Novell eDirectory 8.8 for Windows

2005年10月14日
1.0 インストール
1.1 前提条件
1.2 ツリー内のすべてのサーバに適切なバージョンのDSRepairを配布する方法
1.3 ビデオカードおよびドライバの設定
1.4 SNMPインストールに関する注意
1.5 IPX環境設定-ネットワーク設定
1.6 インストール前の手動によるスキーマ拡張
1.7 JazまたはZipドライブを備えたWindowsサーバへのeDirectoryのインストール
1.8 Novell Clientを含むWindows 2000サーバへのeDirectoryのインストール
1.9 eDirectory 8.8へのアップグレード
1.10 インストール時のeDirectory情報の指定
1.11 コアDSコンポーネントのインストール
1.12 アンインストール
2.0 既知の問題
2.1 インストールと設定に関する問題
2.2 ヘルスチェックに関する問題
2.3 暗号化属性と暗号化複製に関する問題
2.4 SASL GSSAPIに関する問題
2.5 iManagerに関する問題
2.6 iMonitorに関する問題
2.7 Windows 2000ターミナルサービスを使用したDHostの実行
2.8 LDAP経由のSecretStore
2.9 SNMPに関する問題
2.10 eDirectory Service Managerに関する問題
2.11 暗号化されたオブジェクトと暗号化属性へのアクセス
2.12 eDirectoryログファイルのサイズの拡大
2.13 Netscapeスキーマ属性
2.14 SNMPに関する問題
2.15 セキュリティコンテナでのバックリンカの問題
3.0 マニュアル
3.1 eDirectoryのマニュアルの参照
3.2 補足マニュアルとReadmeに関する情報
4.0 保証と著作権


1.0 インストール


1.1 前提条件

  • 次のいずれかが必要です。
    • Windows* 2000 Server (Service Pack 4以降)
    • Windows 2000 Advanced Server (Service Pack 4以降)
    • Windows Server 2003 (最新のService Pack)

    重要:   Windows XPはNovell® eDirectoryTM 8.8のプラットフォームとしてサポートされていません。


1.2 ツリー内のすべてのサーバに適切なバージョンのDSRepairを配布する方法

eDirectory 8.8のインストールに備えて既存のツリーを準備する方法については、『Novell eDirectory 8.8インストールガイド』の「Windows用のeDirectoryスキーマの更新」を参照してください。


1.3 ビデオカードおよびドライバの設定

eDirectoryおよびNovell iManagerのインストールでは、Java* 1.4が使用されます。このため、インストールを正しく実行するには、ビデオカードおよびドライバで画面の色が最低でも8ビット(256色)に設定されている必要があります。また、NetWare®の場合、ビデオカードがVESA準拠である必要があります。

一部のビデオカードやドライバのバージョンでは、インストール画面の表示に異常が発生する場合があります。たとえば、画面がパステルカラーの配色になったり、斑点状に表示されたりするため、実際の設定よりも非常に低い解像度に見える場合があります。インストール画面がまったく表示されない場合もあります。このような場合は、インストールが停止または中止されたように見えます。インストール画面が正常に表示されない場合は、ビデオカードドライバの最新バージョンをダウンロードします。最新バージョンを適用しない場合、インストールが正常に完了しない可能性があります。

一部のビデオカードでは、256色に設定されている場合、install.exeとlaunch.exeが実行されている(Windowsタスクマネージャに表示されている)場合でも、インストールのSNMP部分が表示された後で、インストール画面が消失したように見えることがあります。このような場合には、タスクマネージャを使用してlaunch.exeプロセスを終了し、画面を256色以上に設定してから、インストールを実行し直します。これにより、既存のインストールの上からアップグレードインストールが実行され、アップグレードは正常に完了します。


1.4 SNMPインストールに関する注意

Windows 2000または2003サーバにeDirectory 8.8をインストールする前に、ネイティブマスタエージェントがインストールされていることを確認してください。

