Novell eGuide 2.1.2 Readme 2003年12月18日 目次 1.0 Novell eGuide 2.1.2の新機能 2.0 既知の問題 2.1 eGuideでNetMail SMTPに通知を送信できない 2.2 eGuide 2.1.2にアップグレードするときに2つの.jarファイルの削 除が必要 2.3 インストール後にeGuideの初期画面がアップグレードされない 2.4 Virtual OfficeをインストールせずにeGuideをインストールすると ユーザがログインできない 2.5 UNIXプラットフォームへのインストール 2.6 メモリ不足エラー 2.7 検索結果がない 2.8 管理ユーティリティにアクセスできない 2.9 管理ユーティリティで行う変更 2.10 組織チャートの管理 2.11 JVMの互換性 2.12 ページの表示が重なる 2.13 Tomcat 3.2の問題 2.14 eGuideとiManagerの間のURLリクエスト 2.15 Webベースのクライアントパスワード 2.16 写真オプションの移動 2.17 セキュリティで保護された検索または保護されていない検索用に LDAPサーバを設定する 2.18 eGuideのアンインストール 2.19 eGuideで新しい自己管理役割を作成する 2.20 eGuideで役割ベースサービスが動作しない 2.21 NetWare 6からNetWare 6.5/Virtual Officeへのアップグレード 2.22 AIXでSSLを設定する 2.23 JVM 1.4.1があるNetWare 6 SP3にeGuideをインストールする 3.0 保証と著作権 1.0 Novell eGuide 2.1.2の新機能 Novell eGuide 2.1.2には、次の項目が追加されています。 これらの新機能は、eGuide 2.1で初めて使用できるようになりました。 - iManagerを使用して設定する役割ベースサービス(RBS)を使用すると、 ユーザは役割の割り当てに基づいて自分の属性を管理できます。 - モジュール化されたテンプレートによって、開発が容易になりました。 - 任意のカテゴリに対する定義機能、編集機能の改善、印刷が可能など、 組織チャートの機能が強化されました。 - 毎日のeGuideのヒット数を監視できます。 - 属性が変更された場合に電子メールで通知できます。 - 色スキーマ設定ファイルの形式がシリアル化(SER)からXMLに変更され ました。 - DNではなくユーザ名が表示されます。 - 任意のファイルタイプをアップロードでき、ディレクトリ内にリンク を配置できます。 - XSLTプロセッサによるメモリリークの修正など、スケーラビリティが 向上しました。 - 1000人のユーザに関するものなどのような大規模な検索のパフォーマ ンスが向上しました。 2.0 既知の問題 2.1 eGuideでNetMail SMTPに通知を送信できない eGuideでsendtoユーザオプションを正しく機能させるには、eGuide をインストールしたサーバとは別のサーバ上にSMTPサービスがある 必要があります。 2.2 eGuide 2.1.2にアップグレードするときに2つの.jarファイルの削 除が必要 Tomcatを使用していてeGuide 2.1.2にアップグレードする場合、 eguide/web-inf.libディレクトリ内のxerces.jarファイルと xalan.jarファイルを削除する必要があります。Tomcatが動作して いるとこれらのファイルを削除できません。ファイルを削除するに は、Tomcatをシャットダウンしファイルを削除してからTomcatを再 起動します。 2.3 インストール後にeGuideの初期画面がアップグレードされない この問題は、NetWare 6.5 SP1で修正されています。 2.4 Virtual OfficeをインストールせずにeGuideをインストールすると ユーザがログインできない Virtual OfficeをインストールせずにeGuideをインストールすると、 ユーザはeGuideにログインできません。ユーザがログインできるよ うにするには、Virtual Officeをインストールするときに継承され るeGuidePublicUserという権利を割り当てます。 2.5 UNIXプラットフォームへのインストール UNIXプラットフォームにインストールするには、XWindowsのサポート が必要です。 2.6 メモリ不足エラー 「メモリが不足しています」というエラーが発生する場合は、許容 同時セッション数を制限し、別のeGuideサーバにセッションをリダ イレクトするための設定をNovell eGuide設定ファイル(EGUIDE.CFG) に追加してください。