2.6 グローバル構成値の使用

グローバル構成値(GCV)は、ドライバパラメータに似た設定です。グローバル構成値は、ドライバセットに対しても、個々のドライバに対しても指定できます。ドライバにGCV値がない場合、ドライバはドライバセットからそのGCVの値を継承します。

GCVによって、パスワード同期やドライバハートビートなどのIdentity Manager機能の設定、および個々のドライバ環境設定の機能に固有の設定を指定できます。一部のGCVはドライバに付属していますが、ユーザが独自のGCVを追加することもできます。ポリシーでこれらの値を参照すると、ドライバ環境設定を容易にカスタマイズできます。

重要:パスワード同期の設定はGCVですが、これらを編集する場合は、[GCV (GCV)]ページではなく、ドライバの[サーバ変数]ページで利用できるグラフィカルインタフェースを使用することをお勧めします。パスワード同期の設定が表示される[サーバ変数]ページには、その他のドライバパラメータと同様のタブとしてアクセスできます。または、[パスワードの管理]>[パスワード同期]の順にクリックしてドライバを検索し、ドライバ名をクリックすることでアクセスできます。このページには、パスワード同期の各設定のオンラインヘルプがあります。

Identity Managerのパスワード同期に関連しないGCVを追加、削除、または編集する

  1. iManagerで、[Identity Manager]>[Identity Managerの概要]の順にクリックします。

  2. ドライバセットまたはドライバオブジェクトを参照してクリックし、[検索]をクリックします。

  3. ドライバの右上隅をクリックし、[プロパティの編集]をクリックします。

  4. グローバル構成値]を選択します。

  5. ドライバ作成時に設定されたデフォルト値を変更します。

  6. 他の情報を追加するには、[XMLの編集]をクリックします。

  7. XML編集の有効化]をクリックします。

  8. XMLを追加、削除、または編集し、[OK]をクリックして変更を適用します。