8.7 マッピングアクティビティ

マッピングアクティビティでは、ワークフロー内のデータを追加または操作できます。マッピングアクティビティはソース式を評価して、結果を関連するデータ項目のターゲット式に保存します。このアクティビティは、並行処理される承認フォームのデータを、データがフローデータに移動された後に結合する方法として使用できます。

たとえば、並行承認コンテキストにおいて、相互に依存していたり、相互に計算したりする必要がある複数の承認フォームからデータを収集する必要がある場合があります。これを行うには、マッピングアクティビティをマージアクティビティの後、結果を使用するすべてのアクティビティ(条件、エンティティ、プロビジョニング、または別の承認アクティビティなど)の前に置きます。

また、マッピングアクティビティを使用して、データを操作しリソース集約的である外部Javaルーチンへのコールを独立させることもできます。このため、前動作マッピング段階でも後動作マッピング段階でも、ユーザベースの承認アクティビティの処理は低下しません。

8.7.1 プロパティ

マッピングアクティビティのプロパティは次のとおりです。

表 8-10 マッピングアクティビティのプロパティ

プロパティ名

説明

名前

アクティビティの名前を指定します。

8.7.2 データ項目マッピング

マッピングアクティビティに関連付けられたデータ項目をバインドするには、前動作および後動作マッピングを定義します。前動作マッピングは、定数、フローデータオブジェクトから取得した値、システムプロセス変数、システムアクティビティ変数、またはディレクトリ抽象化レイヤに式をコールして取得したデータで、フローデータ内のデータを初期化します。後動作マッピングは、データをフローデータオブジェクトに移動させます。

表 8-11 マッピングアクティビティのデータ項目マッピング

設定

説明

ソース式

ソース式を指定します。[ソース式]列のセルをクリックすると、式の定義に役立つECMA Expression Builderが表示されます。例,

function list() { s=new java.lang.String(); if (wi.XPath('count(flow-data/groups)' ) > 0) s="There was a group selected"; return s;}; list();

ターゲット式

ターゲット式を指定します。[ターゲット式]列のセルをクリックすると、式の定義に役立つECMA Expression Builderが表示されます。または[すべてマップ]ボタンをクリックできます。ターゲット式の例:

flowdata.testexpression

8.7.3 電子メール通知

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