Identity Managerユーザアプリケーションは、Apache Software Foundationより配布されるオープンソースログパッケージであるlog4jを使用してログを行います。詳細は、「Logging Services」を参照してください。デフォルトでは、イベントメッセージは、システムコンソールおよびアプリケーションサーバのログファイルに、「情報」以上のログレベルで記録されます。Novell® Auditにログするようユーザアプリケーションを設定することもできます。イベントは、アクティブ化されたすべてのロガー(ログの記録先)にログされます。
重要:Novell Auditにログを記録している場合は、Novell Auditドキュメントを参照してください。
警告:デジタル署名したドキュメントを保持するには、Novell Audit(またはSentinel)を使用する必要があります。デジタル署名ドキュメントはワークフローデータと一緒にユーザアプリケーションデータベースには保管されません。ログデータベースに保管されます。これらのドキュメントを保管するには、ログを有効にする必要があります。
log4j環境設定は、次の場所にあります。
jboss-log4j.xml:JBossアプリケーションサーバのインストールディレクトリにあります。
log4j.xml:JBoss以外のアプリケーションサーバの、ユーザアプリケーションWAR内にあります。
コンソールのログでは、同期書き込みが行われます。このため、ログの書き込み作業によってプロセッサ使用率の問題や同時並行のインピーダンスの問題が起こる可能性があります。JBossサーバの優先値デフォルト設定をERRORにすることができます。そうするには、 <installdir> /jboss/server/IDM/conf/jboss-log4j.xmlの設定を編集します。次のようなrootノードを見つけます。
<root>
<priority value="INFO"/>
<appender-ref ref="CONSOLE"/> <appender-ref ref="FILE"/> </root>
優先値を次のように変更します。
<root> <priority value="ERROR"/>
<appender-ref ref="CONSOLE"/> <appender-ref ref="FILE"/> </root>
rootに値を割り当てると、レベルが明示的に割り当てられていないアペンダはすべてrootのレベルを継承します。
ユーザアプリケーションでは、各ロガー個別にログレベル設定を変更することができます。
ユーザアプリケーションにユーザアプリケーション管理者としてログインします。
[
リンクを選択します。
任意のロガーの
を変更します。変更内容を保存するには、
を選択します。[
]をクリックします。ユーザアプリケーションのログ設定が、idmuserapp_logging.xmlファイルに保存されます。JBossでは、パスは<installdir>/jboss/server/IDM/conf/idmuserapp_logging.xmlになります。