eDirectory 8.7.3からeDirectory 8.8.5へのインプレースアップグレードを実行する場合、インストールではeDirectoryファイルを異なる場所に配置します。Identity Managerがインストールされているため、eDirectoryは特定のIdentity Managerファイルが所定の場所にない限り開始されません。以下の手順を完了して、ファイルを正しい場所に追加します。
eDirectoryが8.8.5にアップグレードされたら、以下のコマンドを使用してIdentity Managerのインストールを実行します。
./install.bin -i console -DCLUSTER_INSTALL=true
これにより、eDirectoryに対して認証することなく、正しいファイルが追加されます。
「ndsconfig upgrade」と入力して、eDirectoryファイルをアップグレードします。
nds.confファイルに次のエントリが存在するかどうかを確認します。
n4u.server.interfaces=<IPアドレス>@<ポート>
例:n4u.server.interfaces=<IPアドレス>@524
n4u.server.interfacesエントリが存在しない場合は、手動で設定する必要があります。n4u.server.interfacesを設定するには、以下の手順にしたがいます。
以下のコマンドを実行して、
ポートを検索します。ndsconfig get "n4u.server.interfaces"
このコマンドはncpポート番号を返します。たとえば、n4u.server.interfaces=@524などです。
以下のコマンドを実行して、n4u.server.interfacesのndsconfigを設定します。
ndsconfig set n4u.server.interfaces=<IPアドレス>@<ポート>
各要素の内容は以下のとおりです。
<IPアドレス>は、eDirectoryが存在するマシンのIPアドレスを示します。
<ポート>は、ステップ1で取得したncpポート番号を示します。
例:
ndsconfig set n4u.server.interfaces=<IPアドレス>@524