詳細については、『Novell eGuide 2.1管理 ガイド』の付録「Eguide.cfgファイル内の設定」を参照してくださ い。 2.7 検索結果がない 「DN」構文を使用して属性を検索する場合、検索フィルタを[Exact (完全一致)]または[等しい]に設定する必要があります。これは LDAPのマッチングルールです。 2.8 管理ユーティリティにアクセスできない eGuide管理者ユーザを削除するなど特定の操作を行うと、eGuideク ライアントからNovell eGuide管理ユーティリティにアクセスでき なくなります。再びアクセスできるようにするには、テキストエ ディタを使用して、次の行を \eguide\web-inf\properties\eguide.propertiesファイルに追加し ます。 eGuideAdminAtStartUp=true その後、次のURLにアクセスします。 http:///eGuide/admin アクセスできるようになったら、eguide.propertiesファイルから eGuideAdminAtStartUpコマンドを削除してください。 2.9 管理ユーティリティで行う変更 管理ユーティリティで行った変更を有効にするには、もう一度ログ インする必要があります。 また、Internet Explorerを使用している場合は、アクセスするた びにページがロードされるようにブラウザを設定する必要もありま す。 これを行うには、Internet Explorerで[ツール]>[インター ネットオプション]の順にクリックし、[全般]タブで[設定]を クリックして、[保存しているページの新しいバージョンの確認] の下にある[ページを表示するごとに確認する]を選択します。 2.10 組織チャートの管理 ORGCHARTPARENTDNテンプレートキーとORCHARTISPARENTテンプレート キーに対して[編集可能]が選択されている場合にこれらのテンプ レートキーを変更できるのは、eGuideユーザ管理者だけです。 iManager 1.5の最終リリースビルドで役割ベースサービスを使用し て、これらの属性を管理するように役割を設定することもできます。 2.11 JVMの互換性 Novell eGuide 2.1.2では、JVM 1.3.1以降が必要です。 2.12 ページの表示が重なる 検索を開始してから終了する前に管理ユーティリティにアクセスす るなど、1番目のアクションが完了する前に2番目のアクションを実 行すると、ブラウザが混乱してページの表示が重なる場合がありま す。この問題は、低速なサーバで顕著です。 2.13 Tomcat 3.2の問題 eGuide 2.1をTomcat 3.2とともに実行しようとすると、SAX Parser 例外が発生します。この問題を解決するには、eGuide/WEB-INF/lib ディレクトリのxerces.jarファイルをtomcat/libディレクトリにコ ピーして、tomcat/libディレクトリからjaxp.jarファイルを削除し ます。Tomcat 3.3にアップグレードすることをお勧めします。 2.14 eGuideとiManagerの間のURLリクエスト iManagerのeGuide Task Builderは、タスク作成プロセス時にeGuide 2.1サーブレットに対するURLリクエストを実行して、カテゴリとカ テゴリ属性のクエリを行います。ただし、現時点では、eGuideタス クウィザードはhttps URLリクエストをサポートしていません。した がって、このリリースでは、このようなURL通信をiManagerとeGuide の間で行うには、保護されていないWebサーバで実行するように eGuideをセットアップする必要があります。 すでにeGuideを保護されているWebサーバ上で実行するように設定 していて、カスタムカテゴリを作成している場合は、保護されてい ないWebサーバにもう1つeGuideをインストールし、同じログイン ディレクトリを参照するようにして、初めにインストールしたeGuide からすべての設定をコピーします。設定をコピーするには、保護さ れているWebサーバにインストールしたeGuideから新しくインストー ルしたeGuideに...WEB-INF\propertiesのファイルをすべてコピーし て、新しくインストールしたeGuideのWebサーバを再起動します。 その後、iManagerのeGuideタスクウィザードの2ページ目で新しい eGuideのURLを手動で入力して、URL通信を初期化します。