ドライバは、Simplified Mail Transport Protocol (SMTP)以外の方法を使用して、ユーザ通知を送信するための拡張メカニズムを提供します。たとえば、顧客が、SMTPを使用するのではなく、Messaging Application Programming Interface (MAPI)を使用して通知を送信する必要があるとします。
通知の送信にSMTP以外のメカニズムを使用するには、ドライバの購読者チャネルで送信されるカスタムXML要素を処理するJavaクラスを記述する必要があります。
Javaカスタム要素ハンドラは、com.novell.nds.dirxml.driver.manualtask.CommandHandler Javaインタフェースを実装する必要があります。カスタム要素クラスの名前は、購読者の設定パラメータの[その他のハンドラ]項目で指定されます。
購読者チャネルでコマンド要素が発生した場合、ハンドラのテーブルが検索されます。コマンド要素を処理していることをレポートするハンドラが見つかると、コマンド要素がハンドラに渡されます。次にハンドラは必要な処理を実行します。
ドライバには、組み込まれたコマンド要素のハンドラが2つあります。<mail>要素のハンドラ、および<add>要素のハンドラです。
カスタムコマンド要素は、カスタムハンドラの作成者が定義します。カスタムコマンド要素の設計は、<mail>要素から始めるのが妥当です。
カスタム要素は、<mail>要素が作成されたのと同じ方法で、購読者チャネルのポリシーによって作成されます。
com.novell.nds.dirxml.driver.manualtask.CommandHandlerのドキュメント、および多くのユーティリティとサポートクラスのドキュメントは、ドライバに付属のjavadocsにあります。javadocsは、配布イメージの中では、manual_task_docs.zipというファイル名になっています。