同期修復ウィザードでは、現在のサーバで選択したレプリカの同期、現在のサーバの同期ステータスのレポート、すべてのサーバの同期ステータスのレポート、時刻同期の実行、および即時同期のスケジュールができます。
同期修復ウィザードを使用して、次の操作を実行します。
この操作では、選択したパーティションのレプリカを持つすべてのサーバ上で、完全な同期ステータスを確保します。
このオプションを使用して、パーティションの状態を確認できます。そのパーティションのレプリカを持つサーバがすべて正常に同期していれば、そのパーティションは異常なしと見なされます。レプリカリング内の各サーバが接続されると、次に、接続された各サーバは、レプリカリング内の他のすべてのサーバに対して、即時に同期を実行します。
サーバは、サーバ自体には同期されません。したがって、現在のサーバが所有するレプリカのステータスは「ホスト」として表示されます。
この操作では、現在のサーバ上にレプリカを持つすべてのパーティションのレプリカ同期ステータスをレポートします。
この操作では、パーティションのレプリカを保持する各サーバのレプリカの[Root]オブジェクトから同期ステータス属性を読み込みます。レポートには、すべてのサーバに対して正常に同期が行われた最終時刻と、最終同期以降発生したエラーが表示されます。
12時間以内に同期が完了していない場合は、警告メッセージが表示されます。
この操作では、現在のサーバ上にレプリカを持つすべてのパーティションのレプリカ同期ステータスを確保します。
この操作では、パーティションのレプリカを保持する各サーバのレプリカの[Root]オブジェクトから同期ステータス属性を読み込みます。レポートには、すべてのサーバに対して正常に同期が行われた最終時刻と、最終同期以降発生したエラーが表示されます。
12時間以内に同期が完了していない場合は、警告メッセージが表示されます。
この操作では、ローカルeDirectoryデータベースに登録されているすべてのサーバに接続し、各サーバのeDirectoryと時刻同期ステータスに関する情報を要求します。
各サーバ上で実行しているeDirectoryのバージョンが[DSバージョン]フィールドに表示されます。
サーバに何のレプリカも含まれていない場合は、[レプリカ深さ]フィールドに「-1」と表示されます。[Root]パーティションのレプリカが含まれている場合は、「0」と表示されます。指定したサーバ上にレプリカがある場合は、[Root]に最も近いレプリカが[Root]からオブジェクト何個分離れているかを示す正の整数が表示されます。
eDirectoryツリー内のすべてのサーバは、同じタイムソースと同期している必要があります。そうしなければ、矛盾が発生したときに、レプリカ間でのオブジェクトの同期が正確に管理されなくなります。
同期修復ウィザードでは、各サーバのタイムソースはレポートできません。ただし、タイムサーバのタイプは報告します。この情報を参照すれば、時刻同期が正確に設定されているかどうかを確認できます。
重要: 時刻同期のステータス「Nearly-In-Sync(ほぼ同期)」を監視するには、DSRepairではなくNovell iMonitorを使用してください。詳細については、Novell iMonitor 2.1の使用を参照してください。
詳細については、「ネットワーク時刻の同期」を参照してください。