Novell eDirectory 8.8 SP6 for Windows

2010年10月15日
2.10.1 eDir.mib
3.3.1 iManager

1.0 インストール

1.1 前提条件

注意: 既存のeDirectory環境をアップグレードする前に、現在インストールされているNovellおよびサードパーティ製のアプリケーションでeDirectory 8.8 SP6がサポートされているかどうかを確認してください。また、アップグレードの前にeDirectoryをバックアップしておくことを強くお勧めします。

次のプラットフォームのいずれかを使用できます。

32ビットeDirectory対応プラットフォーム:

  • Windows Server 2003 Enterprise SP2

  • 32ビットWindows Server 2008(Standard/Enterprise/Data Center Edition)

64ビットeDirectory対応プラットフォーム:

  • 64ビットWindows Server 2008(Standard/Enterprise/Data Center Edition)

  • Windows Server 2008 R2(Standard/Enterprise/Data Center Edition)

重要: eDirectoryの最新のパッチを適用する必要があります。

ファイアウォールが有効になっている場合のeDirectory 8.8 SP6の使用

eDirectory 8.8 SP6サーバをWindowsホストから、別のホストで実行されている既存のツリーに追加しようとすると、ファイアウォールが有効になっている場合は失敗する可能性があります。

この問題を回避するには、ファイアウォールでSLPサービスとNCPポート(デフォルトは524)を有効にして、セカンダリサーバを追加できるようにします。

1.2 ツリー内のすべてのサーバに適切なバージョンのDSRepairを配布する方法

eDirectory 8.8 SP6のインストールに備えて既存のツリーを準備する方法については、『Novell eDirectory 8.8インストールガイド』の「Windows用のeDirectoryスキーマの更新」を参照してください。

1.3 ビデオカードおよびドライバの設定

eDirectoryおよびNovell iManagerのインストールでは、Java 1.4以降が使用されます。このため、インストールを正しく実行するには、ビデオカードおよびドライバの設定で色深度を8ビット(256色)以上にする必要があります。

一部のビデオカードやドライバのバージョンでは、インストール画面の表示に異常が発生する場合があります。たとえば、画面がパステルカラーの配色になったり、斑点状に表示されたりするため、実際の設定よりも非常に低い解像度に見える場合があります。インストール画面がまったく表示されない場合もあります。このような場合は、インストールが停止または中止されたように見えます。インストール画面が正常に表示されない場合は、ビデオカードドライバの最新バージョンをダウンロードします。最新バージョンを適用しない場合、インストールが正常に完了しない可能性があります。

一部のビデオカードでは、256色に設定されている場合、SNMP部分のインストール状況が表示された後でインストール画面が消えたように見えることがありますが、実際にはinstall.exelaunch.exeは実行中であるというケースがあります(Windowsタスクマネージャで確認可能)。このような場合には、タスクマネージャを使用してlaunch.exeプロセスを終了し、画面を256色以上に設定してから、インストールを実行し直します。この結果、既存のインストールの上からアップグレードインストールが実行され、アップグレードは正常に完了します。

1.4 SNMPインストールに関する注意

任意のWindowsサーバにeDirectory 8.8 SP6をインストールする前に、ネイティブのマスタエージェントがインストールされていることを確認してください。

Windows SNMPサービスがシステムにインストールされ実行されている場合、eDirectoryインストールでは、Novell SNMPサブエージェントをインストールする間、Windows SNMPサービスを一時的にシャットダウンします。Novell SNMPサブエージェントがインストールされると、Windows SNMPサービスは再起動されます。

1.5 IPXの環境設定に使用するネットワーク設定

IPX環境設定で内部ネットワーク番号が0に設定されている場合、コンピュータに複数のNICがあるとeDirectory 8.8 SP6のインストールに失敗することがあります(IPX環境設定はWindowsのコントロールパネルのネットワーク設定で確認します)。eDirectoryインストールを正常に完了し、インストール後にeDirectoryを正しく実行するためには、内部ネットワーク番号を0以外の値に設定する必要があります。

