Micro Focus Filrを使うと、デスクトップ、ブラウザ、またはモバイルデバイスからすべてのファイルとフォルダに簡単にアクセスできます。また、ファイルとフォルダを他のユーザと共有することで、自分のファイルでコラボレーションを促進できます。Filrの概要について詳しくは、『Filr 3.0: Understanding How Filr Works』を参照してください。
Filrを使用すると、デスクトップ、ブラウザ、またはモバイルデバイスからすべてのファイルとフォルダに簡単にアクセスできます。また、ファイルとフォルダを他のユーザと共有することで、自分のファイルでコラボレーションを促進できます。Filrの概要について詳しくは、『Filr 3.0: Understanding How Filr Works』を参照してください。
ワークステーションのWebブラウザからは、『Filrユーザアクセスガイド』に説明されている方法でアクセスします。
モバイルデバイスからは、『Filr Mobileアプリクイックスタート』に説明されている方法でアクセスします。
デスクトップからは、『Filr Desktopアプリケーションfor Windows』および『Filr Desktopアプリケーションfor Mac』に説明されている方法でアクセスします。
Filr 3.0には、次の拡張機能が備わりました。
Filr 3.0では、ネットフォルダの共有が拡張され、ファイルの共有に加えてフォルダの共有が組み込まれました。管理者は、ユーザが自分の選択したFilrクライアント(Web、モバイル、デスクトップ)を使って、自分に割り当てられたネットフォルダ内のフォルダを共有することを許可できるようになりました。
詳細については、『Filr 3.0: Understanding How Filr Works』の「Folder Sharing」および『Filr 3.0: Administrative UI Reference』の「Sharing」を参照してください。
Filr 3.0の管理者は、Filrサイトのブランディングをカスタマイズできることに加えて、デスクトップアプリケーションとモバイルアプリケーションの外観を自社の企業イメージに一致したルックアンドフィールにカスタマイズできます。
デスクトップアプリケーションのブランディングをカスタマイズすることについて詳しくは、『Filr 3.0: Administrative UI Reference』の「Branding the Desktop Apps」を参照してください。
モバイルアプリケーションのブランディングをカスタマイズすることについて詳しくは、『Filr 3.0: Administrative UI Reference』の「Branding the Mobile Apps」を参照してください。
Filr 3.0では、オンラインアップデート機能が導入されました。この機能を使うと、手動による介入をあまり必要とせずに、Filrの新しいパッチを適用してFilrアプライアンスを迅速かつ簡単にアップデートできます。『Filr 3.0: Administrative UI Reference』の「Managing Online Updates」を参照してください。
Filr管理者は、自社のFilrシステムにアクセスしたデスクトップデバイスの詳細を表示したり、万一のデバイスの紛失または盗難の際にすべてのFilrデータをデバイスからワイプしたりできます。詳細については、『Filr 3.0: Administrative UI Reference』の「Viewing, Wiping, and Disconnecting Registered Clients」セクションを参照してください。
Filr 3.0では、Windows Server 2016をバックエンドストレージファイルサーバとしてサポートします。『Filr 3.0: Installation, Deployment, and Upgrade Guide』の「File Servers (Backend Storage)」を参照してください。
Filr 3.0には、OES 2015 NSS ADのためのサーバメッセージブロック(SMB)プロトコル、バージョン2のサポートが組み込まれています。『Filr 3.0: Installation, Deployment, and Upgrade Guide』の「Configuring Filr to Work with OES 2015 NSS AD」を参照してください。
Filr 3.0は、NovellブランディングからMicro Focusブランディングに商標変更されました。
Filr 3.0では、Filrにアクセスする外部(ゲスト)ユーザに対し、アクセスを許可する前に、契約条項を受諾するよう要求することができます。『Filr 3.0: Administrative UI Reference』の「Display Terms and Conditions in 」を参照してください。
Filr管理者は、すべてのFilrユーザ(デスクトップ、モバイル、Web)がファイルにコメントを付ける機能を有効/無効に設定できるようになりました。詳細については、『Filr 3.0: Administrative UI Reference』の「Allow Commenting on Files」を参照してください。
Filr管理者は、Filrサーバとデータベース間でデータの暗号化を有効にするか無効にするかを設定できるようになりました。詳細については『Filr 3.0: Administrative UI Reference』の「Encrypting Filr Database Communication」を参照してください。
