7.2 データストレージの設定

データベースは、受信イベントや環境設定の情報、およびレポート結果を格納するためのリポジトリです。Identity Auditは、データベースがいっぱいになるのを防ぐためのデータベース管理手順を提供します。管理者だけがアクセスできる[データストレージ]ページには、データストレージに関するいくつかの設定を行う機能があります。

図 7-1 データストレージの設定

データをオンラインで保持する期間: 管理者は、レポート機能で使用する目的でデータをデータベースに保持する日数を指定できます。この日数の最小値は1日で、小数ではなく整数を指定する必要があります。

オンラインの期間が過ぎた後のアクション: オンラインデータの保持期間が期限切れになると、指定した期間より古いイベントデータは削除されるか、データベースからアーカイブディレクトリに移動されます。

警告:削除されたデータを復元することはできません。[削除]オプションは慎重に選択してください。

このデータベースディレクトリにアーカイブ: [データをアーカイブする]オプションを選択した場合、アーカイブデータが書き込まれる既存のディレクトリの場所を指定します。このディレクトリがすでに存在すること、およびこのディレクトリに対してnovellユーザが書き込み権を持っていることが必要です。デフォルトでは、この場所はIdentity Auditのホームディレクトリの/data/db_archiveに設定されます。このデフォルトディレクトリは、Identity Auditのインストール中に適切なパーミッションで作成されます。

重要:ハードディスクがいっぱいにならないように、定期的にアーカイブファイルを長期保管場所に移動することをお勧めします。

テスト: [データをアーカイブする]オプションを選択した場合は、[テスト]ボタンを使用して、アーカイブディレクトリが存在するかどうか、またnovellユーザが書き込み権を持っているかどうかを検証できます。

毎日の保守の実行時間: 保守作業を実行する時刻を指定します。この時刻はIdentity Auditサーバのローカル時刻に基づきます。スケジュールされた保守の実行時間になると、データベースにパーティションを追加するためのストアドプロシージャが実行されます。その2時間後、設定された日数よりも古いデータをアーカイブまたは削除するためのストアドプロシージャが実行されます。

データのアーカイブは、データベースの使用率が比較的低い時間に行うように計画する必要があります。