IPXをアンインストールする場合は、一部またはすべてのアダプタで無効にするだけでなく、IPXを完全にプロトコルとしてアンインストールする必要があります。

IPXを使用する場合は、正しく設定する必要があります。つまり、複数のアダプタ(LANまたはWAN)で、有効なIPX内部ネットワーク番号を設定する必要があります。

eDirectoryの実行中は、各アダプタのプロトコルをインストール、削除、有効化、または無効化することはできません。

1.6 インストール前の手動によるスキーマ拡張

場合によっては、スキーマ拡張の同期が遅れ、1つ目の新規eDirectory 8.8 SP6サーバがインストールされているツリーの下位レベルにスキーマ拡張が同期されないために、機能の一部が完全にインストールされないことがあります。

この問題は、ツリーのスキーマを手動で拡張してからeDirectory 8.8 SP6をインストールすると回避できます。このとき、<展開場所>\nt\I386\NDSonNT\ndsnt\ndsディレクトリ(32ビットの場合)または<展開場所>\windows\x64\NDSonNT\ndsnt\ndsディレクトリ(64ビットの場合)にある、eDirectory 8.8 SP6スキーマファイルを使用します。

スキーマ拡張の詳細については、『Novell eDirectory 8.8管理ガイド』を参照してください。

1.7 NDSスキーマがすでに設定されていることを示すメッセージが表示される

ediraudit.schファイルを拡張するとき、次のメッセージが表示されます。

NDS schema already configured

これは予期される動作です。サーバがDirectory 8.8 SP6の場合、スキーマを拡張する必要はありません。

1.8 eDirectoryインストール後のNovell Clientの削除

Novell Clientがすでに含まれているWindows 2000マシンにeDirectory 8.8 SP6をインストールすると、eDirectoryによりSLPサービスがインストールされますが、このSLPサービスは手動モードに設定されるため、サーバの起動時に実行されません。この場合、eDirectoryではNovell ClientのSLPサービスが使用されます。Novell Clientが削除され、eDirectoryで使用するSLPサービスがなくなった場合は、SLPサービスを手動で起動するか、SLPサービスがサーバの起動時に自動的に開始するように変更する必要があります。

1.9 eDirectory 8.8 SP6へのアップグレード

eDirectory 8.5.xまたは8.6.xをお持ちの場合は、最初にeDirectory 8.7.xにアップグレードしてから、eDirectory 8.8 SP6にアップグレードする必要があります。

1.9.1 Identity Managerを実行するシステムでのeDirectory 8.8 SP6へのアップグレード

eDirectory 8.7.xからeDirectory 8.8.6にアップグレードするときに、Identity Managerファイルの場所が変更されます。このため、Identity Managerエンジンおよびドライバを再インストールする必要があります。サードパーティ製のjarファイルは新しい場所に自動的にコピーされるわけではありません。関係するドライバを起動する前に手動で配置する必要があります。eDirectory 8.8 SP6にアップグレードする前に、すべてのドライバを手動に設定する必要があります。

1.9.2 eDirectory SP6にアップグレードする際のディスク容量チェック

eDirectoryサーバを以前のバージョンからeDirectory 8.8 SP6にアップグレードする際には、DIBアップグレードに対応したディスク容量チェックが実行されます。DIBが配置されるファイルシステムに必要な空きディスク容量は、DIBサイズと同じ容量になります。ディスク容量チェックのメッセージは、インスタンス固有のログディレクトリに配置されたndscheck.logで更新されます。デフォルトインスタンスはC:\Novell\NDS\ndscheck.logです。

注意: ディスク容量チェックが必要になるのは、DIBのアップグレード処理の間だけです。詳細については、「eDirectory 8.8のアップグレード要件」を参照してください。

1.9.3 eDirectory 8.8 SP6にアップグレードする際のDIBアップグレードに関する問題

eDirectoryをeDirectory 8.8 SP6にアップグレードする際は、サーバを停止してDIBのアップグレード処理を実行してから、サーバを開始して通常のアップグレードを実行します。このアップグレードにかかる時間は、ツリー内のオブジェクト数によって異なります。

DIBアップグレードの詳細については、『eDirectory 8.8インストールガイド』の「eDirectory 8.8 SP6のアップグレード要件」を参照してください。