一度新し いURLを入力すると、手動で変更しない限り、タスクウィザードは 以後のリクエストについてこのURLを保持します。 これらの設定をコピーする必要があるのは、保護されたWebサーバ上 でeGuideを実行するように設定していて、デフォルトのUser以外に 新しいカテゴリを作成した場合だけです。 保護されたWebサーバ上でeGuideを実行しているが、新しいカテゴリ は作成していない場合に必要なのは、保護されていないWebサーバに eGuideを再インストールして、同じログインディレクトリを参照す るように設定することだけです。 2.15 Webベースのクライアントパスワード Webベースでないクライアント(ConsoleOneなど)を使用してパスワー ドを管理している場合は、LDAP規格の英数字を使用してください。 2.16 写真オプションの移動 写真オプションは、WEB-INF\plugins\eGuideディレクトリにある UIHandlers.xmlファイルで扱うようになりました。 2.17 セキュリティで保護された検索または保護されていない検索用に LDAPサーバを設定する eDirectoryのLDAPに関するセキュリティオプションが2つになりま した。1番目のオプションは[クリアテキストパスワードを許可す る]で、eDirectoryの従来のSSLをサポートします。このオプション はデフォルトでは選択されていないので、LDAPへのアクセスには 保護されたパスワードが必要です。eDirectory 8.7で追加された2 番目のオプションはTLS (Transport Layer Security)で、オープン SSLインプリメンテーションをサポートします。TLSの設定には、 [パスワードとの単純バインドにTLSを必要とする]と[すべての 操作にTLSを必要とする]の2種類があります。 [パスワードとの単純バインドにTLSを必要とする]はデフォルト で選択されており、サーバはTLS接続を受け付けるように設定され ている必要があることと、クライアントは接続時にTLSを使用する 必要があることを意味します。このオプションにNovell iManager でアクセスするには、[役割およびタスク]ボタン>[LDAP管理]> [LDAPの概要]>[LDAPグループオブジェクトを表示]の順にク リックして、LDAPグループオブジェクトをダブルクリックしてから、 [情報]をクリックします。 [すべての操作にTLSを必要とする]は、デフォルトでは選択され ていません。このオプションを選択した場合、接続がTLSで保護さ れていないと、すべての操作が強制的に失敗します。このオプショ ンにNovell iManagerでアクセスするには、[役割およびタスク] ボタン>[LDAP管理]>[LDAPの概要]>[LDAPグループオブジェク トを表示]の順にクリックして、LDAPサーバオブジェクトをダブル クリックしてから、[接続]をクリックします。詳細については、 Novell製品のマニュアルWebサイト (http://www.novell.com/documentation)で『Novell eDirectory 8.7.1 Administration Guide (Novell eDirectory 8.7.1管理ガイ ド)』の「Understanding the Secure Sockets Layer Protocol (SSLプロトコルについて)」を参照してください。 2.18 eGuideのアンインストール eGuideをアンインストールするには、eGuideのインストール時に作 成される「eguide」というディレクトリを削除します。このディレ クトリのインストールした場所に対するデフォルト位置は、 「...\webapps\eguide」です。 2.19 eGuideで新しい自己管理役割を作成する iManagerのeGuide役割作成ウィザードを使用してeGuide役割を作成 し、自己管理役割を作成するようにチェックボックスを選択した場 合、チェックボックスの値が保存されません。ウィザードの残りの ページでは、通常のeGuide役割のUIが反映されます。役割は通常の eGuide役割として作成され、自己管理役割にはなりません。 これに対処するには、iManagerに含まれている既存のeGuide自己管 理役割を修正し、異なるコレクションにインストールして、必要に 応じてタスクリストを変更します。 2.20 eGuideで役割ベースサービスが動作しない eGuide 2.1には、rbsCoreLDAP.jarファイルが原因となっている役 割ベースサービスの問題が2つあります(下記参照)。