filter-attr

Identity Managerドライバの特定のインスタンスで使用される、格納している<filter-class>の属性を記述します。attr-name属性によって、eDirectory™の属性の名前が指定されます。次のテーブルに従い、publisher属性とsubscriber属性によって、それぞれのチャネルで対象の属性が同期されるかどうかが制御されます。オブジェクトクラスのチャネル設定が全体として無視される場合は、個々の属性の設定が無視されます。

備考

次のテーブルに従い、publisher属性とsubscriber属性によって、それぞれのチャネルで対象の属性が同期されるかどうかが制御されます。

説明

ignore

対象の属性に対する変更は、レポートも自動的な同期化もされません。

通知

対象の属性に対する変更はレポートされますが、自動的には同期化されません。

同期

対象の属性に対する変更は、レポートされ、自動的に同期化されます。

リセット

対象の属性に対する変更はレポートされ、この変更によって、属性が他方のチャネルの値に自動的にリセットされます。発行者と購読者の両方を同一の属性にリセットすることは不正です。

次のテーブルに従い、merge-authority属性によって、マージ操作の際の属性の動作が制御されます。

動作

有効

デフォルト

1.属性がどちらのチャネルでも同期されていない場合、マージは行われません。

2.属性が一方のチャネルだけで同期されている場合は、そのチャネルのターゲットの既存の値がすべて削除され、そのチャネルのソースの値と置き換えられます。ソースに値が複数ある場合にターゲットでは1つの値しか受け取ることができない場合、複数の値のうちの1つがターゲット側で使用されます。このとき、どの値が使用されるかは定義されていません。

3.属性が両方のチャネルで同期されていて、両方の側で複数の値を受け取ることができる場合は、最終的に両方の側で、いずれかの側の値に結合します。

4.属性が両方のチャネルで同期されていて、両方の側で1つの値しか受け取ることができない場合は、eDirectoryに値があるかぎり、アプリケーションは最終的にeDirectoryの値になります。この場合、eDirectoryは最終的にアプリケーションの値になります (値がある場合)。

5.属性が両方のチャネルで同期され、一方の側だけが複数の値を受け取ることができる場合は、単一値の側の値が複数値の側に存在していれば追加されます。★「if it is already there」は、「if it is not already there」の間違いではないかと思われます★単一値の側に値がない場合は、複数の値のうちのいずれか (未定義) が単一値の側に追加されます。

常時

edir

属性が発行者チャネルではなく購読者チャネルで同期されている場合のデフォルトの動作と同じ動作です。

購読者チャネルで同期または通知されている場合。

app

属性が購読者チャネルではなく発行者チャネルで同期されている場合のデフォルトの動作と同じ動作です。

発行者チャネルで同期または通知されている場合。

none (なし)

同期に関係なく、マージされません。

常時

publisher-optimize-modify属性によって、識別ボールトで行われる変更を最小限にするために、発行者チャネルでこの属性に対する変更を調べるかどうかが制御されます。

<フィルタ>を参照してください。

内容に使用できる要素

なし

属性

属性

有効値

デフォルト値

attr-name

CDATA

属性の名前です。

#REQUIRED

merge-authority

default | edir | app | none

対象の属性がマージされる方法を制御するフラグ。

デフォルト

publisher

ignore | notify | sync | reset

発行者チャネルの同期化を制御するフラグ。

ignore

publisher-optimize-modify

true | false

購読者チャネルでの変更の最適化を制御するフラグ。

true

subscriber

購読者チャネルの同期化を制御するフラグ。

ignore

内容の宣言

なし

親要素

要素

説明

filter-class