Windows SNMPサービスがシステムにインストールされ実行されている場合、eDirectoryインストールでは、Novell SNMPサブエージェントをインストールする間、Windows SNMPサービスを一時的にシャットダウンします。Novell SNMPサブエージェントがインストールされると、Windows SNMPサービスは再起動されます。


1.5 IPX環境設定-ネットワーク設定

IPXTM環境設定で内部ネットワーク番号が0に設定されている場合、コンピュータに複数のNICがあると、eDirectory 8.8のインストールに失敗することがあります(IPX環境設定はWindowsのコントロールパネルのネットワーク設定で確認します)。eDirectoryインストールを正常に完了し、インストール後にeDirectoryを正しく実行するためには、内部ネットワーク番号を0以外の値に設定する必要があります。

IPXをアンインストールする場合は、一部またはすべてのアダプタで無効にするだけでなく、IPXを完全にプロトコルとしてアンインストールする必要があります。

IPXを使用する場合は、正しく設定する必要があります。つまり、複数のアダプタ(LANまたはWAN)で、有効なIPX内部ネットワーク番号を設定する必要があります。

eDirectoryの実行中は、各アダプタのプロトコルをインストール、削除、有効化、または無効化することはできません。


1.6 インストール前の手動によるスキーマ拡張

場合によっては、スキーマ拡張の同期が遅れ、1つ目の新規eDirectory 8.8サーバがインストールされているツリーの下位レベルに同期されないために、機能の一部が完全にインストールされないことがあります。

この問題を回避するには、eDirectory 8.8をインストールする前に、eDirectory 8.8 CDの\nt\I386\NDSonNT\ndsnt\ndsディレクトリに格納されているeDirectory 8.8スキーマファイルを使用して、ツリー内のスキーマを手動で拡張します。

スキーマ拡張の詳細については、『Novell eDirectory 8.8管理ガイド』を参照してください。


1.7 JazまたはZipドライブを備えたWindowsサーバへのeDirectoryのインストール

Jaz*またはZip*ドライブを備えたWindowsサーバにeDirectoryをインストールすると、次のエラーが表示される可能性があります。

「There is no disk in the drive.Please insert a disk into <drive_name>. (ドライブにディスクがありません。<drive_name>にディスクを挿入してください。)」

この問題を解決するには、次のいずれかの操作を実行します。

  • [続行]を数回クリックする。
  • JazまたはZipカートリッジを挿入し、[続行]をクリックする。
  • JazまたはZipカートリッジをドライブに挿入した状態で、インストールを開始する。


1.8 Novell Clientを含むWindows 2000サーバへのeDirectoryのインストール

Novell ClientTMがすでに含まれているWindows 2000にeDirectory 8.8をインストールする場合、eDirectoryによってSLPサービスがインストールされますが、このSLPサービスは手動モードに設定されるため、サーバの起動時に実行されません。この場合、eDirectoryはSLPサービスをNovell Clientから使用します。

Novell Clientが削除され、eDirectoryで使用するSLPサービスがなくなった場合は、SLPサービスを手動で起動するか、SLPサービスがサーバの起動時に自動的に開始するように変更する必要があります。


1.9 eDirectory 8.8へのアップグレード

eDirectory 8.5.xまたは8.6.xをお持ちの場合は、最初にeDirectory 8.7.xにアップグレードし、次にeDirectory 8.8にアップグレードする必要があります。


1.10 インストール時のeDirectory情報の指定

インストール時にeDirectory情報を指定する際に、無効なサーバオブジェクトコンテナタイプを指定した場合、エラーはすぐに検出されませんが、eDirectoryインストールが-611または-634エラーで失敗します。

有効なサーバオブジェクトコンテナタイプは、次のとおりです。

  • 組織(O)
  • 部門(OU)
  • ドメイン(DC)