これらの問題 を解決するには、NovellのサポートWebサイト (http://support.novell.com)から新しいrbsCoreLDAP.jarファイル をダウンロードして、...\WEB-INF\libディレクトリにある既存の ファイルと置き換えます。ソリューションID# NOVL82867を参照し てください。 - iManagerのeGuide役割管理でメンバーとしてコンテナまたはグ ループを割り当てられた通常のeGuide役割は、ディレクトリで 権利を正しく割り当てても、eGuideでは検出されません。jar ファイルを更新せずにこの問題を回避するには、グループまた はコンテナではなく各ユーザに通常のeGuide役割を割り当てます。 - eGuideで個人情報を編集するときに、自己プロビジョニング eGuide役割が検出されません。jarファイルを更新せずにこの問 題を回避するには、iManagerのeGuide役割管理で自己プロビジョ ニング編集を割り当てます。このようにすると、適切な属性権 がディレクトリ内で割り当てられます。その後、eGuide管理 ユーティリティで目的の属性すべてについて[編集可能]を選 択して、iManagerの自己プロビジョニングで設定した編集可能 属性を反映させます。 2.21 NetWare 6からNetWare 6.5/Virtual Officeへのアップグレード NetWare 6からNetWare 6.5へのアップグレードとVirtual Officeの インストールを同時に行うと、既存のプロパティファイルが以前の eGuideインストールパスから移行しません。大幅にカスタマイズし ている場合は、手動で移動することによってプロパティファイルを 移行できます。 sys:webapps/eGuide/WEB-INF/propertiesは、.propertiesファイル が存在する古いパスです。 sys:tomcat/4/webapps/eGuide/WEB-INF/propertiesは新しいパスで す。 eGuide 2.1.2の新しいプロパティファイルには、既存のプロパティ ファイルには存在しなかったキーがあります。新しくインストール したファイルで置き換える前に、ファイルを比較してください。 2.22 AIXでSSLを設定する SSLの自動設定にはJVMセキュリティライブラリが必要ですが、この ライブラリはAIXにはありません。このため、AIXプラットフォーム ではSSLの手動設定が必要です。SSLを手動で設定する方法については、 『eGuide 2.1.1管理ガイド』 (http://www.novell.com/documentation/lg/eguide211)を参照して ください。 2.23 JVM 1.4.1があるNetWare 6 SP3にeGuideをインストールする NetWare 6 SP3上でJVMを1.4.1にアップグレードした場合、eGuide 2.1.2スタンドアロンインストールプログラムでは sys:\Apache\conf\adminserv.confファイルが自動的には修正され ないので、eGuideプログラムが正しく動作しません。 この問題を解決するには、次の行を sys:\Apache\conf\adminserv.confファイルの終りに追加します。 include sys:\webapps\eGuide\WEB-INF\eGuide-apache.conf 3.0 保証と著作権 米国Novell, Inc.およびノベル株式会社は、本書の内容または本書 を使用した結果について、いかなる保証、表明または約束も行って いません。また、本書の商品性、および特定の目的への適合性につ いて、いかなる黙示の保証も否認し、排除します。また、本書の内 容は予告なく変更されることがあります。 米国Novell, Inc.およびノベル株式会社は、すべてのソフトウェア について、いかなる保証、表明または約束も行っていません。また ソフトウェアの商品性、および特定の目的への適合性について、い かなる黙示の保証も否認し、排除します。米国Novell, Inc.および ノベル株式会社は、ノベル製ソフトウェアの内容を変更する権利を 常に留保します。 米国輸出規制や居住国の法律など、無制限に準拠法や規制に違反し て、この製品を輸出および再輸出することを禁じます。 Copyright (c) 2002-2003 Novell, Inc. 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