10.3 役割の使用

役割の割り当てアクションメニューを使用すると、自分の持つ役割割り当ての内容を確認し、追加の役割割り当ての要求を行うこともできます。

役割管理者および役割マネージャは、次に示すように、他のユーザの役割割り当てを表示する権限を持っています。

役割ドメインのチームマネージャはチームメンバーの役割割り当てを管理する権限を持っています。チームメンバーを選択する前に、チームマネージャはチームを選択する必要があります。

役割関係は[役割割り当て]セクションには表示されません。特定の役割の役割関係を表示するには、[役割関係]タブを調べる必要があります。[役割]タブの[役割カタログ]から表示できます。

代理人モード [役割割り当て]アクションは、代理人モードで使用できません。

10.3.1 自分の役割割り当ての表示

[管理]コントロールで選択した自分の役割割り当て、またはユーザ、グループ、コンテナの役割割り当てを表示する

  1. [ワークダッシュボード]のアクションカテゴリで[役割割り当て]をクリックします。

    役割のリストが表示されます。自分が管理モードでない場合、表示される役割割り当ては受信者になる役割割り当てです。

    自分が管理モードである場合、表示される役割割り当ては選択したユーザ、グループ、またはコンテナが受信者になる役割割り当てです。

    役割はグループまたはコンテナに割り当てることができます。その場合、役割はグループまたはコンテナ内のすべてのユーザに間接的に割り当てられます。ダッシュボードの[役割割り当て]リストには、ユーザへの直接割り当てとグループおよびコンテナへの間接割り当てが含まれています。また、ユーザが親の役割に直接割り当てられている場合、リストには、この割当と、この親の役割に関連付けられた子の役割への割り当てが含まれます。たとえば、レベル30の役割(親)がレベル20役割(子)に追加される役割関係を持っている場合、ユーザが親の役割に直接割り当てられていると、[役割割り当て]画面には、両方の割り当て(親と子)が表示されます。[役割カタログ]で子の役割を調べる場合、[役割割り当て]タブではなく、[役割関係]タブで役割間の関係を確認します。

役割割り当てリストのフィルタ

  1. [役割割り当て]画面の右上隅にある[フィルタの定義]ボタンをクリックします。

  2. 初期要求説明または役割名にフィルタ文字列を指定するか、または割り当ての種類([ユーザ][グループ][コンテナ]、または[役割])および選択した割り当ての種類であるIDを選択することによって、検索を絞り込みます。あるいは、役割割り当てのソースの種類([役割に割り当てられているユーザ][役割に割り当てられているグループ][役割に割り当てられているコンテナ]、または[役割に関連付けられた役割])を選択することによって、検索を絞り込むこともできます。

    メモ:フィルタに使用するための割り当ての種類として[グループ]を選択した場合、フィルタのタイトルは「CN」と表示されます。結果は別の関連フィールドに表示されます。

