2.8 プロビジョニングオブジェクトの比較

プロビジョニングビューの比較機能では、ローカルファイルシステム内のプロビジョニングオブジェクトと、展開されたユーザアプリケーションドライバで実行されるプロビジョニングオブジェクトの相違点を表示できます。相違点が検出された場合、その相違点に対してどのように対処するかを指定できます。相違点は無視または調整できます。

メモ:識別ボールトまたはドライバセットの展開コンテキストを変更したときは、比較を実行する前に、プロジェクトを保存する必要があります。変更を保存していない場合、比較操作では引き続き古い展開コンテキストが使用されます。

プロビジョニングオブジェクトを比較する:

  1. プロビジョニングビューでコンテナまたはオブジェクトを右クリックし、[比較]をクリックします。

  2. 識別ボールト資格情報の入力を求められたら、その情報を入力し、[OK]をクリックします。

    比較の結果が表示されます。デフォルトでは相違点だけが表示されますが、[相違点のみ表示]を選択解除すると、完全な比較情報を表示できます。

    メモ:プロビジョニングチームの場合は、コンテナを選択して、プロビジョニング要求とプロビジョニングチームオブジェクトを比較する必要があります。特定のチームを選択した場合は、プロビジョニングチームオブジェクトだけが比較されます。

  3. 相違点がある場合、次のいずれかの操作を選択します。

    状態の調整

    説明

    調整しない

    定義を一切変更しません。

    Designerの更新

    識別ボールトから定義をインポートします。

    eDirectoryの更新

    Designerから識別ボールトに定義を展開します。

    親による調整

    情報の提供のみを行います。親オブジェクトのいずれかがすでに調整中であるどうかを示します。通常は無効になっており、Designerまたは識別ボールトで親オブジェクトがすでに調整中である場合にのみ設定されます。