2.1 プロビジョニングプロジェクトのセットアップ

プロビジョニングビューは、ユーザアプリケーションドライバが含まれるプロジェクトでのみ使用できます。Identity Managerプロジェクトをセットアップし(『Designer for Identity Manager 3.5: 管理ガイド』の「★Creating a Project★」を参照)、プロジェクトの識別ボールトとドライバセットを設定した後、ユーザアプリケーションドライバを追加して設定します。

2.1.1 ユーザアプリケーションドライバの作成

  1. プロジェクトビューでプロジェクトを拡張します。

  2. [システムモデル]をダブルクリックします。

  3. 次のいずれかの方法で、新しいドライバのドライバ環境設定ページにアクセスします。

    • プロジェクトのドライバセットを右クリックし、[新規]>[ドライバ]の順にクリックします。

    • [パレット][プロビジョニング]をクリックし、[ユーザアプリケーション]アイコンをキャンバスにドラッグします。

    • プロジェクトのドライバセットをクリックし、[モデル]>[ドライバ]>[新規]の順に選択します。

    ドライバ環境設定ウィザードが表示されます。

  4. 次のいずれかのドライバ環境設定を選択します。

    ドライバ設定

    説明

    ユーザアプリケーション3.0.1

    バージョン3.0.1のユーザアプリケーションドライバを作成します。

    ユーザアプリケーション3.5

    バージョン3.5のユーザアプリケーションドライバを作成します。

    ユーザアプリケーション3.5.1

    バージョン3.5.1のユーザアプリケーションドライバを作成します。

    この手順では、すべてのバージョンの設定方法について説明しており、特定バージョンに固有のフィールドの場合はその旨を記載しています。

    次のダイアログボックスが起動されます。

  5. 次のようにフィールドに値を入力します。

    プロパティ

    指定する内容

    ドライバ名

    既存のユーザアプリケーションドライバ(ユーザアプリケーションのインストール時に指定されたドライバ)の名前、または新しいユーザアプリケーションドライバの名前。

    認証ID

    ユーザアプリケーションの管理者のDN。

    アプリケーションパスワード/パスワードの再入力

    ユーザアプリケーションの管理者(前の項目)のパスワード。

    アプリケーションコンテキスト

    ユーザアプリケーションのコンテキストの名前(たとえば、IDMなど)。

    ホスト

    Identity Managerユーザアプリケーションが展開されたアプリケーションサーバのホスト名またはIPアドレス。この情報は次のように使用されます。

    • アプリケーションサーバでワークフローを起動し、ワークフローに接続してアクセスする(終了、リトラクトなど)。

    • キャッシュされたデータ定義を更新する。

    ポート

    ホスト(前の項目)のポート。

    イニシエータの無効化を許可

    バージョン3.5およびバージョン3.5.1のユーザアプリケーションに適用されます。

    このプロパティは、自動的に開始されるワークフローに適用されます。自動的に開始されるワークフローは、通常は管理IDによって開始されます。このプロパティで[はい]を選択すると、自動開始ワークフローを別のユーザIDで開始できます。詳細については、『Identity Managerユーザアプリケーション: 管理ガイド』を参照してください。

  6. [完了]をクリックします。

2.1.2 電子メール通知テンプレートについて

Identity Managerには、電子メール通知テンプレートの標準セットが含まれています(『Identity Manager3.5ユーザアプリケーション: 管理ガイド』の「★Working with E-Mail Templates★」を参照)。ユーザアプリケーションドライバを作成すると、標準セットから失われている電子メールテンプレートはすべて置き換えられます。ただし、既存の電子メール通知テンプレート(以前のバージョンのIdentity Managerのテンプレートなど)は更新されません。既存のテンプレートを新しいテンプレートに置き換えるには、次の手順に従います。

  1. アウトラインビューを拡張します。

  2. [デフォルト通知コレクション]で、置き換えたい電子メール通知テンプレートを削除します。

  3. [デフォルト通知コレクション]を右クリックし、[テンプレートの更新]をクリックします。

    新しいユーザアプリケーションドライバを作成せずに電子メール通知テンプレートを更新する場合はいつでも、このコマンドを使用できます。

  4. 電子メール通知テンプレートを識別ボールトに展開するには、[デフォルト通知コレクション]を右クリックし、[ライブ]>[展開]の順にクリックします。