1.9.4 DIB Pathがカスタマイズされていると、eDirectory 873xからeDirectory 8.8.6へのアップグレードに失敗する

DIBパスをカスタマイズすると、DIBを格納しているファイルシステムのディスク容量が不足しているため、eDirectoryのアップグレードを続行できないことを示すエラーメッセージが表示されます。

問題を回避するには次の手順に従ってください。

  1. eDirectoryをインストールした場所に、空の「DIBFiles」フォルダを作成します。

  2. アップグレードを再試行します。

たとえば、eDirectoryをC:\Novell\NDSにインストールし、DIB pathをE:\Novell\Dib\DIBFilesにカスタマイズしている場合、eDirectoryを正常にアップグレードするには、DIBFilesフォルダをC:\Novell\NDSの下に作成する必要があります。アップグレード後、DIBFilesディレクトリは削除できます。

1.9.5 32ビットWindows 2003でeDirectoryのアップグレードに失敗する

管理者にツリースキーマを変更するための十分な権利がないというエラーが発生し、eDirectoryのアップグレードに失敗します。

問題を回避するには、[管理者のログイン]セクションで管理者ユーザを参照し、手動で選択して処理します。

1.9.6 eDirectoryをアップグレードする際のインストラメンテーションアップグレードに関する問題

eDirectoryインストラメンテーションがインストールされているeDirectoryサーバをアップグレードする場合、eDirectoryインストラメンテーションファイルは自動的にはアップグレードされません。このため、eDirectoryインストラメンテーションファイルは手動でアップグレードする必要があります。

注意: eDirectoryインストラメンテーションはIdentity Manager 4.0では自動的にインストールされます。

インストラメンテーションのアップグレードの詳細については、『Novell eDirectory 8.8.6インストールガイド』を参照してください。

1.10 インストール時のeDirectory情報の指定

インストール時にeDirectory情報を指定する際に、無効なサーバオブジェクトコンテナタイプを指定した場合、エラーはすぐに検出されませんが、eDirectoryインストールが-611または-634エラーで失敗します。

有効なサーバオブジェクトコンテナタイプは、次のとおりです。

  • 組織(O)

  • 部門(OU)

  • ドメイン(DC)

1.11 コアDSコンポーネントのインストール

ごくまれにですが、コアDSコンポーネントのインストール時にeDirectoryのインストールに失敗することがあります。その場合、次のようなエラーが表示されます。

eDirectoryのDSコンポーネントを正しくインストールできませんでした。受け取ったエラー:「<エラー>」。詳細についてはDSInstall.logを参照してください。eDirectoryのインストールを終了します。

このエラーが表示された場合は、製品を再インストールするか、製品を削除してから再インストールする必要があります。インストールの一部がすでにシステム内にある場合や、その他の原因で再インストールに失敗する場合は、Novell Support Webサイトで考えられる解決方法を参照してください。

1.12 iManagerプラグインのインストール

  • eDir_88_iMan27_Plugins.npm iManagerプラグインをWebからダウンロードします。

  • iManager 2.7インストールガイド』に記載されている手順に従って、NPMをインストールします。

    注意: iManagerプラグインはWebサイト(download.novell.com)から入手できます。

1.13 アンインストール

NICIのアンインストール後、NICIをサーバから完全に削除するには、\windows\system32\Novell\NICIサブディレクトリ(32ビットNICIの場合)または\windows\SysWOW64\Novell\NICIサブディレクトリ(64ビットNICIの場合)を削除します。これらを削除するには、NICIサブディレクトリの下にあるいくつかのファイルおよびディレクトリの所有権を持っている必要がある場合があります。

警告: NICIサブディレクトリの削除後は、以前にNICIで暗号化されたすべてのデータまたは情報を復元することはできません。

1.14 CRONスケジューラの使用

dsbkスクリプトとCRONスケジューラの環境が異なるため、dsbkスクリプトをスケジュールされたcronジョブとして実行できません。対応策として、dsbkスクリプトは、ndstraceバイナリパスを指定するように手動で編集してから、cronジョブとしてスケジュールするようにします。

