1.1 統合インストーラとスタンドアロンインストーラ

Table 1-1 統合インストーラとスタンドアロンインストーラの比較

機能

統合

スタンドアロン

ツリー構造

ツリー構造は、ほとんどのIdentity Managerの展開に合うように定義されています。ツリー構造の詳細については、Section 2.7, 識別ボールトの構造を参照してください。

ツリー構造はカスタマイズ可能です。

ドライバのカスタムインストール

すべてのドライバがデフォルトでインストールされます。

ドライバのカスタムインストールがサポートされています。

ドライバセット

メタディレクトリサーバの環境設定中に別のパーティションとして作成されます。

作成されません。iManagerを使用して手動で作成できます。

root以外のインストール

サポートされていません。

一部のコンポーネントのroot以外のインストールがサポートされています。

iManagerプラグインのインストール

自動的にインストールされます。

手動でインストールされます。

依存関係

依存関係を自動的に処理します。

依存関係は手動で処理されます。

インストールにかかる時間

いくつかの手動による手順を自動化し、システムを素早く設定します。

通常、より時間がかかります。

ユーザ入力オプション

ユーザインタフェースのオプションがより少ないため、ユーザ入力が少なくて済みます。いくつかのオプションは、デフォルト値を想定しています。

ユーザインタフェースには、いくつかのオプションがあるので、すべてのコンポーネントをよく理解しておく必要があります。

サポートされているプラットフォームのチェック

内部的にプラットフォームの違いをチェックします。

プラットフォームのチェックを実行しません。

処理の不整合

コンポーネントとプラットフォーム間でユーザエクスペリエンスが一貫しています。

不整合が発生する可能性があります。

インストールと環境設定フェーズ

インストールと環境設定のフェーズが別々です。

さまざまなコンポーネント間で異なります。

1つ以上のIdentity Managerコンポーネントを別にインストールしたり、多くのカスタマイズされたオプションが必要な場合は、『Identity Manager 4.0 Frameworkインストールガイド』を参照しながらインストールします。インストール手順については、『Identity Manager 4.0 Frameworkインストールガイド』の「インストール」セクションを参照してください。

統合インストーラは、主にIdentity Manager 4.0の新規インストールに使用します。既存のインストールのアップグレードに関する情報については、Section 6.0, Identity Managerのアップグレードを参照してください。

現在のところ、統合インストーラは、GUIインストールとサイレントインストールという2種類のインストールモードをサポートしています。コンソールモードはサポートされていません。