1.11 コアDSコンポーネントのインストール

ごくまれにですが、eDirectoryインストールが、コアDSコンポーネントのインストール時に失敗することがあります。その場合、次のようなエラーが表示されます。

「eDirectorのDSコンポーネントを正しくインストールできませんでした。受け取ったエラー:「<some error>」詳細についてはDSInstall.logを参照してください。eDirectorのインストールを終了します。」

このエラーが表示された場合は、製品を再インストールするか、製品を削除してから再インストールする必要があります。インストールの一部がすでにシステム内にある場合や、その他の原因で再インストールに失敗する場合は、Novell Support Webサイトで考えられる解決方法を参照してください。


1.12 アンインストール


1.12.1 NICIのアンインストール

NICIのアンインストール後に、NICIをシステムから完全に削除する場合は、\windows\system32\Novell\NICIサブディレクトリを削除します。これらを削除するには、NICIサブディレクトリの下にあるいくつかのファイルおよびディレクトリの所有権を持っている必要がある場合があります。

警告:  NICIサブディレクトリの削除後は、以前にNICIで暗号化されたすべてのデータまたは情報は復元できません。


1.12.2 eDirectoryのアンインストール時のSNMPエラー

アンインストール時にSNMPを削除する際にエラーが発生した場合は、次の操作を行うことによりSNMPを手動で削除できます。

  1. rundll32.exeがWindowsシステムディレクトリ内に存在していることを確認します。
  2. 作業ディレクトリをドライブ:\Program Files\Common Files\Novell\ni\binに変更します。
  3. 次のコマンドを入力して、SNMPを手動で削除します。

    rundll32 snmpinst, snmpinst -c deleteobj -a ユーザDN -p パスワード -h ホスト名またはIPアドレス


2.0 既知の問題


2.1 インストールと設定に関する問題


2.1.1 他のNovell製品のインストール時に既存のeDirectoryサービスを停止できないため、インストールが失敗する

WindowsでeDirectory 8.8にアップグレードする際に、他のNovell製品(ZENWorks®、NsureTM Audit、NetMail® Managerなど)がインストールされている場合は、eDirectory 8.8のインストールを開始する前に、現在実行されているNDS®サーバサービスを手動で停止する必要があります。eDirectoryのインストール後に、アプリケーションを再起動します。


2.1.2 ファイルの不足によりW32 SMDRがロードされない

インストールしたeDirectory 8.8システムで次のファイルが不足しているため、W32 SMDRサービスを開始できません。

  • CALWIN32.DLL
  • CLNWIN32.DLL
  • NCPWIN32.DLL
  • NETWIN32.DLL

これらのファイルは、eDirectory 8.8インストールではインストールされません。これらのファイルは、Novell Clientがインストールされる場合にのみインストールされます。

この問題に対処するには、Novell Clientをインストールします。


2.1.3 エラーメッセージにログファイル名が表示されない

WindowsでeDirectory 8.8をインストールする場合は、エラーログファイル名がエラーメッセージに表示されず、代わりに{0}が表示されます。


2.1.4 正常にインストールが行われた後で致命的エラーが表示される

インストールの終了時に、次のエラーメッセージが表示されます。「core DS component of eDirectory cannot load components.Try to reinstall the product. (eDirectoryのコアDSコンポーネントがコンポーネントをロードできません。製品のインストールをもう一度実行してください。)」 この後に、「eDirectoryのインストールが異常終了しました。」という致命的エラーメッセージが表示されます。

ただし、eDirectoryが正常にインストールされている場合は、このメッセージを無視してください。正常にインストールされたかどうかを確認するには、タスクマネージャを起動し、eDirectory (dhost.exe)が実行中であることを確認します。


