6.12 ユーザアプリケーション環境設定ファイルとJVMシステムプロパティの追加

WebSphereを正常にインストールするには、次の手順が必要です。

  1. ユーザアプリケーションのインストールディレクトリから、sys-configuration-xmldata.xmlファイルを、WebSphereサーバをホストしているマシン上のディレクトリ(例: /UserAppConfigFiles)にコピーします。

    ユーザアプリケーションのインストールディレクトリとは、ユーザアプリケーションをインストールしたディレクトリです。

  2. JVMシステムプロパティで、sys-configuration-xmldata.xmlファイルのパスを設定します。これを行うには、WebSphere管理コンソールに管理者ユーザとしてログインしてください。

  3. 左側のパネルから、[サーバ]>[アプリケーションサーバ]の順に移動します。

  4. サーバリストでサーバ名(例: server1)をクリックします。

  5. 右側の設定リストで、[Server Infrastructure]の下にある[Java and Process Management]に移動します。

  6. リンクを展開して、[Process Definition]を選択します。

  7. [Additional Properties]リストの下にある[Java Virtual Machine]を選択します。

  8. [JVM]ページの[Additional Properties]という見出しの下にある[Custom Properties]を選択します。

  9. [新規]をクリックして、新しいJVMシステムプロパティを追加します。

    1. [名前]には、「extend.local.config.dir」を指定します。

    2. [値]には、インストール時に指定したインストールフォルダ(ディレクトリ)の名前を入力します。

      インストーラはこのフォルダにsys-configuration-xmldata.xmlファイルを書き込みます。

    3. [説明]には、プロパティの説明(「sys-configuration-xmldata.xmへのパス」など)を指定します。

    4. [OK]をクリックしてプロパティを保存します。

  10. [新規]をクリックして、別の新しいJVMシステムプロパティを追加します。

    1. [名前]には、「idmuserapp.logging.config.dir」を指定します。

    2. [値]には、インストール時に指定したインストールフォルダ(ディレクトリ)の名前を入力します。

    3. [説明]には、プロパティの説明(「idmuserapp_logging.xmlへのパス」など)を指定します。

    4. [OK]をクリックしてプロパティを保存します。

      メモ:idmuserapp-logging.xmlファイルは[ユーザアプリケーション]>[管理]>[アプリケーション環境設定]>[ログ]を使用して変更を保持するまでは存在しません。