Filr管理者は、ローカルにキャッシュされたファイルがアクセスまたは変更されなくなった後にデスクトップに保持される日数を指定できるようになりました。詳細については、『Filr 3.0: Administrative UI Reference』の「Desktop Access—Default Settings」を参照してください。
また、Filr管理者は、デスクトップユーザがキャッシュされたファイルの有効期限を変更することを許可できるようになりました。『Filr Desktopアプリケーションガイドfor Windows』および『Filr Desktopアプリケーションガイドfor Mac』の「キャッシュファイルの削除」を参照してください。
Filrアプライアンスをアップグレードする前に、次のセクションを確認してください。最新のパッチをすべてインストールしたFilr 2.0アプライアンスをFilr 3.0にアップグレードするには、『Filr 3.0: Installation, Deployment, and Upgrade Guide
』の「Upgrading Filr」を参照してください。
Filr 3.0サーバがOES 2015およびOES 2015 SP1サーバと通信できるようにするには、OESサーバに最新のパッチを適用する必要があります。
Filr 2.0からFilr 3.0にアップグレードした後、初期構成ページ(ポート9443)にRPCエラーが表示されてログアウトしてしまう場合があります。
ブラウザのキャッシュをクリアしてから再接続すれば、この問題は解決するはずです。
アップグレードするとき、/etc/hostsファイルと/etc/sysconfig/network/routesの情報は保持されません。
アプライアンスのルーティングテーブルをカスタマイズした場合は、アップグレードの前にこれらの領域のバックアップを作成し、アップグレードの完了後にファイルを復元することを検討してください。
Filr 3.0サーバがOES 2015およびOES 2015 SP1サーバと通信できるようにするには、OESサーバに最新のパッチを適用する必要があります。
Filrをインストールするためのシステム要件については、『Filr 3.0: Installation, Deployment, and Upgrade Guide
』の「System Requirements」を参照してください。
Filrのインストールに関する情報は、『Filr 3.0: Installation, Deployment, and Upgrade Guide』を参照してください。
重要:OES 11 SP1サーバのアップデートに失敗すると、設定済みのeDirectory (LDAP)サーバに障害が発生する可能性があります。
Filrで提供されているスケーラビリティとパフォーマンスの向上を実現するには、増加したファイルサービスや他のリクエストをFilr用のサーバで処理できなければなりません。
OES 11 SP1で提供されているNCPサーバでは、増加するリクエストに対応できません。
次の条件に一致するOES 11 SP1サーバを使用している場合は、Filrをインストールする前にOES 11 SP1サーバをアップデートする必要があります:
ホストネットフォルダまたは個人ストレージホームフォルダ
および
2012年12月の保守アップデートが適用されていない
OES 11 SP1サーバがFilrを処理できるようにするには、次の操作を実行します。
すべてのFilr用OES 11 SP1サーバに少なくとも2012年12月の保守アップデートが適用されていることを確認します。
この操作により、NCPサーバはFilrで増えたサービスリクエストに対応可能な新しいバージョンに更新されます。
Filrのアップグレードに進みます。
メモ:OES SP2は、アップデート済みのNCPサーバがデフォルトで含まれているので、Filr サービスのすべての必要に対応できます。
大規模なインストールでは、/vastorageマウントポイントのために、共有されたNFSまたはCIFSストレージがFilrサーバ上に必要になります。
NFSを使っている場合は、/varマウントポイントまたはその内側の子ディレクトリをターゲットにしてはなりません。そのようにすると、Filrアプライアンスの再起動時に/vastorageのマウントが失敗します。(TID 7017379を参照してください。)
クラスタ環境でFilr 2.0からFilr 3.0にアップグレードするときのローリングアップグレード(1台のFilrサーバか検索インデックスサーバでクライアントにサービスを提供したまま、別のFilrサーバか検索インデックスサーバをアップグレードする)はサポートされていません。
アップグレードプロセスを開始する前に、すべてのFilrアプライアンスおよび検索インデックスアプライアンスをシャットダウンする必要があります。アップグレード完了後に、アプライアンスを再起動してください。
小規模インストール環境またはクラスタ化されていない大規模インストール環境では、この問題による影響はありません。
Filrをアップグレードする方法については、『Filr 3.0: Installation, Deployment, and Upgrade Guide
』の「Upgrading Filr」を参照してください。
VMwareスナップショットをFilrのバックアップメソッドとして使用しないでください。そのようにすると、将来Filrをアップグレードできなくなってしまう可能性があります。