2.0 既知の問題

2.1 インストールと設定に関する問題

2.1.1 Syslog appenderが無効の場合、Xdasauditdsのロード中にeDirectoryがコアをダンプする

eDirectoryをインストールして設定してから、xdaspropertiesファイルを設定します。次に示すように、Syslog appenderが有効になっていることを確認します。

log4j.appender.S=org.apache.log4j.net.SyslogAppender

次に示すように、Layout definition for appender Syslog Sを無効にします。

# Layout definition for appender Syslog S. #log4j.appender.S.layout=org.apache.log4j.PatternLayout log4j.appender.S.layout.ConversionPattern=%c : %p%m%n

xdasauditdsをロードしようとすると、eDirectoryはコアのダンプを開始し、プログラムは信号11で停止します。

この問題は、log4cxxが、xdaspropertiesファイルでレイアウトの存在を設定の前に確認しないことが原因で発生します。xdaspropertiesファイルでSyslog appenderが有効になっていると、Layout definition for appender Syslog Sは自動的に有効になっているとみなされます。

2.1.2 iManagerの自動保存に関する問題

XDASロールまたはXDASアカウントページにアクセスすると、他のページに移動する前に、iManagerプロパティページの自動保存機能によりデフォルトのオブジェクトクラスが保存されます。自分の要件に合った適切な設定であることを確かめるには、iManagerを使用して設定を行った後、ncpサーバオブジェクトのxdasconfiguration属性を確認します。

2.1.3 他のNovell製品のインストール時に既存のeDirectoryサービスを停止できないため、インストールに失敗する

WindowsでeDirectory 8.8 SP6にアップグレードする際に、他のNovell製品(ZENWorks、Nsure Audit、NetMail Managerなど)がインストールされている場合は、eDirectory 8.8 SP6のインストールを開始する前に、現在実行されているNDSサーバサービスを手動で停止する必要があります。eDirectoryをインストールした後でこのアプリケーションを再起動します。

2.1.4 Windows Server 2003でユーティリティヘルプファイルを起動できない

セキュリティ上の問題により、Windows Server 2003はサービス内からのコンソールアクセスを制限しています。eDirectoryはWindowsのサービスとして呼び出されるため、コンソールへのアクセスが制限されており、ヘルプダイアログボックスを開くことができません。この現象は、dsrepair、dsmerge、およびdsbrowseなどの操作で発生します。

これらのユーティリティのヘルプファイルを参照するには、ヘルプファイルが配置されているディレクトリでこれらのファイルを直接ダブルクリックします。たとえば、日本語のヘルプファイルはC:/Novell/NDS/NLS/Nihongoにあります。

2.1.5 セカンダリサーバのインストール時にログインに失敗する

セカンダリサーバのインストール時にログインに失敗する場合は、[Administrator Login Name(管理者ログイン名)]ダイアログボックスの横にある[参照]ボタンをクリックします。この後、エラーメッセージと、IPアドレスの入力を求めるダイアログボックスが表示される場合があります。その場合は、ツリー内の任意のサーバ(サーバが追加されているパーティションのマスタサーバを推奨します)のIPアドレスを入力します。サーバが524以外のポート番号を使用して実行されている場合は、ポート番号も入力します(例: 1.2.3.4:1524)。これでサーバへの接続が完了し、ツリー名が表示され、ログイン名とパスワードの入力を求めるダイアログボックスが表示されます。ダイアログボックスの手順にしたがって、インストールを続行します。プライマリとセカンダリサーバの時刻が同期されていることを確認します。

2.1.6 アップグレード後の複製に関する問題

eDirectory 8.7.3.xをeDirectory 8.8 SP6にアップグレードして暗号化複製を有効にしている場合、ごくまれに複製に失敗することがあります。

この問題を回避するには次の手順に従ってください。

  1. Novell iManagerで[オブジェクトの変更]を選択し、次にNCPサーバオブジェクトを選択します。

  2. [全般]タブで[その他]を選択します。

  3. NCPKeyMaterialNameを[値がない属性]から、SSL CertificateDNSなどの証明書の名前が付いた[値がある属性]に追加します。

  4. 手順3で属性を変更したサーバでLimberを実行します。

2.1.7 Novell SSLサービスの起動エラー

eDirectory 8.8 SP6のインストールの完了後、iMonitorにログインするか、NDSCONSを使用してsas.dlmサービスを開始すると、-5984エラーが表示される場合があります。

