DSBKは、Backup eMToolと同じ操作を実行する簡易なコマンドラインパーサです。ただし、DSBKでは最初にログインすることなく、サーバコンソールからバックアップを実行するか、役割ベースサービスを設定することができます(「eDirectory Management Toolbox」を参照)。Backup eMToolと同じコマンドラインオプションを使用してサーバ上のNLMとして実行します。このユーティリティは、サーバ上のNCFファイルを使用したスクリプトバックアップでも使用できます。
重要: DSBKがインクリメンタルバックアップを復元することはありません。DSBKはフルバックアップの復元にのみ使用できます。
DSBK操作が完了すると、操作の結果がファイル(dsbk.err)に書き込まれます。このdsbk.errは、プログラムを使用して開き、その内容を表示することができます。操作時にエラーが発生した場合は、このファイルの最初の4バイトにエラーコードが記録されます。エラーが発生しなかった場合、このファイルの最初の4バイトには0が記録されます。
dsbk.nlmを使用するには、次の操作を行います。
eDirectory 8.7.3 IR3をダウンロードし、インストールします。
dsbk.nlmがsys:\systemディレクトリにあることを確認します。
DSBKは、backupcr.nlmと同じディレクトリに格納されている必要があります。backupcr.nlmは、すべてのバックアップ/復元機能を含むコアライブラリです。このライブラリにはユーザインタフェースはなく、DSBKユーティリティから動的にロード、リンクされる形で動作します。
サーバコンソールで、バックアップ/復元のコマンドラインオプションに示されているいずれかのオプションとともに次のコマンドを実行します。
load dsbk
.