スナップショットを使用している場合は、新しいバージョンのFilrにアップグレードする前に、スナップショットを削除する必要があります。
さまざまなFilrコンポーネントをバックアップする方法に関する詳細な情報は、『Filr 3.0: Maintenance Best Practices Guide
』の「Backing Up Filr Data」を参照してください。
Xen環境でFilrを稼働している場合、Filrのインストールの後に/varパーティション用のストレージを拡張することはできません。
インストール後に/varおよび/vastorageパーティションのストレージを拡張するプロセスについては、『Filr 3.0: Administrative UI Reference
』の「Expanding Storage」を参照してください。
LDAPユーザ名には、有効な英数字、つまり0~9と大文字と小文字のアルファベット(A~Z)しか使用できません。ASCII文字と特殊文字(たとえば、/ \ * ?" < > : | )を含むユーザ名は、Filrユーザ名には使用できません。これらの文字が入ったユーザ名がLDAPディレクトリに含まれている場合、Filrサイトとの同期は行われますが、関連付けられたユーザはログインできません。
これらの文字をFilrユーザ名に使用することはできません。これはFilrユーザ名がユーザのワークスペースタイトルとなり、ワークスペースタイトルはワークスペースにつながる階層パスの要素になるからです。これらの文字はLinuxやWindowsのパス名の正規文字ではありません。
LDAPディレクトリから同期されたユーザ名は、Filrシステムへのログインで大文字と小文字の区別がされません。
ローカルユーザアカウント(Filrで作成され、LDAPディレクトリから同期されていないユーザアカウント)の場合は、大文字と小文字が区別されます。ローカルユーザアカウントのログインアカウント情報は、MySQLデータベースに保存されます。
管理コンソールの[Webアプリケーション]ページで[ゲストアクセスを許可する]と[Webアクセスを無効にする]の両方が選択されている場合、Webアクセスの初期ログインダイアログに[ゲストとしてログインする]が表示され、ゲストユーザはパブリックに利用可能なファイルとフォルダを表示することができます。Webアクセスを無効にすることを選んだ場合は、ゲストアクセスが有効になっていないことを確認してください。
管理者特権を持つユーザがサイトブランディングで使うイメージをFilrにアップロードすることを選択すると、イメージのアップロードは失敗します。サイトブランディングイメージをFilrにアップロードするには、組み込みのFilr管理者(admin)としてログインする必要があります。
バックエンドのWindowsサーバが分散ファイルシステム(DFS)名前空間を使っている場合、FilrではMicrosoftのアクセスベースの列挙(ABE)がサポートされません。
OES 2015サーバ上に、AD用にNSSを実行するリモートDFSジャンクションがある場合、Filr管理コンソールの[ネットフォルダ設定]の下にある[次の周期でキャッシュされた権限情報を更新]の間隔が0分(無効を意味します)に設定されていないことを確認する必要があります。0が指定されている場合、FilrユーザはDFSターゲットの下にあるファイルとフォルダにFilr経由でアクセスすることができず、ターゲットの下にあるすべてのファイルとフォルダの所有者は[ファイル同期エージェント]としてFilrに表示されます。
FilrがNetIQ Access Managerによってフロント処理されている場合、Filrに直接アクセスできるのはFilr管理者だけです。このような設定の下でFilrが直接アクセスされると、Filrシステムの同時ログアウトはできなくなります。
Filr管理者がFilrに直接ログインした後(かつFilrとAccess Managerの併用が設定されている場合)、ログアウトを確実に実行できるようにするため、すべてのブラウザセッションを直ちに終了してください。
NetIQ Access ManagerがFilrのフロント処理をするように設定されている場合、複数のID導入ポリシーを同時に使うことはできません。
Filrでは、Active DirectoryのCross Forest Trustはサポートされていません。
Filrクライアントを使わずに、ファイルサーバから直接ファイルを名前変更したり移動したりすると、Filrでそのファイルに関連付けられている共有が解除されます。つまり、Filrで共有を受けたことによりファイルへのアクセスを取得したユーザは、ファイルサーバで名前変更または移動されたファイルにアクセスできなくなります。さらに、[自分が共有者]と[自分が共有相手]ビューにそのファイルは表示されなくなります。
このような状況が発生した場合、Filrでファイルを再共有する必要があります。
ファイルシステム上のフォルダをネットフォルダに同期させている場合、Filrのフォルダパスを48階層(ネストされたサブフォルダ)より深くすることはできません。サブフォルダの階層が深すぎて、対応するFilrフォルダパスが48階層のサブフォルダの制限を超えている場合、ファイル同期コードはその超過した分のサブフォルダを拒否します。
Filrシステムのフォルダが48階層の制限に達すると、同期コードは次のメッセージを返し、そのフォルダは作成されません。
The folder xxx has reached the allowed path maximum depth. Its sub-folders will not be added in the system.