この問題は、Client32がインストールされていないシステムで発生します。この問題を解決するには、パス環境変数に\novell\nds\smsを追加します。

2.1.8 ASCII以外の文字を含むパスからのeDirectoryのインストールに失敗する

2バイト文字または拡張ASCII文字が含まれるパスからインストールファイルを実行すると、eDirectoryのインストールに失敗します。

2.1.9 rt.jarファイルが存在しないため、Windows 2003でのeDirectoryのインストールに失敗する

インストーラが、rt.jarファイルをロードするための正しいパスを検出できません。このエラーは、eDirectoryのインストールフォルダのディレクトリパスが比較的短かい場合は発生しません。たとえば、ディレクトリパスの長さが115文字を超えると、eDirectoryインストールは失敗する可能性があります。

2.1.10 リモートデスクトップ接続を通じたeDirectoryのインストールまたはアップグレードに失敗する

リモートデスクトップ接続を使用してインストールを実行すると、そのインストールは失敗し、エラーメッセージが表示されます。リモートデスクトップ接続は実際の物理的なアクセスよりも速度が遅いため、インストールプロセスがローカル参照の取得に失敗し、インストールも失敗します。

この問題を回避するには、実際にサーバを物理的に接続してeDirectoryをインストールするか、VNC接続を使用してeDirectoryをインストールします。

2.2 ldif2dibの制限

2.2.1 簡易パスワードLDIF

Windowsでは、簡易パスワードを持つLDIFをアップロードするときに、SystemフォルダおよびAdministratorフォルダに格納されているNICIキーが同期されていない場合、ldif2dibが失敗することがあります。

この問題を回避するには、次の手順でnici/systemフォルダ内のキーにアクセスします。

  1. C:\Windows\system32\novell\nici\フォルダに移動します(32ビットNICIの場合)。

    または

    C:\Windows\SysWOW64\novell\nici\フォルダに移動します(64ビットNICIの場合)。

  2. Administratorフォルダ内のファイルをバックアップします。

  3. Systemフォルダの[プロパティ]ウィンドウにある[セキュリティ]タブに移動します。

  4. [詳細設定]を選択し、[所有者]タブに移動します。

  5. Administratorを選択します。

  6. [セキュリティ]タブに戻り、Administratorを一覧に追加します。

  7. 手順36を繰り返し、Systemフォルダにあるすべてのファイルに対して読み取りアクセスを許可します。

  8. Administratorフォルダ内のファイルをSystemフォルダ内のファイルで上書きします。

  9. アップロードした後に、バックアップファイルをAdministratorフォルダにコピーします。

  10. Systemフォルダおよびフォルダ内のファイルへのAdministratorのアクセス権を変更します。

2.2.2 スキーマ

LDIFファイルには、エントリが属するすべてのオブジェクトクラスを記述する必要があります。また、クラスの継承によってエントリが属することになるクラスも記述する必要があります。たとえば、inetOrgPersonタイプのエントリの構文はLDIFファイルでは次のようになります。

  • objectclass: inetorgperson

  • objectclass: organizationalPerson

  • objectclass: person

  • objectclass: top

2.2.3 ACLテンプレート

ldif2dibユーティリティを使用してバルクロード処理を行ったオブジェクトは、オブジェクトのオブジェクトクラス用のACLテンプレートで指定されたACLと一緒には追加されません。

2.2.4 シグナルハンドラ

sキーまたはSキーを押すと、オフラインのバルクロード処理を一時的に停止することができます。バルクロード処理を停止する際はエスケープキー(Esc)を使用することができます。

2.3 暗号化された複製に関する問題

2.3.1 iManagerを使用した暗号化複製の設定

レプリカリング内のいずれかのサーバが停止している場合は、iManagerを使用して暗号化複製を設定することはできません。

2.3.2 暗号化複製が有効になっているツリーのマージに失敗する

暗号化複製が有効になっている場合、ツリーのマージに失敗します。マージを行う前に、各ツリーでセキュリティ保護された複製を無効にします。

2.4 クローンDIBに関する問題

2.4.1 オフラインのバルクロード処理の直後にクローンDIBに失敗する

オフラインのバルクロード処理の直後にサーバのクローンを作成する場合、バルクロード処理がインデックスの無効化オプション付きで行われていると、クローン作成に失敗することがあります。