  3. [フィルタ]をクリックして選択条件を適用します。

  4. 現在のフィルタを削除するには、[削除]をクリックします。

ページの最大行数の設定

  1. [行]ドロップダウンリストをクリックし、各ページに表示する行の数字を選択します。

役割割り当てリストのスクロール

  1. 役割割り当てリストで別のページにスクロールするには、リストの下部にある[次へ][前へ][最初]、または[最後]ボタンをクリックします。

役割割り当てリストのソート

役割割り当てリストをソートする

  1. ソートするカラムのヘッダをクリックします。

    ピラミッド型のソートインジケータにより、どのカラムが新規の第1ソートカラムかが示されます。ソートが昇順の場合、ソートインジケータは通常通り上向きに表示されます。

    ソートが降順の場合、ソートインジケータは逆さに表示されます。

    初期ソートカラムはRBPM設定管理者により決定されます。

初期ソートカラムを上書きする場合、ソートカラムは必須カラムのリストに追加されます。必須のカラムはアスタリスク(*)で示されます。

役割割り当てリストのソード順序を変更する場合、初期設定はその他のユーザ初期設定とともに識別ボールトに保存されます。

10.3.2 役割の要求

役割割り当ての要求を作成する

  1. ページの[役割割り当て]セクションの上部にある[割り当て]ボタンをクリックします。

    メモ:[割り当て]ボタンが表示されるには、[役割割り当て]ナビゲーション権限を持っている必要があります。

    [ワークダッシュボード]には、[役割割り当て]ダイアログボックスが表示され、これにより要求する役割を指定できます。

  2. [役割割り当ての追加]ダイアログボックスのフィールドに、次のように記入します。

    1. [初期要求の説明]フィールドに要求の理由を説明するテキストを入力します。

    2. オブジェクトセレクタで、検索文字列を入力し、[検索]をクリックします。割り当てる役割を選択します。

      割り当てる役割を検索するには、[オブジェクトセレクタ]をクリックします。

    3. [有効開始日]フィールドに役割割り当ての開始日を指定します。

    4. [有効期限]フィールドに役割割り当ての有効期限を指定します。

  3. [割り当て]をクリックして、要求を送信します。

10.3.3 役割割り当てリストの更新

役割割り当てリストを更新する

  1. [更新]をクリックします。

10.3.4 役割割り当ての削除

役割割り当てを削除する

  1. 事前に定義した役割割り当てを選択して、[削除]をクリックします。

    メモ:[削除]ボタンが表示されるには、[役割削除]ナビゲーション権限を持っている必要があります。

10.3.5 役割割り当てリスト表示のカスタマイズ

ダッシュボードの[役割割り当て]セクションを使用すると、カラムを選択および選択解除でき、タスクリスト表示のカラムを並べ替えることもできます。カラムの選択および順序は[役割割り当て表示のカスタマイズ]ダイアログボックス内の設定によって制御されます。カラムリストを変更する、またはカラムを並べ替える場合には、カスタマイズ項目は他の初期設定とともに識別ボールトに保存されます。

カラムの表示をカスタマイズする

  1. ダッシュボードの[役割割り当て]セクションにある[カスタマイズ]をクリックします。

    ユーザアプリケーションにより、現在表示用に選択されているカラムのリストと選択可能な追加のカラムのリストが表示されます。

  2. 追加のカラムを表示に含めるには、[使用可能なカラム]リストボックスにあるカラムを選択し、それを[選択したカラム]リストボックスにドラッグします。

    リスト内の複数のカラムを選択するには、<Ctrl>キーを押しながらカラムを選択します。リスト内に同時に表示されるカラムの範囲を選択するには、<Shift>キーを押しながらカラムを選択します。

    [選択したカラム]リストボックスでカラムを上下に移動させることによって表示されているカラムを並べ替えられます。

  3. カラムを表示から削除するには、[選択したカラム]リストボックスにあるカラムを選択し、それを[使用可能なカラム]リストボックスにドラッグします。

    [役割]カラムは必須カラムであり、タスクリスト表示から削除できません。

  4. 変更を保存するには、[変更を保存]をクリックします。

10.3.6 役割割り当てリストの印刷

ダッシュボードの[役割割り当て]セクションを使用すると、ページ上に表示された役割割り当てのリストを印刷することができます。プリントアウトには画面上のテキストのみが含まれるという点を除いて、画面上に表示される内容は、役割割り当てリストを印刷した際に表示される内容と基本的に同じです。[割り当て先]カラムまたは[ステータス]カラムに表示されるイメージは、プリントアウトには表示されません。

役割割り当てを印刷するには、[ワークダッシュボード]ナビゲーション領域における[役割割り当ての印刷]ナビゲーション権限を持っている必要があります。

役割割り当てリストを印刷するには

  1. ダッシュボードの[役割割り当て]セクションにある[印刷ビュー]をクリックします。

    ユーザアプリケーションにより、別のウィンドウに役割割り当てリストの印刷可能なバージョンが表示されます。

  2. 印刷ビューの最上部に表示されるテキストボックスからテキストを選択します。

    テキストボックスにタイトルを入力するか、メモを追加します。

  3. [印刷]をクリックします。

    プリンタに直接印刷するか、PDFファイルに印刷できます。

    プリントアウトの内容を表示したPDFの例を次に示します。

    画面に表示されている行は、設定管理者が[管理]タブで指定する[クエリが返す結果の最大数]設定で定義されている上限に達しない限り、すべての行が印刷されます。この制限に達した場合、続行するか指定できる確認のダイアログが表示されるはずです。画面に表示されているすべての行をプリントアウトに含めるには、[OK]をクリックします。このメッセージは、各ユーザセッションで一度だけ表示されます。