OESサーバ上にジャンクションを作成し、Filrで、このジャンクションをポイントするネットフォルダを作成します。このジャンクションでターゲットの場所を変更しても、ネットフォルダはそのジャンクションの古いターゲットの場所を引き続きポイントします。その結果、ネットフォルダの内容は、古いターゲットの場所にあるファイルとフォルダのままになります。
ネットフォルダで新しいターゲットの場所の内容を表示するには、次のコマンドを実行してfamtdを再起動してください。
rcnovell-famtd restart
『Filr 3.0: Administrative UI Reference
』の「Email Report」の説明に従って電子メールレポートを実行した場合、日付範囲の最終日のレポートが表示されません。
たとえば、2月3日~4月26日の電子メールレポートを実行した場合、4月26日の電子メールが表示されません。
現在、ライセンスレポートは、管理者、ゲスト、3つの内部ユーザ(_emailPostingAgent、_jobProcessingAgent、および_synchronizationAgent)をローカルユーザとしてカウントしています。Filrライセンスの使用に関しては、管理者はアクティブなユーザとしてカウントされますが、他の4つのローカルユーザはカウントされません。
ライセンスレポートの生成方法については、『Filr 3.0: Administrative UI Reference
』の「License Report」を参照してください。
[個人ストレージ]が無効で、ホームフォルダが設定されていない場合、グローバル[検索]フィールドをクリックしてスペースバーを押すと、[マイファイルストレージ]というディレクトリが表示されます。これは通常隠しディレクトリですが、上記のような特殊な状況下で表示されることがあります。
[マイファイルストレージ]をクリックすると、[マイファイル]領域か別のユーザのプロファイルのいずれかに移動します(検索実行時の場所に依存)。
共有を受けたフォルダに対して寄稿者権限を持っている外部ユーザがそこからファイルを移動またはコピーする際、宛先フォルダを参照することができません。その代わりに、『Filr 3.0: ユーザアクセスガイド』の「ファイルの移動
」および「ファイルのコピー
」の説明に従って、外部ユーザはファイルの移動先またはコピー先のフォルダ名を[宛先フォルダ]フィールドで指定する必要があります。
ユーザが共有ポイントサーバでファイルを共有している場合に、そのファイルが[自分が共有者]フォルダまたは[自分が共有相手]フォルダのどちらにも表示されません。ただし、ファイルの共有相手になっているユーザは、そのファイルがネットフォルダにあり、そのユーザがネットフォルダへのアクセス権を持っている場合に、共有しているファイルを表示することができます。
テキストエディタ(Microsoft Wordなど)でFilrから.rtfファイルを編集した後、ファイルを保存すると、別のユーザによってファイルが変更されたことを示すメッセージが表示されます。この場合、自分の変更を別のユーザの変更と結合するオプションを選択し、[OK]をクリックします。
ファイルへの変更はFilrに正常に保存されます。
インプレース編集機能を使ったファイルの編集について詳しくは、『Filr 3.0: ユーザアクセスガイド
』の「インプレース編集によるファイルの編集」を参照してください。
LDAP同期の構成時には、LDAPに存在しないユーザを削除するオプションを選択しないことをお勧めします。この機能は、今後のFilrリリースで拡張されるか削除される予定です。削除したユーザアカウントは復元できません。ベストプラクティスとしては、そのアカウントを削除するのではなく、無効にするオプションを選択してください。
LDAP設定[Filrアカウントの名前に使用されるLDAP属性]で指定するLDAP属性値は、LDAPディレクトリ内で一意でなければなりません。たとえば、cnを指定すると、LDAPディレクトリ内のすべてのユーザが一意の値を持たない場合があります。
この問題を解決するためには、emailAddressなど、すべてのコンテナ全体に対して常に一意の値を持つ属性を使用してください。
サブグループを持つグループをLDAPディレクトリからFilrに同期しても、初期同期ではサブグループは親グループのメンバーシップに組み込まれません。
追加のLDAP同期を実行して、グループメンバーシップにすべての必要なサブグループが確実に含まれるようにしてください。
LDAPディレクトリ内のユーザを名前変更したり移動したりする場合は、『Filr 3.0: Administrative UI Reference』の「LDAP Synchronization