ただしこの問題は、バルクロード処理の完了後数時間以内にdibcloneを実行した場合は発生しません。

2.4.2 暗号化複製機能を有効にしたクローン作成における問題

ソースサーバで暗号化複製機能を有効にしてクローンを作成する際に、クローン作成されたサーバを一時的に除外するようにERポリシーを変更します。この設定は、クローン作成されたサーバの設定が完了した後で変更できます。

2.5 WindowsでのNLDAPの再起動

Windowsでは、NLDAPを停止した後に、サーバを再起動してNLDAPをロードする必要があります。

2.6 NMASサポートが含まれているNovell ClientへのiManagerの依存

iManagerでは、iManagerがインストールされているWindowsシステムにNMASサポートをインストールする必要があります。Novell Clientでは必要ありません。Novell Clientを使用する場合は、iManagerでNMASサポートが含まれているバージョンが必要になります。

2.7 iMonitorに関する問題

2.7.12バイト文字を含むオブジェクトをiMonitorで参照

iMonitorを使用してeDirectoryツリー内のオブジェクトを参照する際、名前に2バイト文字が含まれているオブジェクトについては、オブジェクトプロパティへのハイパーリンクが正しく設定されないことがあります。

2.7.2 単一のサーバツリーでのエージェントヘルスチェック

iMonitorのエージェントヘルスチェック機能を単一のサーバツリーで実行すると、破損しやすいデータのステータスが原因で、[結果]カラムに[警告]アイコンが表示されます。これは、ツリーが正常でないということでも、エージェントヘルスチェックが設計どおりに機能していないということでもありません。破損しやすいデータとは、現在のところ少なくとも1つのレプリカにも同期されていないデータです。単一のサーバツリーは、その性質上、別の場所にデータのレプリカを作成していないため、このようなデータには常に重大な障害が発生する危険性があります。ハードディスクに障害が発生した場合、データを失うことになります。

単一のサーバツリーの破損しやすいデータまたは読み込み可能なレプリカ数に関するヘルスチェック警告を表示させたくない場合は、ndsimonhealth.iniファイルを編集することにより、これらのヘルスチェックを無効にすることができます。ヘルスチェックを無効にするには、次のエントリを変更します。

perishable_data-active: OFF

および

ring_readable-Min_Marginal: 1またはring_readable-active: OFF

この設定により、読み込み可能なレプリカ数および破損しやすいデータに関する警告が無効になります。

2.7.3 iMonitorレポートで1時間ごとのレコードが保存されない

iMonitorのカスタムレポート機能は、カスタムレポートを作成するときに、ユーザが指定したURLを保存対象のレポート(保存されるHTMLファイル)に挿入するように設計されています。このため、保存された実行済みのカスタムレポートを開くと、カスタムレポートが実行された時点でURLによって取得されたデータではなく、アクティブな(現在の)データが表示されます。この問題はiMonitorの今後のリリースで解決される予定です。

2.7.4 Internet Explorer 6.0.3790.0で[トレース]ボタンを有効にする

iMonitorの多くのボタン([オン]/[オフ]、[すべて選択]、[すべてクリア]、[更新]ボタンなど)が表示されるかどうかは、JavaScriptが有効になっているかどうかで決定します。Internet Explorer 6.0.3790.0では、デフォルトでJavaScriptが無効になっています。

Internet Explorer 6.0.3790.0のJavaScriptを有効にするには、次の手順を実行します。

  1. [ツール]、[インターネットオプション]の順にクリックし、[セキュリティ]タブをクリックします。

  2. [インターネット]アイコンを選択し、[レベルのカスタマイズ]をクリックします。

  3. [スクリプト]セクションまで下にスクロールし、[アクティブスクリプト]の[有効にする]をオンにします。

  4. [OK]を2回クリックします。

2.8 DHostに関する問題

2.8.1 Windows 2003ターミナルサービスを使用したDHostの実行

Windowsターミナルサーバでdsbrowse.dlmdsrepair.dlmなどのeDirectoryユーティリティを実行すると、これらのユーティリティは、ターミナルサービスウィンドウではなくメインデスクトップで開きます。セキュリティ上の理由により、Win32ではターミナル画面にサービスのウィンドウを表示することができないため、メインデスクトップに表示されます。