2.1.5 時刻が同期されていない場合のレプリカの追加

プライマリサーバとセカンダリサーバの間で時刻が同期されていない場合でも、レプリカは追加されます。


2.1.6 アップグレード後の複製に関する問題

eDirectory 8.7.3をeDirectory 8.8にアップグレードし、暗号化複製を有効にしている場合は、複製に失敗します。

この問題に対処するには、次の手順を実行します。

  1. Novell iManagerで[オブジェクトの変更]を選択し、次にNCPサーバオブジェクトを選択します。

  2. [全般]タブで[その他]を選択します。

  3. NCPKeyMaterialNameを[値がない属性]から、SSL CertificateDNSなどの証明書の名前が付いた[値がある属性]に追加します。

  4. 前の手順で属性を変更したサーバでLimberを実行します。


2.1.7 Novell SSLサービスの起動エラー

eDirectory 8.8インストールを完了した後に、iMonitorにログインするか、NDSCONSを使用してsas.dlmサービスを開始すると、-5984エラーが発生する場合があります。

この問題は、Client32がインストールされていないシステムで発生します。この問題を解決するには、パス環境変数に\novell\nds\smsを追加します。


2.2 ヘルスチェックに関する問題


2.2.1 ヘルスチェックレポートのeMBoxステータスエラー

eDirectory 8.8へのアップグレード後、dscheckはeMBoxがロードされていてもロードされていないものと表示します。


2.3 暗号化属性と暗号化複製に関する問題


2.3.1 iManagerを使用した暗号化複製の設定

レプリカリング内のいずれかのサーバが停止している場合は、iManagerを使用して暗号化複製を設定することはできません。


2.3.2 iManagerを使用した暗号化属性の表示または変更

オブジェクトの属性が暗号化されている場合、iManager 2.5では、オブジェクトを表示することも変更することもできません。

この問題を回避するには、セキュリティ保護されたチャネルを通じて暗号化属性を表示または変更する必要があります。これには、次の2つの方法があります。

  • LDAP: LDAP要求は、セキュリティ保護されたチャネルを介して送信する必要があります。そのため、サーバのルート認証局証明書を使用する必要があります。
  • ICE: LDIFスクリプトを使用してオブジェクトを変更することができます。この場合、ICEはセキュリティ保護されたチャネルを経由させる必要があります。

または、暗号化属性を表示または変更できるように、EAポリシーのrequireSecure属性を無効にすることにより、[セキュアチャンネルが必要です]オプションを無効にできます。これにより、クリアテキストチャネルから、クライアントがオブジェクトと暗号化属性にアクセスできるようになります。これで、iManagerがオブジェクトにアクセスできるようになります。


2.3.3 暗号化複製が有効になっているツリーのマージの失敗

暗号化複製が有効になっている場合は、ツリーのマージに失敗します。マージを行う前に、各ツリーでセキュリティ保護された複製を無効にします。


2.4 SASL GSSAPIに関する問題


2.4.1 複数のユーザオブジェクトを持つGSSAPI

複数のユーザオブジェクトが同じKerberosプリンシパル名に関連付けられている場合、ユーザまたはクライアントはバインドDNを指定する必要があります。


2.4.2 認証ID

RFC2222は、ユーザおよびクライアントによって送信される認証IDのサポートを言及しています。これは、SASL GSSAPIメソッドではサポートされていません。


2.4.3 エラーメッセージが表示されない

他のプラットフォームとは異なり、Windowsではエラーメッセージが表示されません。


2.5 iManagerに関する問題


2.5.1 NMASサポートが含まれているNovell ClientへのiManagerの依存

iManagerでは、iManagerがインストールされているWindowsシステムにNovell Clientを必要としない場合でも、NMASTMサポートがインストールされている必要があります。Novell Clientを使用する場合は、iManagerでNMASサポートが含まれているバージョンが必要になります。


2.5.2 Quick Createを使用した新しいLDAPグループの作成後、LDAP操作が失敗する

Quick Createは、ユーザが後で変更できるダミー属性を持つLDAPグループオブジェクトのみを作成します。Quick Createでは、バージョン9ではなくバージョン1によってLDAPグループオブジェクトが作成されます。そのため、すべてのLDAP操作は失敗します。これは、バージョンに互換性がないことによってどのLDAPサーバとも関連付けることができないためです。

