11.1 アップグレード

アップグレードとは、既存のサーバにIdentity Managerの新しいバージョンをインストールすることです。Identity Managerをインストールするには、OSおよびeDirectoryの現在のバージョンを、Identity Manager 4.0でサポートされているバージョンにアップグレードする必要があります。サポートされているプラットフォームのリストについては、セクション 6.0, システム要件を参照してください。

アップグレードの実行にはいくつかの利点があります。

アップグレードの実行にはいくつかの欠点もあります。

アップグレードが実行可能ではない場合、または複数のアップグレードを実行する必要がある場合が生じることもあります。サポートされているマイグレーションパスはIdentity Manager 3.5.x以降のみなので、以下のシナリオで説明するのはこれらのバージョンのみになります。

アップグレードがサポートされている唯一の状況は、Identity Manager 3.5.xがサポートされているオペレーティングシステムで使用されている場合のみです。ただし、アップグレードが実行できないいくつかのシナリオがあります。アップグレードが実行可能でない場合の例を以下にいくつか示します。

アップグレードを行う場合には、セクション 13.0, アップグレードの実行に進んでください。