2.8.2 管理者ログオフ時のDHostのクラッシュ

修復ウィンドウを開いたままで管理者がログオフすると、DHostがクラッシュします。修復ユーティリティの実行時には、Windowsセッションからログオフする前にすべての修復ウィンドウを閉じる必要があります。

2.8.3 eDirectoryのシャットダウン時にDHostが不規則にクラッシュする

他のNovell製品(Identity Managerなど)をアップグレードまたはインストールしているとき、eDirectoryのシャットダウン中にDHostが不規則にクラッシュし、次のエラーが発生します。

Memory could not be written.

ただし、データの損失はありません。

2.9 LDAP経由のSecretStore

Novell SecretStore機能は、LDAP経由では動作しません。この問題を解決するには、iManagerを通じてLDAPを更新する必要があります。

2.10 SNMPに関する問題

2.10.1 eDir.mib

Windows上のeDirectory MIBファイル (<eDirectoryインストールルートディレクトリ>\snmp\edir.mib)は、HP-OpenViewの一部のエラーおよび警告をコンパイルします。これらのエラーは無視することができます。

2.10.2 SNMP環境設定ファイル

LDAPがクリアテキストモードで実行されるように設定されていない場合は、eDirectory SNMPサブエージェントを起動する前に、SNMP環境設定ファイル(SSLKEY C:\Novell\nds\trust.derなど)でルート認証局証明書ファイルの名前を指定する必要があります。

ndssnmp.cfgは、Windows上のC:\novell\nds\snmpにあります。

2.10.3 新しいツリーをインストールした後のSNMPの使用

eDirectory 8.8 SP6を初めてインストールする(新しいツリーを作成する)際に、サーバにインストールされているWindows SNMPサービスに依存するサービスが1つ以上ある場合、eDirectoryはSNMPサービスをシャットダウンできません。このような場合は、eDirectoryをインストールした後にSNMPを使用することができません。

次の手順に従って、SNMPサービスを再起動してください。

  1. [スタート]>[設定]>[コントロールパネル]>[管理ツール]>[サービス]の順にクリックします。

  2. 名前の一覧でSNMPサービスを右クリックし、[停止]をクリックします。

  3. [Yes to All]をクリックします

  4. 名前の一覧でSNMPサービスを右クリックし、[開始]をクリックします。

2.10.4 WindowsサーバでのSNMPオブジェクト作成エラー

Windows対応プラットフォームのサーバにeDirectoryをインストールしている際に、SNMPグループオブジェクトの作成エラーが発生した場合は、SNMPグループオブジェクトを手動で作成する必要があります。SNMPオブジェクトを手動で作成する手順については、『Novell eDirectory 8.8管理ガイド』の「Novell eDirectoryのSNMPサポート」セクションを参照してください。

2.10.5 eDirectoryのアンインストール時にSNMPをアンインストールする方法

Windows SNMPサービスがサーバにインストールされ、SNMPサービスに依存するサービスが1つ以上ある場合、eDirectoryのアンインストールによってC:\novell\ndsディレクトリ内のSNMPファイルがすべて削除されるわけではありません。ただし、SNMPレジストリエントリの削除や、Novell SNMPエージェントがDSおよびSNMPサービスによって行う設定解除プロセスなど、その他のアンインストールプロセスは正常に完了します。

アンインストールを完了するには、次の手順を実行します。

  1. [スタート]>[設定]>[コントロールパネル]>[管理ツール]>[サービス]の順にクリックします。

  2. 名前の一覧でSNMPサービスを右クリックし、[停止]をクリックします。

  3. [Yes to All]をクリックします

  4. 名前の一覧でSNMPサービスを右クリックし、[開始]をクリックします。

  5. C:\novell\ndsディレクトリに残っているSNMPファイルを手動で削除します。

2.11 Windows Server 2008でのeDirectory GUIの操作に関する問題

Windows Server 2008でeDirectory GUI(C:\novell\NDS\NDSCons.exe)からユーティリティを実行すると、対話式のダイアログボックスが表示されます。

