13.2 ポートレット初期設定

HTMLポートレットでは、固有のオプションを使って設定をパーソナライズできます。各設定項目の詳細については、ポートレットの初期設定エディタで[説明を表示する]をクリックしてください。ウィザードを使って、URLとURLパラメータの設定を保存したり、ページを分割したりできます(セクション 13.3.1, ウィザードの使用を参照)。ウィザードの設定を有効にするには、[URL環境設定]を[ウィザードで生成した環境設定]に設定する必要があります。

HTMLポートレットの各設定項目は、次のように設定できます。

設定

説明

非表示

[非表示]をオンにすると、この設定はランタイム時に非表示になります。

必須

[必須]をオンにすると、この設定はランタイム時に必須になります。

読み込み専用

[読み込み専用]をオンにすると、この設定はランタイム時に変更できなくなります。

次のHTMLポートレットの初期設定に値を設定できます。

設定項目

指定内容

URL環境設定

URL、パラメータ、post値の定義に、ウィザードを使用するか手動で設定するかを指定します。

ウィザード

カスタム設定を表示するか編集するかを選択します。 ウィザードは、URLやURLパラメータを保存し、ターゲットのWebページを複数のコンテンツ領域に分割する場合に使用します。これらの領域を個別に選択して、HTMLポートレットウィンドウに表示することができます。ウィザードで生成した環境設定を使用する場合、このオプションは必須です。

完全修飾のWeb URL

表示するHTMLポートレットのURL。HTTP、HTTPSのようなURLスキーマ(プロトコル)が含まれている必要があります。手動で設定する場合、このオプションは必須です。 $PORTLET_AUTH_ID$または$PORTLET_AUTH_PWD$代替文字列を使用する場合、ここでURLを変更します。URLを変更してウィザードを再実行するには、[再起動]アイコンをクリックします。

URLへ渡すパラメータ

NAME=VALUEの形式でURLパラメータを指定し、渡します。ポートレットの認証資格情報を渡す場合は、$PORTLET_AUTH_ID$および$PORTLET_AUTH_PWD$代替文字列を使用します。[ユーザ名]と[パスワード]の値を使用します。

このパラメータは手動で設定するときに使用します。

URLパラメータのエンコード

UTF-8が適切な場合に、この文字セットを使ってURLパラメータをエンコードするかどうかを指定します。

URLへ「POST」を実行する

ポートレットがURLに対してPOSTとGETのどちらを実行するかを指定します。手動で設定するときに適用されます。

データの解析およびリンクの変更

ポートレットがHTMLコンテンツを解析するかどうかを指定します。

  • [True]の場合、ポートレットはHTMLコンテンツに含まれる関連リンクを調整します。ユーザは、[リンク先]に有効な任意の値を指定できます。

  • [False]の場合、ポートレットはHTMLコンテンツをそのまま表示します。ユーザは、[リンク先]に[Leave (そのまま)]を指定して、リンクが変更されないようにする必要があります。サーバを最適化するには、このパラメータを[False]に設定して、ポートレットを使用してページが表示できるかどうかを確認します。

リンク先

クリックしたときにリンクが表示される場所を指定します。[データの解析およびリンクの変更]で[False]を選択した場合は、[Leave (そのまま)]を選択してリンクが変更されないようにする必要があります。

相対パスの解析中に使用するURLホスト

相対パスの解析中に使用するURLホストを指定します。たとえばwww.wtcrelief.infoなどを指定します。

相対パスの解析中に使用するURLプロトコル

相対パスの解析中に使用するURLスキーム(プロトコル)を指定します。HTTP、HTTPSなどがあります。

相対パスの解析中に使用するURL相対パス

相対パスの解析中に使用するURL相対パスを指定します。次のように、先頭と末尾の文字はスラッシュ(/)になります。

/Charities/Information/pages/

Cookieをブラウザに転送する

[リンク先]で[別のウィンドウ]を選択した場合に、Cookieを転送するかどうかを指定します。

  • [True]の場合は、別のブラウザウィンドウが開き、最大化されたHTMLポートレット内にリンクのコンテンツが表示されます。

  • [False]の場合は、別のブラウザウィンドウが開き、そこに直接リンクのコンテンツが表示されます。[リンク先]で[ポートレット内]または[最大化されたポートレット内]を選択した場合、Cookieは常に転送されます。

文字のエンコード

このURLの文字エンコードを指定します。 この設定は、文字が正常に表示されない場合に使用します。

基本認証を使用する

URLが基本認証パラメータを転送する場合は[True]を選択します。[True]を選択した場合は、基本認証用のユーザ名とパスワードも指定します。

ユーザ名

ターゲットURLが基本認証を必要とする場合や、代替認証文字列を使用する場合に、ポートレットが渡すユーザ名を指定します。ポータルのマクロも使用できます。たとえば、ポータルIDを渡す場合は、${User/id}と指定できます。ログインポートレットでSSOが有効になっている場合は、${Application/login-user}と指定できます。[基本認証を使用する]を[True]に設定している場合は必須です。

パスワード

ターゲットURLが基本認証を必要とする場合や、代替認証文字列を使用する場合に、ポートレットが渡すパスワードを指定します。ポータルのマクロも使用できます。 たとえば、ログインポートレットでSSOが有効になっている場合は、${Application/login-pass}と指定できます。[基本認証を使用する]を[True]に設定している場合は必須です。

URLコンテンツ内の検索/置換文字列

検索条件に続いて、「~」と置換文字列を入力します。検索条件では、正規表現を使用できます。たとえば、nove?l+.com~something elseのように入力できます。

BODYタグ内でのみhtmlを表示します

Java Portlet 1.0仕様に準拠する場合は[True]を指定します。ただし、この場合、HEADタグ内のスクリプトとスタイルの指定がすべて失われます。このオプションで[True]を設定する場合は、[データの解析およびリンクの変更]でも[True]を設定する必要があります。

すばやく表示するためにURLをキャッシュする

HTMLコンテンツをすばやく表示するため、ポートレットでHTMLコンテンツをキャッシュするかどうかを指定します。

[ウィザードで生成した環境設定]を選択していて、必要なセクションだけを表示するようにウィザードを分割している場合は、[False]を設定します。

キャッシュをリフレッシュする頻度(分)

HTMLのキャッシュデータの有効期限が切れるまでの時間を分単位で指定します。[すばやく表示するためにURLをキャッシュする]で[True]を選択した場合は必須です。

フォーム送信に対してpostを実行する

HTMLフォームがpostメソッドを使用する場合は[True]を指定します。HTMLフォームがgetメソッドを使用する場合は[True]を指定します。