3.10 SecureLoginのプロビジョニング解除

「接続システムのユーザアカウントは削除し、識別ボールトのアカウントは残す」というポリシーを使用する状況は数多く考えられます。財務のシナリオでは、ユーザの識別ボールトのemployeeStatus属性値が「I」に設定された場合に、SAPユーザのアカウントを削除して、SecureLogin資格情報のプロビジョニングを解除します。この状況を処理するため、SAPユーザドライバの購読者イベント変換に、変更属性値をオブジェクトの削除に変換するポリシーが含まれています。Active Directoryアカウントの名前は、<delete>コマンドが実行された後も必要なため、<operation-data>イベントを<delete>コマンドに設定して、入力変換ポリシー内のSecureLoginのプロビジョニング解除ポリシーで使用できるようにする必要があります。

<operation-data> <nsl-sync-data> <nsl-target-user-dn> cn=GLCANYON,ou=finance,dc=prod,dc=testco,dc=com </nsl-targer-user-dn> </nsl-sync-data> </operation-data>

<modify>イベントを<delete>に変換してこの要素を作成するポリシーは、SampleSubEventTransform.xmlファイル内のサンプル資格情報プロビジョニングポリシーにあります。

ポリシーが作成されたら、セクション 6.0, Novell資格情報プロビジョニングポリシーの管理に進んでください。