5.2 レポートの実行

Identity Auditには、複数の製品カテゴリに編成されたレポートのセットが付属しています。レポートは非同期に実行されるため、ユーザはレポートを実行しながらアプリケーションで他の作業を続けることができます。レポートの実行が完了した後に、ユーザはPDF形式のレポート結果を確認できます。

レポート定義の多くにはパラメータが含まれています。レポートを実行する前に、これらのパラメータを設定するようメッセージが表示されます。レポートがどのように設計されているかによって、レポートのパラメータは、テキスト、数字、ブール値、または日付になります。パラメータにはデフォルト値がある場合もあれば、Identity Auditデータベースの値に基づくピックリストがある場合もあります。

レポートを実行するには:

  1. Identity Auditで[レポート]をクリックして、利用できるレポートを表示します。

    必要に応じて、レポート定義をクリックして展開します。[サンプルレポート]が表示されたら、[表示]をクリックすると、レポートが最終的にどのように表示されるか、一連のサンプルデータで確認することができます。

  2. 実行するレポートを選択して、[実行]をクリックします。

  3. レポートを実行するスケジュールを設定します。レポートを後で実行する場合は、開始時刻を入力する必要があります。

    • [今]: デフォルトの設定です。レポートを直ちに実行します。

    • [1回]: 指定した日時にレポートを1回実行します。

    • [日単位]: 1日1回、指定した時刻にレポートを実行します。

    • [週単位]: 週1回、同じ曜日の指定した時刻にレポートを実行します。

    • [月単位]: 日時を指定して、毎月同じ日にレポートを実行します。たとえば、開始日時を10月28日午後2時に設定すると、毎月28日の午後2時にレポートが実行されます。

    メモ:すべての時間設定は、ブラウザに設定されているローカル時間に基づいています。

  4. レポート結果を特定する名前を入力します。

    レポート結果を特定する際にユーザ名や日時も使用されるため、レポート名は一意の名前である必要はありません。

  5. レポートを表示する言語を選択します(英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、繁体字中国語、簡体字中国語、スペイン語、ポルトガル語)。

  6. レポートタイプを選択します。すべての時間は、ブラウザに設定されているローカル時間に基づいています。

    • [日単位]: 現在の日付の0時から23時59分までのイベントがレポートに表示されます。現在時刻が午前8時であれば、レポートには8時間分のデータが表示されます。

    • [週単位]: 現在の週の日曜0時から現在の日付が変わるまでのイベントがレポートに表示されます。

    • [月単位]: 現在の月の1日0時から現在の日付が変わるまでのイベントがレポートに表示されます。

    • [Custom Date Range (カスタム日付範囲)]: この設定を使用する場合のみ、開始日と終了日を設定する必要があります。

    • [Prior Day (前日)]: 前日の0時から午後11時59分までのイベントがレポートに表示されます。

  7. [Custom Date Range (カスタム日付範囲)]を選択した場合は、レポートの開始日(From Date)と終了日(To Date)を設定します。

    メモ:レポートのタイプとして[日単位]、[週単位]、[月単位]、または[Prior Day (前日)]を選択した場合、これらの時間設定は無視されます。

  8. レポートに含まれるイベントの最低重大度を設定します。

  9. レポートに含まれるイベントの最高重大度を設定します。

  10. レポートをユーザに電子メールで送信する場合は、宛先の電子メールアドレスを入力します。複数のユーザに送信する場合は、電子メールアドレスをカンマで区切ります。

    メモ:電子メールによるレポートの送信を有効にするには、管理者は[ルール]>[環境設定]でメールリレーを設定する必要があります。

  11. [実行]をクリックします。

    レポート結果のエントリが作成され、指定した受信者に電子メールが送信されます。