実行したユーティリティを使用して起動および続行するには、対話式のダイアログボックスで[Show me the message (メッセージの表示)]オプションをクリックします。

注意: Novell eDirectoryモジュール用のディレクトリエージェント(ds.dlm)を構成する場合は、ds.dlmのダイアログボックスを終了して、Novell eDirectoryサービスの使用を続行してください。

2.12 eDirectory Service Managerに関する問題

Novell iManagerでeDirectory Service Managerを使用してeDirectoryを停止すると、Service Managerを通じてeDirectoryを再起動することはできません。eDirectoryサーバでNovell eDirectoryサービスユーティリティ(C:\novell\NDS\NDSCons.exe)を使用して、eDirectoryを再起動します。

2.13 Netscapeスキーマ属性

Netscape関連の属性は、eDirectory 8.8 SP6のLDAPでインストールされるデフォルトのスキーマから削除されました。これらの属性を使用する必要がある場合は、eDirectory 8.8より前にインストールされたツリーに存在する属性を使用します。または、Novell Import Conversion Exportユーティリティを使用して、schemaディレクトリ内のnetscape-mappings.ldifファイルを実行することにより、これらの属性を新しいツリーに追加することができます。

2.14 移動したオブジェクトの削除

2台以上のサーバが含まれるツリーでは、移動したオブジェクトの削除に失敗する場合があります(エラー: 637)。

2.15 eMBoxで2バイト文字が処理されない

eMBoxでは、eMBoxクライアントおよびiManagerを使用してロールフォワードディレクトリを設定するときに2バイト文字が処理されません。処理するには、DSBKを使用します。

2.16 ダイナミックグループの移動に関する問題

「dynamicgroup」というオブジェクトクラス属性を持つダイナミックグループオブジェクトを他のコンテナに移動すると、ダイナミックグループが機能しなくなります。移動後、ダイナミックメンバーにクエリおよび検索を実行しても機能しません。

2.17 ndsrepairの実行に関する問題

eDirectory 8.7.3.xサーバからのアップグレード後に標準ndsrepairを実行すると、[エントリの先祖IDリストが無効です]というエラーメッセージが表示されます。

先祖IDアップグレードは、DIBのアップグレード後、バックグラウンドプロセスの一環として行われるため、このエラーは無視することができます。

2.18 eMBoxでのネットワークアドレスの修復に関する問題

eMBoxでネットワークアドレスを修復しているとき、eMBoxが修復用の最近の修正で更新されていないと、次のエラーが発生します。

エラー: このサーバのネットアドレスが見つかりませんでした。エラー: 11004

エラー: 接続できませんでした。エラー: 11004

2.19 環境設定ファイルの場所

eDirectoryはデフォルト以外の場所にインストールできますが、xdasconfig.propertiesファイルの場所は現在c:\に設定されています。したがって、この環境設定ファイルは、c:\novell\ndsディレクトリからc:\ドライブに移動する必要があります。

2.20 XDASのLDAPイベントがサポートされていない

XDASのLDAPイベントはWindows 32ビットではサポートされていません。したがって、Windows 32ビットではXDASイベントを登録しないでください。

3.0 マニュアル

3.1 eDirectoryのマニュアルの参照

Novell eDirectory 8.8 SP6には、次のマニュアルがあります。

  • Novell eDirectory 8.8新機能ガイド

  • Novell eDirectory 8.8インストールガイド

  • Novell eDirectory 8.8管理ガイド

  • Novell eDirectory 8.8トラブルシューティングガイド

これらのマニュアルは、Novell eDirectory 8.8オンラインマニュアルWebサイトから入手できます。

3.2 Readme情報

このreadmeの最新バージョンは、Novell eDirectory 8.8オンラインマニュアルWebサイトから入手できます。

3.3 補足マニュアル

3.3.1 iManager

iManager 2.7に関する情報については、iManager 2.7オンラインマニュアルを参照してください。

3.3.3 NMAS 3.3.2

NMASに関する情報については、NMASオンラインマニュアルを参照してください。

3.3.4 Certificate Server 3.3.3

Certificate Serverに関する情報については、Certificate Serverオンラインマニュアルを参照してください。

3.3.4 NICI 2.7.6

NICIに関する情報については、NICIオンラインマニュアルを参照してください。