7.8 識別名参照の移植可能化

プロビジョニング要求定義の式でDNを使用する場合、プロビジョニング要求定義を構造の異なる識別ボールトに展開すると、式が失敗することがあります。通常、DNは次の場所で指定します。

受信者など一部の式は移植できます。ユーザ動作でデフォルトで使用されている次の式も移植できます。

IDVault.get(recipient,’user’,’manager’)
IDVault.get(approval_A.getAddressee(),’user’,’manager’)

DN式が識別ボールト間で移植できることを確認するために、次の変数のいずれかを使用できます。

これらの変数は、ユーザアプリケーションのインストール中に定義され、ランタイム時にECMAScriptエンジンによって解決されます。ECMA式ビルダのプロセスノードの下で確認できます。次のDNで、エンタイトルメントを参照する必要があるとします。

‘cn=myEntitlement,cn=UserApplication,cn=TestDrivers,o=novell’

このDNを任意の識別ボールトに移植できるようにするには、次の式を使用できます。

‘’cn=MyEntitlement,’ + PROVISIONING_DRIVER

ユーザおよびグループにもこの手法を使用できます。

メモ:トラスティは式でないので、この手法は使用できません。