イベントの生成

ユーザ定義イベントをNovell AuditまたはSentinelに送信します。

フィールド

ID

イベントのIDです。 java.lang.IntegerのparseIntメソッドを使用して解析したときに、1000~1999の整数になる値を指定する必要があります。 変数の拡張がサポートされます。 詳細については、変数の拡張を参照してください。

レベル

イベントのレベル。

レベル

説明

log-emergency

Metadirectoryエンジンまたはドライバがシャットダウンされるイベント。

log-alert

早急に注意が必要なイベント。

log-critical

Metadirectoryエンジンまたはドライバの一部が正常に動作しなくなるイベント。

log-error

Metadirectoryエンジンまたはドライバによって処理できるエラーを説明するイベント。

log-warning

問題を表さないネガティブなイベント。

log-notice

管理者が使い方や操作を理解または向上するのに使用できるイベント(ポジティブまたはネガティブ)。

log-info

いずれかの重要度を持つポジティブイベント。

log-debug

サポート担当者またはエンジニアがメタディレクトリエンジンまたはドライバの操作をデバッグするためのイベント。

文字列

イベントに含めるユーザ定義の文字列値、整数値、およびバイナリ値を指定します。これらの値は、名前付き文字列ビルダを使用して指定します。

タグ

説明

target

イベントの対象になるオブジェクト。

target-type

ターゲットの定義済みの形式を示す整数です。 現在定義済みのtarget-typeの値を示します。

  • 0 = なし

  • 1 = スラッシュ表記

  • 2 = ドット表記

  • 3 = LDAP表記

subTarget

イベントの対象になるターゲットのサブコンポーネント。

text1

ここに入力されるテキストは、text1イベントフィールドに格納されます。

text2

ここに入力されるテキストは、text2イベントフィールドに格納されます。

text3

ここに入力されるテキストは、text3イベントフィールドに格納されます。

ここに入力される任意の数字は、valueイベントフィールドに格納されます。

value3

ここに入力される任意の数字は、value3イベントフィールドに格納されます。

データ

ここに入力されるデータは、Blobイベントフィールドに格納されます。

備考

Novell AuditまたはSentinelのイベント構造は、1つのターゲット、1つのサブターゲット、3つの文字列(text1、text2、text3)、2つの整数(value、value3)、および1つの一般的なフィールド(data)で構成されます。 テキストフィールドは256バイトに制限されています。データフィールドには3KBまでの情報を含めることができます。ただし、環境によってはこれより大きいデータフィールドを使用できる場合もあります。

この例には4つのルールがあり、名字属性の最初の文字に基づいてユーザオブジェクト用の配置ポリシーを実装しています。トレースメッセージおよびNovell AuditまたはSentinelカスタムイベントの両方を生成します。イベントの生成アクションは、Novell AuditまたはSentinelにイベントを送信する場合に使用されます。これは、「Policy to Place by Surname」という名前のポリシーで、NovellのサポートWebサイトからダウンロードできます。詳細については、「Identity Managerポリシーのダウンロード」を参照してください。このポリシーをXMLで表示するには、001-Placement-BySurname.xmlを参照してください。

名字によるユーザの配置ポリシー
イベントの生成

次に示すのは、文字列の引数を指定する場合に使用される、名前付き文字列ビルダの例です。

名前付き文字列ビルダ

イベントの生成は、ID 1000を持つイベントを作成し、ローカル変数LVUser1によって生成されたテキストを表示します。ローカル変数LVUser1は、ユーザ:操作属性“cn” +”を“+”Training\Users\Active\Users1”+” container”に追加したという文字列です。このイベントは、ユーザ:jsmithをTraining\Users\Active\Users1コンテナに追加したことを示します。