この問題を回避するには、Quick Createを使用してLDAPを作成した後、LDAPグループオブジェクトバージョン番号を9に変更します。


2.6 iMonitorに関する問題


2.6.1 iMonitorを使用しての2バイト文字を含むオブジェクトの参照

iMonitorを使用してeDirectoryツリー内のオブジェクトを参照する際、名前に2バイト文字が含まれているオブジェクトについては、正しいオブジェクトプロパティへのハイパーリンクが付加されないことがあります。この問題は、iMonitorの今後のリリースで解決される予定です。


2.6.2 単一サーバツリーにおけるエージェントヘルスチェック

iMonitorのエージェントヘルスチェック機能を単一のサーバツリーで実行すると、破損しやすいデータステータスが原因で、[結果]カラムに[警告]アイコンが表示されます。これは、ツリーが正常でないということでも、エージェントヘルスチェックが設計どおりに機能していないということでもありません。破損しやすいデータとは、まだ1つのレプリカにも同期されていないデータの量を示します。単一のサーバツリーは、その性質上、別の場所にデータのレプリカを作成していないため、このようなデータには常に重大な障害が発生する危険性があります。ハードディスクに障害が発生した場合、データを失うことになります。

単一サーバツリーの破損しやすいデータまたは読み込み可能なレプリカ数に関するヘルスチェック警告を表示させたくない場合は、これらのヘルスチェックを無効にすることができます。ヘルスチェックを無効にするには、次のエントリを変更します。

perishable_data-active: OFF

および

ring_readable-Min_Marginal: 1
または
ring_readable-active: OFF

この操作により、読み込み可能なレプリカ数および破損しやすいデータに関する警告が無効になります。


2.6.3 iMonitorレポートで1時間ごとのレコードが保存されない

iMonitorのカスタムレポート機能は、カスタムレポートを作成するときに、ユーザが指定したURLを保存対象のレポート(保存されるHTMLファイル)に挿入するように設計されています。このため、保存された実行済みのカスタムレポートを開くと、カスタムレポートが実行された時点でURLによって取得されたデータではなく、アクティブな(現在の)データが表示されます。この問題は、iMonitorの今後のリリースで解決される予定です。


2.6.4 Internet Explorer 6.0.3790.0の[トレース]ボタンを有効にする

トレースの[オン]/[オフ]、[すべて選択]、[すべてクリア]、および[更新]ボタンなどのiMonitorで表示されるボタンは、JavaScript*が有効かどうかに依存します。Internet Explorer 6.0.3790.0では、デフォルトでJavaScriptが無効になっています。

Internet Explorer 6.0.3790.0のJavaScriptを有効にするには、次の手順を実行します。

  1. [ツール]、[インターネットオプション]の順にクリックし、[セキュリティ]タブをクリックします。

  2. [インターネット]アイコンを選択し、[レベルのカスタマイズ]をクリックします。

  3. [スクリプト]セクションまで下にスクロールし、[アクティブスクリプト]の[有効にする]をオンにします。

  4. [OK]を2回クリックします。


2.7 Windows 2000ターミナルサービスを使用したDHostの実行

Windowsターミナルサーバでdsbrowse.dlmやdsrepair.dlmなどのeDirectoryユーティリティを実行すると、ターミナルサービスウィンドウではなく、メインデスクトップでユーティリティが開きます。Win32では、セキュリティ上の理由により、サービスがターミナル画面上にウィンドウを表示できないためです。


2.8 LDAP経由のSecretStore

SecretStore機能は、LDAP経由では動作しません。この問題を解決するには、iManagerを通じてLDAPを更新する必要があります。


2.9 SNMPに関する問題


2.9.1 eDir.mib

Windows上のeDirectory MIBファイル (<eDirectoryInstallRootDir>\snmp\edir.mib)は、HP-OpenViewのいくつかのエラーおよび警告をコンパイルします。これらのエラーは無視することができます。


