プレディケートデータ

プレディケートデータは、検索の対象となったオブジェクトに関する、サーバ固有の履歴を表します。このデータおよびデータの収集は、eDirectoryのインストール時に作成されたndsPredicateStatsオブジェクトを通して管理されます。ndsPredicateStatsオブジェクトの名前は、サーバ名に「-PS」が追加されたものになります。

プレディケートデータを使用して最も頻繁に検索されているオブジェクトを識別し、そのオブジェクトのインデックスを作成して今後のアクセスを高速化できます。


プレディケートデータを管理する

プレディケート統計は、常時実行する機能ではありません。プレディケート統計の収集は、検索のパフォーマンスに影響を与えます。また、データベースのサイズが大きい場合には、統計の収集に長時間かかります。特定のディレクトリの検索で、パフォーマンスの低下が問題になっていると思われる場合に、プレディケート統計を使用します。

ConsoleOneの[プレディケートデータ]プロパティページを使用して、データの収集を管理します。

  1. ConsoleOneで、サーバオブジェクトを右クリックします。

  2. [プロパティ]>[プレディケートデータ]>[プロパティ]の順にクリックします。

  3. ndsPredicateStatsオブジェクトに対して適切な設定を入力します。

    [更新間隔] データ表示をリフレッシュし、データをディスクに書き込むまでの秒数を指定します。

    [詳細]>[有効] 収集プロセスをバックグラウンドで実行するか、または実行しないかを指定します。データの収集をオフにすると、最後に収集されたデータがメモリから解放されます。[ディスクへ書き込む]を選択すると、データはディスクへ書き込まれます。

    [詳細]>[ディスクへ書き込む] プレディケートデータの格納場所を決定します。常にメモリに格納するか、[更新間隔]で指定したディスクにメモリから書き込むかを指定します。

    [詳細]>[値の表示] データを省略して表示するか、または完全に表示するかを選択します。省略表示では、インデックスの対象に適しているプレディケートを判断するために必要な情報が表示されます。

  4. [OK]をクリックすると、オブジェクト設定が更新されます。