LDAPサーバの環境設定オプションやLDAPサーバの設定を変更した場合、変更を有効にするにはサーバをリフレッシュする必要があります。
ただし、LDAP要求のサービスの実行中はサーバをリフレッシュできません。たとえば、eDirectoryツリーの処理に15分かかる場合には、この処理が完了するまでリフレッシュは実行されません。
同様に、LDAPサーバスレッドの実行中は、LDAPサーバを終了することはできません。
リフレッシュの実行が予定されている場合は、LDAPサーバはリフレッシュが実行されるまで新しいLDAP要求の開始を遅らせます。
デフォルトでは、LDAPサーバは30分間隔でLDAPサーバオブジェクトとLDAPグループオブジェクトのタイムスタンプをチェックし、設定に変更がなかったか確認します。設定が変更されている場合、サーバはその変更を適用します。
設定のタイムスタンプが前回と変わらない場合には、リフレッシュは実行されません。(強制的にリフレッシュを実行すると、サーバはタイムスタンプを無視して変更を適用します)。
LDAPサーバをリフレッシュするには、次のいずれかを実行します。
nldap.nlmをアンロードする前に、前提となるNLMTMプログラムをアンロードする必要はありません。
nldap.nlmがアンロードされると、従属するNLMプログラムが再ロードされます。
このオプションは、WANリンクが継続して実行されていない場合に便利です。必要に応じ、一時的にサーバのハートビート処理の長さを変更できます。
この変更は持続しません。nldap.nlmをロードするたびに、コマンドを再入力する必要があります。
サーバコンソールで次を入力します。
ldap refresh [=] [日付][時刻][間隔]
このコマンドは、sys:\system ディレクトリのautoexec.ncfファイルに追加できます。nldap.nlmをロードした行の後に、このコマンドを配置します。