2.9.2 SNMP環境設定ファイル

LDAPがクリアテキストモードで実行するように設定されていない場合は、dssnmpsaを起動する前に、SNMP環境設定ファイル(SSLKEY sys:\etc\trust.derなど)でルート認証局証明書ファイルの名前を指定する必要があります。

ndssnmp.cfgは、Windows上のC:\novell\nds\snmpにあります。


2.9.3 サブエージェントのログイン画面

Windows 2000では、SNMPサブエージェントのログイン画面が表示されるまでに非常に時間がかかる場合があります。


2.9.4 新しいツリーをインストールした後のSNMPの使用

eDirectory 8.8を初めてインストールする(新しいツリーを作成する)際に、Windows SNMPサービスがサーバにインストールされ、SNMPサービスに従属するサービスが1つ以上ある場合、eDirectoryはSNMPサービスをシャットダウンできません。このような場合は、eDirectoryをインストールした後にSNMPを使用できません。

SNMPを使用するには、次の手順を実行してSNMPサービスを再起動します。

  1. [スタート]>[設定]>[コントロールパネル]>[管理ツール]>[サービス]の順にクリックします。

  2. 名前の一覧でSNMPサービスを右クリックし、[停止]をクリックします。

  3. すべてに対して[はい]をクリックします。

  4. 名前の一覧でSNMPサービスを右クリックし、[開始]をクリックします。


2.9.5 Windows 2003サーバでのSNMPオブジェクト作成エラー

Windows 2003サーバにeDirectoryをインストールしている際に、SNMPグループオブジェクトの作成エラーが発生した場合は、SNMPグループオブジェクトを手動で作成する必要があります。SNMPオブジェクトを手動で作成する手順の詳細については、『Novell eDirectory 8.8管理ガイド』の「Novell eDirectoryのSNMPサポート」の章を参照してください。


2.9.6 eDirectoryのアンインストール

Windows SNMPサービスがサーバにインストールされ、SNMPサービスに従属するサービスが1つ以上ある場合、eDirectoryアンインストールによってC:\novell\ndsディレクトリ内のSNMPファイルはすべて削除されません。ただし、SNMPレジストリエントリの削除や、Novell SNMPエージェントがDSおよびSNMPサービスによって行う設定解除プロセスなど、その他のアンインストールプロセスは正常に完了します。

アンインストールを完了するには、次の手順を実行します。

  1. [スタート]>[設定]>[コントロールパネル]>[管理ツール]>[サービス]の順にクリックします。

  2. 名前の一覧でSNMPサービスを右クリックし、[停止]をクリックします。

  3. すべてに対して[はい]をクリックします。

  4. 名前の一覧でSNMPサービスを右クリックし、[開始]をクリックします。

  5. C:\novell\ndsディレクトリで残りのSNMPファイルを手動で削除します。


2.10 eDirectory Service Managerに関する問題

Novell iManagerでeDirectory Service Managerを使用してeDirectoryを停止すると、Service Managerを通じてeDirectoryを再起動することはできません。eDirectoryサーバでNovell eDirectoryサービスユーティリティ(C:\novell\NDS\NDSCons.exe)を使用して、eDirectoryを再起動します。


2.11 暗号化されたオブジェクトと暗号化属性へのアクセス

eDirectoryを8.6以前のバージョンからアップグレードした後に、サーバによってホストされている証明書やKMOオブジェクト、NMAS属性、CA、またはその他の暗号化オブジェクトおよび属性にアクセスできない場合は、NICIが完全に移行されていない可能性があります。この問題は、-1460エラーとしてサービスにより通知される可能性があります。

