eMBoxログの記録の使用

eMBoxログの記録はインフラストラクチャモジュールで、DSBackup、DSMerge、DSRepairなどの、すべてのeMTool(eDirectory Management Tool)のイベントを記録します。このリリースで提供されているログファイルは1つだけです。このログファイルに、すべてのeMToolの操作が記録されます。

eMBoxログの記録は、クライアントログサービスとは異なります。クライアントログサービスは、eMBoxクライアントを実行する際に、ログファイルを指定することで提供されるものです(たとえば、eMBoxクライアントコマンドで-l mylogfile.txtと指定する場合、またはiManagerでログファイル名としてmylogfile.txtを入力する場合です)。現在、eMBoxログの記録はeMBoxが実行するタスクに対するすべてのサーバメッセージを記録し、その内容は詳細なものです。これに対して、クライアントログサービスではクライアントメッセージおよびクライアントに送信されたメッセージが記録され、進捗状況の概要がレポートされます。

ログの記録は非同期で実行され、デフォルトではすべての操作が記録されます。

このリリースのeMBoxログの記録には、次の機能があります。

このセクションでは、次のトピックについて説明します。


eMBoxログの記録コマンドラインクライアントを使用する

次の表に、eMBoxログの記録コマンドラインクライアントのオプションを示します。

オプション 説明

logstart

eMBoxログの記録を開始します。

logstop

eMBoxログの記録を停止します。

readlog

現在のログファイルを表示します。

getlogstate

現在のeMBoxログの記録の状態(開始または停止)を表示します。

getloginfo

eMBoxログファイルの名前、ログモード(追加または上書き)、最大サイズと現在のサイズを表示します。

setloginfo [-f ファイル名] [-s キロバイト単位のサイズ] [-a | -o]

次のパラメータを使用して、eMBoxログファイルの名前、サイズ、ログモード(追加または上書き)を設定します。

  • -f ファイル名

    eMBoxログファイルの名前を設定します。

  • -s KB単位のサイズ

    ログファイルの最大サイズを設定します。

  • -a

    新しいログメッセージを現在のログメッセージに追加します。

  • -o

    ログファイルを上書きします。

emptylog

サーバログファイルの内容をクリアします。


Novell iManagerでeMBoxログの記録機能を使用する

  1. Novell iManagerで、[役割およびタスク]ボタン[役割およびタスク]ボタンをクリックします。

  2. [eDirectoryの保守]ユーティリティ>[ログファイル]の順にクリックします。

  3. ログファイル操作を実行するサーバを指定してから、[次へ]をクリックします。

  4. サーバへの認証を行ってから、[次へ]をクリックします。

  5. 実行するログファイル操作を選択します。

    詳細については、[ヘルプ]をクリックしてください