」に説明されているように[ユーザまたはグループを一意に識別するLDAP属性]の設定値が指定されていることを確認してください。この設定値が指定されていない状態でLDAPディレクトリのユーザの名前変更や移動を行うと、Filrで新規ユーザが作成されたり、既存のユーザアカウントが削除されたりすることがあります。
ユーザの名前がLDAPディレクトリで変更されたり、ユーザのパスワードがLDAPディレクトリで変更された後でも、FilrモバイルアプリケーションまたはFilrデスクトップアプリケーションにログインする時に、以下のいずれかが発生するまでは古いユーザ名とパスワードを使用しなければなりません。
LDAP同期が実行される
ユーザが新しいユーザ名かパスワードを使用してWebクライアントにログインする
WebクライアントからFilrにログインする場合は、新しいユーザ名やパスワードを使用することができます。
以前にインポートしたユーザと同じユーザIDを持つLDAPユーザをインポートしようとすると、インポートは失敗してログに記録されますが、そのエラーは管理GUIにレポートされません。インポートエラーは、/opt/novell/filr/apache-tomcat/logs/appserver.logに記録されます。
その後は、最初にインポートされたユーザだけがログインできます。同じユーザIDを持つその他のユーザはログインできませんが、ログイン要求が失敗する原因について何も情報が提供されません。ログイン試行の失敗は、/opt/novell/filr/apache-tomcat/logs/appserver.logに記録されます。
外部発信メールシステム(Novell GroupWiseなど)を使用するようにFilrを設定するときに[認証が必要]オプションを選択していなくても、ユーザ名とパスワードを指定しないと[接続をテスト]ボタンが表示されません。
外部のアウトバウンド電子メールシステムを使うようにFilrを構成する方法については、『Filr 3.0: Administrative UI Reference
』の「Configuring an Email Service for Filr to Use」を参照してください。
次のいずれかのファイルタイプで作成したドキュメントをアップロードする場合、Filr Webクライアントにアップロードしようとした時にファイルまたはフォルダをアップロードできないというエラーが返されます。
iWorkドキュメント(Pages、Keynote、またはNumbersドキュメント)
Macアプリケーションファイル(拡張子が.appであるドキュメント)
これらのドキュメントの構造はフォルダと非常によく似ており、Filr Webクライアントからフォルダをアップロードすることはできないため、Filr Webクライアントはこれらのドキュメントをアップロードできません。
Filr DesktopアプリケーションまたはFilrモバイルアプリを使用してこれらの種類のドキュメントをFilrにアップロードすることはできます。
Filr DesktopアプリケーションまたはFilrモバイルアプリを使用してドキュメントをアップロードする方法については、『Filr Desktopアプリケーションガイドfor Windows』、『Filr Desktopアプリケーションガイドfor Mac』、および『Filr Mobile Appクイックスタート』を参照してください。
単一ファイルまたは複数ファイルを.zipファイルとしてダウンロードすると(『Filr 3.0: ユーザアクセスガイド
』の「ファイルのダウンロード」に説明されています)、iZip Unarchiverなどのサードパーティのツールを使用しないと解凍できません。
この問題が発生するのは、OS Xが現在、.zipファイルを作成するのに使用されている技術のZIP64を処理していないためです。
MacでSafariを使用している場合に、複数ファイルのダウンロード(『Filr 3.0: ユーザアクセスガイド
』の「複数のファイルおよびフォルダのダウンロード」で説明されています)で問題が発生する場合、[ダウンロード後、”安全な”ファイルを開く]のオプションが選択されていないことを確認してください。
[Safari]>[環境設定]をクリックします。
[一般]タブで、[Open “safe” files after downloading]が選択されていないことを確認してください。
正確な最大ファイル名の長さはFilrサーバの設定によって決まりますが、通常は約200文字です。ファイル名が長すぎると、ファイルをFilrに追加できません。
『Filr 3.0: ユーザアクセスガイド
』の「インプレース編集によるファイルの編集」に説明されている方法でWebDAVを介してファイルを編集しようとする際に、ユーザパスワードにスペースが含まれていると認証が失敗します。
WebDAVを介してファイルを編集するには、ユーザパスワードにスペースが含まれないようにしてください。
『Filr 3.0: ユーザアクセスガイド
