Novell UDDIサービス2.0

インストールおよび配備の手順

目次

1.0 サポートされているプラットフォーム
2.0 ソフトウェア要件
3.0 システム要件
4.0 ディレクトリ構造
5.0 配備UDDIサービス
6.0 パブリッシュおよび問い合わせ
7.0 配備の検証
8.0 UDDIサービスの配備解除

1.0 サポートされているプラットフォーム

• Novell® exteNd™ Application Server 5.0でサポートされるすべてのプラットフォーム

2.0 ソフトウェア要件

• Novell exteNd Application Server 5.0
• Novell exteNd Workbench 4.1.1
• UDDI v2パッチ適用のNovell exteNd Composer 4.1
• Internet Explorer 5.5 Support Pack 2またはNetscape Navigator 7.0以降

3.0 システム要件

• Novell exteNd Application Server 5.0と同じ。 ただし、メモリ容量の最低要件は512 MBです。

4.0 ディレクトリ構造

NOVELL_EXTEND_APPSERVER_HOME/UDDI/configディレクトリには、次のディレクトリおよびファイルが含まれます。

• conf - UDDI環境設定ファイルおよび関連するファイルが含まれるディレクトリです。
• logs - UDDIのログが作成されるディレクトリです。
• conf/TreeData.xld - XLDAPレポジトリファイルです。 すべてのUDDIデータは、XLDAPサーバによりこのファイルに保存されます。
• conf/uddi.conf - UDDI Bootstrapファイルと呼ばれます。 このファイルには、UDDIサーバによって使用されるホスト名、ldapポート番号、およびバックエンドレポジトリが含まれます。
• conf/uddi-file.conf - UDDI環境設定ファイルです。 管理者は、このファイルを修正してUDDI Serverの動作を変更できます。 変更した情報は、このファイルで指定した次の環境再設定間隔中に有効になります。
• conf/uddi_v2.xsd - 標準UDDI v2のXMLスキーマ定義ファイルです。 UDDIServerによって、このスキーマ定義に対するSOAPリクエストとともにカプセル化されたUDDIリクエストが検証されます。

5.0 UDDIサービスの配備

UDDIサービスとともにNovell exteNd Application Server 5.0をインストールすると、UDDIサービスのインストールファイルは、NOVELL_EXTEND_APPSERVER_HOME/UDDIディレクトリにコピーされます。NOVELL_EXTEND_APPSERVER_HOMEは、exteNd 5 Application Serverがインストールされているディレクトリです。

1. 適切なユーザに対してrwx権限があるUDDI環境設定ディレクトリ(たとえば、/home/UDDI/config)を作成します。
2. NOVELL_EXTEND_APPSERVER_HOME/UDDI/confディレクトリおよびNOVELL_EXTEND_APPSERVER_HOME/UDDI/logsディレクトリをUDDI環境設定ディレクトリにコピーして、適切なユーザに対してディレクトリにrwx権限を与えます。
3. UDDI/confディレクトリのコンテンツを検証します。 次のような適切なファイル権限があるファイルが存在します。

   ファイル名	読み込み	書き込み	実行
   TreeData.xld	yes	yes	no
   uddi.conf	yes	yes	no
   uddi-file.conf	yes	yes	no
   uddi_v2.xsd	yes	no	no

4. NOVELL_EXTEND_APPSERVER_HOME/UDDI/installディレクトリからUDDI_Dep_Plan.xmlファイルを開き、次のパラメータの値を入力します。

   • uddiconf.dir - confおよびlogsディレクトリが含まれるUDDI環境設定ディレクトリです。 たとえば、/home/UDDI/configです。
   • debug - XLDAPデバッグメッセージがApplication Server Consoleで表示されるようにするパラメータです。 デフォルトの値は、falseです。 trueに変更するとデバッグメッセージが有効になります。
   • ldapport - XLDAPサーバを起動するldapport番号です。 システムの他のプロセスによって使用されていない非標準のポート番号を入力します。
     

5. UDDIサービスを配備する準備が整いました。 Application Serverが実行中であることを確認します。
   コマンドプロンプトで次のように入力します。

   SilverCmd DeployWAR hostname:port dbname path/novelluddi.war -f path/UDDI_Dep_Plan.xml -U username -P password -o -v 5

   ここで、「hostname」はexteNd Application Serverを実行しているサーバのホスト名またはIPアドレス、「port」はポート番号、
   「dbname」はSilverMasterデータベース名、
   「username」はexteNd Application Server管理者名または同等のユーザ、
   「password」はパスワードです。

   -oオプションでは、すでに配備されたUDDIサービスが上書きされ、-v 5オプションは、配備操作の完全なverboseリストです。

   配備が正常に完了した場合は次のメッセージが表示されます。

   Completed deployment to the server for the WAR novelluddi (novelluddi.war)
   Deployment completed successfully.

6.0 パブリッシュおよび問い合わせ

Composer 4.1を使用している場合は、UDDI v2パッチで更新されていることを確認してください。 これは、designer/libディレクトリに配置されるxwb-wsdl-uddi.jarファイルです。 このパッチはNovellテクニカルサポートから取得できます。 Workbench 4.1.1.を使用している場合はこのバッチが必要です。

配備されたUDDIサービスを使用してWebサービス情報をパブリッシュしたり問い合わせたりするには、NOVELL_EXTEND_APPSERVER_HOME/UDDI/docディレクトリにある『UDDI Services User Guide』の第4章を参照してください。

7.0 配備の検証

1. Novell Application Server Management Console (SMC)を開き、Application Serverに接続して、配備されたオプジェクトを表示します。
   SilverMasterのデータベース名の下に「novelluddi」オブジェクトが表示されます。

2. ブラウザウィンドウに次のURLを入力して、UDDIServerが実行中であることを確認します。
   http://hostname:port/novelluddi/servlet/rpcrouter
   ここで、「hostname」はexteNd Application Serverを実行しているサーバのホスト名またはIPアドレスで、「port」はポート番号です。

   次のメッセージが表示されます。

   UDDI Server Status
   The server has been initialized successfully.

   これは、UDDIサービスが正常に配備および初期化され、正常に実行していることを示します。

8.0 UDDIサービスの配備解除

Application Serverが実行中であることを確認します。

コマンドプロンプトで次のように入力します。

SilverCmd Undeploy hostname:port dbname novelluddi

または

SMCの配備オプションを使用して、UDDIサービスが配備解除される「novelluddi」オブジェクトを配備解除します。