ディレクトリ抽象化層は、アイデンティティボールトデータの論理的なビューを提供しています。 サードパーティソフトウェアアプリケーションからのアクセスをサポートするために、ディレクトリ抽象化層サービスには、VDXWebサービスと呼ばれるWebサービスエンドポイントが用意されています。 このエンドポイントを利用すれば、ディレクトリ抽象化層に定義されているエンティティに関連する属性にアクセスすることができます。また、グローバル検索と呼ばれる事前定義された検索を実行したり、特定のエンティティを検索することができます。グローバルクエリをLDAPのプロシージャに保管することができます。
この付録では、VDX Webサービスのプログラミングインタフェースについて説明していきます。
VDX Webサービスエンドポイントへのアクセスには、次のようなURLを使用します。
http://server:port/warcontext/vdx/service?test
たとえば、サーバ名が「myserver」で、ユーザアプリケーションがポート8080で待機しており、ユーザアプリケーションWARファイル名が「IDMPROV」の場合、URLは次のようになります。
http://myserver:8080/IDMPROV/vdx/service?test
VDX WebサービスのWSDLへのアクセスには、次のようなURLを使用します。
http://server:port/warcontext/vdx/service?wsdl
たとえば、サーバ名が「myserver」で、ユーザアプリケーションがポート8080で待機しており、ユーザアプリケーションWARファイル名が「IDMPROV」の場合、URLは次のようになります。
http://myserver:8080/IDMPROV/vdx/service?wsdl
VDX Webサービスに必要なスタブクラスは、製品に同梱されているwsclient.jarにあります。このJARファイルは、idmuserapp/libフォルダにあります。作成したコードがこれらのスタブクラスを探せるようにするために、クラスパスにこのJARファイルを追加する必要があります。