』の「インプレース編集によるファイルの編集」に説明されている方法でインプレース編集機能を使用してファイルを編集する場合、[名前を付けて保存]をクリックしてファイル名を変更することができません。この操作を行うとアップロードエラーになり、ファイルに加えた変更はFilrに同期されません。
Mac環境でWebDAV機能を使用する場合、以下の制限があります。
Mac上でWebDAVを使用してファイルを編集する際の制限事項 Microsoft Officeをドキュメントエディタとして使用する場合、Macではインプレース編集機能がサポートされません。Macでインプレース編集機能を使用するには、ドキュメントエディタにOpenOfficeかLibreOfficeを使用する必要があります。
MacでLibreOfficeを使用しているとWebDAV (インプレース編集)でファイルを編集できない
MacからFilrにアクセスし、ドキュメントエディタとしてLibreOfficeを使用している場合、『Filr 3.0: ユーザアクセスガイド
』の「インプレース編集によるファイルの編集」で説明されているようにインプレース編集機能を使ってWebDAVを介してファイルを編集することはできません。
Apacheを使ってFilrシステムのフロント処理をしている場合は、MacからFilrにアクセスし、文書エディタとしてLibreOfficeを使用していても、WebDAVからファイルを編集できます。
WebDAVを使用してFilrフォルダに(Mac Finder経由で)アクセスすると読み込み専用になる WebDAVを使用してFilrデスクトップアプリケーションのFilrフォルダにMac Finder経由でアクセスすると、アクセスは読み込み専用になります。
OS X 10.9.xでSafari 7.xを使用するとWebDAV (インプレース編集)でファイルを編集できない
Safari 7.xとOS X 10.9.xを使用してFilrにアクセスしているときに、『 Filr 3.0: ユーザアクセスガイド
』の「インプレース編集によるファイルの編集」に説明されている方法でインプレース編集機能を使用してファイルを編集すると、エラーになってファイルを編集できません。
Filrインプレース編集機能をサポートし、HTML 5に対応していないブラウザの使用時にフォルダへのファイル追加をサポートするようにSafari 7.xとOS X 10.9.xを設定するには、次の操作を行います。
SafariでFilrを開いた状態で、[メニュー]>[初期設定]の順にクリックします。
[セキュリティ]タブをクリックしてから、[Manage Website Settings]をクリックします。
[Java]を選択してから、Filr URLの横にあるドロップダウン矢印をクリックして、[Run in Unsafe Mode]を選択します。
[完了]をクリックします。
ユーザIDが128文字を超えるか、パスワードが64文字を超える場合、ユーザはFilr Webクライアントにログインできません。
ChromeブラウザにAskツールバーがインストールされている場合、Filrマストヘッドの一部が表示されなくなります。AskツールバーはChrome公認のツールバーではないため、Chromeブラウザにインストールしないでください。
HTMLビューを使用してファイルを表示すると、次の状況では、チャート、グラフ、または表を含むODPおよびODGファイルは表示されません。
ブラウザでファイルを表示する場合
詳細については、『Filr 3.0: ユーザアクセスガイド
』の「Webブラウザでのファイルの表示」を参照してください。
Filrモバイルアプリからファイルを表示して、[オンラインプレビューの生成]をクリックする場合
LDAPディレクトリにユーザを追加すると、LDAP同期の直後はそのユーザのホームディレクトリがFilrに表示されません。
ファイルシステムのトラスティキャッシュ情報が更新されて、ホームディレクトリ情報がFilrに表示されるまで待つ必要があります。(デフォルトの権限キャッシュのリフレッシュ間隔は5分ごとです。この間隔を変更するには、『Filr 3.0: Administrative UI Reference
』の「Just-in-Time Synchronization」にある説明に従ってください。)
ユーザがLDAPディレクトリ内のユーザアカウントに関連付けられているエイリアスを持っていても、そのエイリアスはLDAP同期中にFilrに同期されません。したがって、ユーザは自分のエイリアスを使用してFilrにログインできません。
Filrではファイル編集に使用するデフォルトのアプリケーションを変更できます。『Filr 3.0: ユーザアクセスガイド