この問題を解決するには、次の手順を実行します。

  1. eDirectoryをシャットダウンします。

  2. C:\WINNT\system32\Novell\NICI内にあるすべてのフォルダをバックアップした後、これらのフォルダを削除します。

    重要:  サブフォルダのみを削除します。NICIフォルダおよびNICIフォルダ内にあるファイルは削除しないでください。

  3. eDirectoryを再起動します。


2.12 eDirectoryログファイルのサイズの拡大

Novell iManagerを使用して、eDirectoryログファイルの最大サイズを増やすことができます。iManagerで、[eDirectory Maintenance Utilities(eDirectory保守ユーティリティ)]>[ログファイル]の順にクリックし、ログファイル操作を実行するサーバを指定し、サーバへの認証を行い、[ログファイルオプション]をクリックします。次に、最大ファイルサイズを大きな値(数メガバイトなど)に設定します。

ただし、ログファイルのサイズが問題になり、eDirectoryがWindows NT上で応答しなくなる場合があります。この問題を解決するには、次の形式の環境変数を使用して、iManager用のJVM*に割り当てられたヒープサイズの値を大きくします。

TOMCAT_OPTS=-Xmx512m

これにより、JVMヒープサイズがデフォルトの64MBから512MBに増えます。


2.13 Netscapeスキーマ属性

Netscape関連の属性は、eDirectory 8.8以降のLDAPでインストールされるデフォルトのスキーマから削除されました。これらの属性を使用する場合、それらの属性はeDirectory 8.8より前にインストールされたツリー内にあります。または、Novellインポート/エクスポート変換ユーティリティを使用して、eDirectory 8.8 CDに格納されている\nt\I386\NDSonNT\ndsnt\nds\netscape-mappings.ldifファイルを実行することにより、これらの属性を新しいツリーに追加できます。


2.14 NMASに関する問題


2.14.1 メモリ使用量、パフォーマンス、ログインに関する問題

NMASTMメソッドが認証のために使用されると、eDirectoryサーバが追加のメモリを消費し、パフォーマンスが低下します。

このリリースでは、NMASを使用してLDAP接続を認証しないでください。


2.15 セキュリティコンテナでのバックリンカの問題

バックリンカバックグラウンドプロセスは、ローカルキャッシュとセキュリティコンテナオブジェクトとの間でデータを同期します。ただし、バックリンカは、最初の実行時に一部のデータをキャッシュしない場合があります。この問題を解決するには、すべてのセキュリティコンテナ属性がキャッシュされるように、バックリンカを手動でスケジュールする(または、そのまま再び実行させる)必要があります。

バックリンカを実行するときは、セキュリティコンテナのあるサーバが少なくとも1台は稼働していることを確認してください。

注意: デフォルトでは、バックリンカは13時間ごとに実行されます。


3.0 マニュアル


3.1 eDirectoryのマニュアルの参照

Novell eDirectory 8.8には、次のマニュアルがあります。

  • Novell eDirectory 8.8新機能ガイド
  • Novell eDirectory 8.8インストールガイド
  • Novell eDirectory 8.8管理ガイド
  • Novell eDirectory 8.8トラブルシューティングガイド

これらのマニュアルは、Novell eDirectory 8.8オンラインマニュアルWebサイトからも入手できます。


3.2 補足マニュアルとReadmeに関する情報


3.2.1 iManager 2.5

iManagerに関する情報については、iManagerオンラインマニュアルを参照してください。


3.2.2 NMAS 3.0

NMASに関する情報については、NMASオンラインマニュアルを参照してください。


3.2.3 Certificate Server 3.1

Certificate Serverに関する情報については、Certificate Serverオンラインマニュアルを参照してください。


3.2.4 NICI 2.7

NICIに関する情報については、NICIオンラインマニュアルを参照してください。


4.0 保証と著作権

米国Novell, Inc.およびノベル株式会社は、本書の内容または本書を使用した結果について、いかなる保証、表明または約束も行っておりません。また、本書の商品性、および特定の用途への適合性について、いかなる黙示的保証も否認し、排除します。また、本書の内容は予告なく変更されることがあります。

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