetWare 5.1でeMBox Clientからバックアップを実行する際に バックアップログファイルへの完全なパスを含めないと、エラー-2 (ログファイルを開けません)が発生します。 この問題を解決するには、-l dsbackup.logではなく -l sys:/backup/dsbackup.logの書式を使用します。 2.7 レプリカリングが混在する環境でのレプリカ操作 NetWare 4.xサーバはUNIX (IP)サーバと通信できないため、NetWare 4.x およびUNIXが混在するリングでレプリカ操作が完了しない場合があります。 また、NetWare 4.xがそのパーティションのマスタである場合、一部の 操作は必ず失敗します。 NetWare 4.xにはパーティションのマスタレプリカを保持させないように します。また、UNIXまたはWindowsサーバを含むレプリカリングに NetWare 4.xサーバを含めると、操作が停止するか、一部完了した状態に なることがあります。 NetWare 4.xからIPが使用できるバージョンのNetWareにアップグレード することをお勧めします。 2.8 Netscapeのスキーマ属性 Netscape関連の属性は、eDirectory 8.7.3のLDAPでインストールされる デフォルトスキーマから削除されています。 これらの属性を使用する場合は、eDirectory 8.7.3より前にインストール されたツリー内に存在するものを使用します。 またはNovellインポート/エクスポート変換ユーティリティを使用して、 eDirectory 8.7.3 CDのスキーマディレクトリ内のnetscape-mappings.ldif ファイルを実行することにより、これらの属性を任意の新規ツリーに 追加できます。 2.9 バルクロードの速度の改善 新規eDirectoryツリーを作成する際のバルクロードの速度を改善するには、 ロードを完了するまでユニバーサルパスワードを無効にします。 詳細については、『Universal Password Deployment Guide (ユニバーサルパスワード導入ガイド)』 (http://www.novell.com/documentation/lg/nw65/universal_password/data/ front.html)を参照してください。 2.10 emboxmgr.nlmの問題 eMBox Clientを使用してバックアップまたはローカルでの修復を多数同時に 実行する場合、emboxmgr.nlmでメモリのリークが発生します。 この問題はeDirectoryの次期リリースで解決される予定です。 2.11 iManagerでのLDAPサーバおよびグループオブジェクトの作成 Novell iManagerを使用してLDAPサーバおよびグループオブジェクトを 作成する場合は、[LDAP]>[LDAPの概要]の順にクリックし、 新規LDAPサーバオブジェクトを選択して、LDAPオブジェクトが作成された 後で[一般]>[情報]>[リフレッシュ]の順にクリックします。 3.0 マニュアルの問題 3.1 製品CDのマニュアルの表示 この製品CDには、次の製品に関するマニュアルが含まれています。 - Novell eDirectory \documentation\english\edir873\edir873.pdf \documentation\english\edir873\qsedir873.pdf - Novell Client \documentation\english\noclienu\noclienu.pdf - Novell Certificate Server \documentation\english\certserv\certserv_admin.pdf - ConsoleOne 1.3.6 \documentation\english\consol13\c1_enu.pdf - Novell Modular Authentication Services (NMAS) \documentation\english\nmas\doc\nmas_admin.pdf - Novell International Cryptography Infrastructure (NICI) \documentation\english\nici\nici admin guide.pdf 3.2 追加のReadme情報 3.2.1 Novell eDirectory 8.7.x Readme Addendum このリリースのeDirectoryのその他の問題については、 Novell Knowledge Base (http://support.novell.com)で Solution #10073723、「Novell eDirectory 8.7.x Readme Addendum」を参照してください。 3.2.2 NMASの問題 NMASについては、NMAS 2.3オンラインマニュアル (http://www.novell.com/documentation/lg/nmas23)に付属する 『Security Services Readme (セキュリティサービスReadme)』 (http://www.novell.com/documentation/lg/nmas23/readme/ security_readme.html)を参照してください。 3.2.3 Certificate Serverの問題 Certificate Serverについては、Novell Certificate Server 2.7 オンラインマニュアル(http://www.novell.com/documentation/lg/ crt27)に付属する『Security Services Readme (セキュリティサービスReadme)』(http://www.novell.com/ documentation/lg/nmas23/readme/security_readme.html)を 参照してください。 3.2.4 NICIの問題 NICIについては、NICI 2.6.xオンラインマニュアル (http://www.novell.com/documentation/lg/nici20)に付属する 『Security Services Readme (セキュリティサービスReadme)』 (http://www.novell.com/documentation/lg/nmas23/readme/ security_readme.html)を参照してください。 4.0 保証と著作権 米国Novell, Inc.およびノベル株式会社は、本書の内容または本書を使用した 結果について、いかなる保証、表明または約束も行っておりません。また、 本書の商品性、および特定の用途への適合性について、いかなる黙示的保証も 否認し、排除します。 また、本書の内容は予告なく変更されることがあります。 米国Novell, Inc.およびノベル株式会社は、すべてのノベル製ソフトウェアに ついて、いかなる保証、表明または約束も行っておりません。また、ノベル製 ソフトウェアの商品性、および特定の用途への適合性について、いかなる黙示的 保証も否認し、排除します。 米国Novell, Inc.およびノベル株式会社は、ノベル製ソフトウェアの内容を 変更する権利を常に留保します。 本製品を、米国の輸出規制およびユーザの居住する国の法律に違反して 輸出する、または再輸出することはできません。 Copyright (C) 2003-2004 Novell, Inc. All rights reserved. 本書の一部または全体を無断で複写・転載することは、その形態を問わず 禁じます。 米国特許番号 5,608,903; 5,671,414; 5,677,851; 5,758,344; 5,784,560; 5,818,936; 5,828,882; 5,832,275; 5,832,483; 5,832,487; 5,870,561; 5,870,739; 5,873,079; 5,878,415; 5,884,304; 5,913,025; 5,933,503; 5,933,826; 5,946,467; 5,956,718; 6,015,132; 6,016,499; 6,029,247; 6,061,740; 6,065,017; 6,105,062; 6,108,649; 6,167,393; 6,286,010; 6,308,181; 6,345,266; 6,424,976; 6,519,610; 6,578,035; 6,615,350; 6,629,132; RE 37,178. 特許未決定。 Novell、NetWare、およびConsoleOneは、米国Novell, Inc.の米国ならびに 他の国々における登録商標です。 eDirectory、Novell Client、Novell Certificate Server、および Novell Modular Authentication Serviceは、米国Novell, Inc.の商標です。 サードパーティ各社の製品は、所有者であるそれぞれの会社に所属します。 この製品には、OpenSSLプロジェクトが開発したOpenSSL Toolkit (http://www.openssl.org)で使用するソフトウェアが含まれています。 追加情報およびライセンスの問題については、eDirectory CDの\documentation\ english\license\license.txtを参照してください。