』の「単一のファイルタイプ用のデフォルトエディタ設定の変更」に説明されている方法に従ってください。ただし、メモ帳やワードパッドなどのテキストエディタはWebDAVをサポートしていないため、これらのテキストエディタをファイル編集のためのデフォルトのドキュメントエディタとしては使用できません。
Filrの展開にMicrosoft SQLデータベースが含まれている場合、ネットワークに障害が起きたときは、Filrの展開に含まれるすべてのアプライアンスを再起動してFilrサービスを復元する必要があります。
XMLは、HTML表示でサポートされるデフォルトのフォーマットに含まれていませんが、追加することができます(『Filr 3.0: Administrative UI Reference
』の「HTML Rendering of Non-HTML Files」を参照してください)。
XMLをHTML表示でサポートされるフォーマットとして追加する場合は、一部のXMLファイルを開くことができず、Webクライアントに表示されないことに注意してください。
構成ウィザードで大規模な展開を構成する場合に、Microsoft SQLデータベースを使うときは、[データベース名]フィールドに指定するデータベース名の先頭を数字にすることができません。名前が数字で始まっていると、構成ウィザードはデータベースを作成できません。たとえば、1Filrは受け入れられませんが、Filr1は受け入れられます。
Filr Desktopアプリケーション(WindowsおよびMacのクライアント用)に関連する問題のリストについては、『Filr Desktopアプリケーションリリースノート』を参照してください。
Filrモバイルアプリケーションのインストール方法と実行方法については、『Micro Focus Filr Mobileアプリ3.0クイックスタート』を参照してください。
Filrモバイルアプリケーションの既知の問題を以下に示します。
モバイルアプリケーションの[ダウンロード]領域からファイルにアクセスしても、ジャストインタイム同期がトリガされません。
ジャストインタイム同期だけを設定している(スケジュール設定された同期を無効にしている)場合、[ネットフォルダ]内に格納されているファイルで、モバイルアプリケーションの[ダウンロード]領域に追加されているものは、ファイルシステムから実行された変更に関して自動更新されません。ユーザがいずれかのFilrクライアントを使ってそのファイルを格納している[ネットフォルダ]をブラウズした後に初めて[ダウンロード]領域内のファイルが更新されます。
ユーザがホームフォルダからモバイルアプリの[ダウンロード]領域にファイルを追加し、その後『Filr 3.0: Administrative UI Reference
』の「Enabling Personal Storage for Users and Groups」に説明されている方法でFilr管理者が個人ストレージを有効にすると、ホームフォルダから追加されたファイルがモバイルアプリの[ダウンロード]領域から削除されます。
[ネットフォルダ]からモバイルアプリケーションの[ダウンロード]領域にファイルを追加し、OESまたはWindowsファイルシステムでそのファイルが名前変更または移動されryち、モバイルアプリケーションの[ダウンロード]領域からそのファイルが削除されます。
Filrが自己署名証明書を使用して構成されている場合、Windows PhoneユーザがWindowsモバイルアプリを使用してFilrにアクセスしようとすると、認証エラーが表示されます。
この問題は、次のいずれかの方法で解決できます。
(推奨)『Filr 3.0: Maintenance Best Practices Guide』にある公式証明書を使うようにFilrを構成します。
システム内の各Windows Phoneに、自己署名証明書のコピーを電子メールで送信します。ユーザは受信した電子メールを開いて、証明書添付ファイルをクリックします。ユーザが添付ファイルをクリックすると、自己署名証明書がWindows Phoneにインストールされます。証明書がインストールされると、ユーザがFilrアプリにログインしても、認証エラーは表示されなくなります。
[共有]ダイアログで電子メールアドレスを指定する際、電子メールアドレスにアポストロフィなどの拡張文字が含まれていると、指定したユーザとその項目を共有できないことを示すエラーメッセージが表示されます。
作成元のアプリケーションでパスワード保護されているファイルは、Filrでは表示できません。
Filr 2.0に対して記録され、Filr 3.0で修正された、お客様から報告されたバグとパートナー会社から報告されたバグのリストは、Filr 3.0 Bug Listを参照してください。各バグの詳細については、ご使用のアカウントでログインし、Bugzillaからバグ番号で検索してください。
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