9.2 ポリシーシミュレータの使用

ポリシーシミュレータでは、ドライバフロー内のポイントを選択して、ポリシーを特定の操作でテストできます。テスト中に、入力ドキュメントおよび出力ドキュメントを編集できます。変更を保持する場合は、[名前を付けて保存]アイコンを選択して、ドキュメントをXMLファイルとして保存します。

ポリシーシミュレータを使用するには

  1. [Simulation Point (シミュレーションポイント)]ドロップダウンリストで、ポリシーをテストするドライバフロー内の場所を選択します。

    [発行者チャネル]、[購読者チャネル]、[入力]、[スキーマのマッピング]、[イベント]、[Sync Filter (同期フィルタ)]、[一致]、[作成]、[配置]、[コマンド]、および[Notify Filter (通知フィルタ)]の任意の項目を選択できます。

    ポリシーシミュレータ

    テストする特定のポリシーまたはルールを選択する場合は、[シミュレーションポイント]オプションには、[識別ボールトへ]または[識別ボールトから]だけが表示されます。

  2. Import (インポート)]を選択し、テストするファイルを参照して選択します。

    Designerにはサンプルのイベントファイルが付属します。ファイルは、プラグインcom.novell.designer.idm.policy\simulationにあります。イベントは、追加、関連付け、削除、インスタンス、変更、移動、クエリ、名前変更、およびステータスです。

  3. フォルダをダブルクリックして、使用可能なイベントを表示します。

    選択できるファイルは、イベントごとに異なります。たとえば、[追加]を選択した場合は、[Organization.xml]、[OrganizationalUnit.xml]、および[User.xml]の3つのオプションがあります。ファイルはイベントを示します。User.xmlを選択した場合、これはユーザオブジェクトの追加イベントになります。

  4. ファイルを選択し、[開く]をクリックして、ウィンドウに入力ドキュメントを表示します。

  5. 次へ]をクリックして、シミュレーションを開始します。

    入力ドキュメント
  6. トレース]タブを選択して、DSTRACEに表示されるとおりの追加イベントの結果を表意jします。

    トレースログの表示

    ログのクリア]をクリックし、[繰り返し]をクリックして、新しいトレースログでシミュレーションを再び実行します。

  7. 出力]タブを選択し、入力ドキュメントに対してポリシーが実行されたときに生成される出力ドキュメントを表示します。入力ドキュメントはユーザの「追加」イベントです。

    出力ドキュメント

    入力ドキュメントおよび出力ドキュメントを編集できます。変更を保持する場合は、[名前を付けて保存]をクリックします。

  8. Compare (比較)]タブを選択して、出力ドキュメントを入力ドキュメントと比較します。

    入力ドキュメントと出力ドキュメントとの比較
  9. Repeat (繰り返し)]をクリックして、別の入力ドキュメントを選択し、イベントの結果を表示します。

  10. テストが済んだら、[終了]をクリックして、ポリシーシミュレータを閉じます。