16.2 役割の割り当て

役割の割り当て]アクションでは、ユーザが役割の割り当てを要求できます。このアクションは、役割モジュール管理者、役割マネージャ、およびインストールされているシステム役割のいずれにも特に割り当てられていない認証ユーザが使用できます。

16.2.1 ユーザ、グループ、コンテナの役割への割り当て

1つ以上のユーザ、グループ、またはコンテナを単一の役割に割り当てるように要求する

  1. 役割の割り当て]アクションのリストにある[役割の割り当て]をクリックします。

  2. どのような方法で割り当てを表示しますか?]にある[役割]アイコンをクリックします。

  3. ユーザ、グループ、またはコンテナを割り当てる役割を選択します。

    オブジェクトセレクタ]ツールまたは[履歴の表示]ツールを使用して、役割を選択します。[オブジェクトセレクタ]ツールおよび[履歴の表示]ツールの使用方法の詳細については、セクション 1.4.4, 一般的なユーザアクションを参照してください。

    ユーザアプリケーションに、選択した役割の割り当てのステータスが表示されます。

    以下では、割り当てリスト表のカラムについて説明します。

    • 割り当て]カラムには、現在選択されている役割に割り当てられているオブジェクトの名前が表示されます。

    • ソース]カラムは、次のように、オブジェクトを役割に割り当てた方法を示します。

      ソース

      説明

      役割関係

      この割り当てが役割関係を表していることを示します。[割り当て]カラムに表示される名前は、関連する役割の名前です。

      役割に割り当てられているユーザ

      [割り当て]カラムに名前のあるユーザが、現在選択されている役割に以前割り当てられていたことを示します。

      役割に割り当てられているグループ

      [割り当て]カラムに名前のあるグループが、現在選択されている役割に以前割り当てられていたことを示します。

      役割に割り当てられているコンテナ

      [割り当て]カラムに名前のあるコンテナが、現在選択されている役割に以前割り当てられていたことを示します。

    • 有効開始日]には、割り当てが有効になる日付が表示されます。日付が表示されていない場合、割り当ては要求直後に有効になっています。

    • 有効期限]には、割り当ての期限が切れる日付が表示されます。日付が表示されていない場合は、割り当ては無期限に有効になっています。

    • ステータス]カラムには、割り当てが付与されたかどうかが表示されます。

      ステータス

      説明

      プロビジョニング済み

      承認済み(必要に応じて)で有効な状態です。

  4. 割り当てリストを次のようにフィルタできます。

    1. 該当する割り当てのみを表示する場合、[割り当て]ボックスに入力する内容については、データのフィルタを参照してください。

    2. ユーザの割り当てのみを表示する場合は、[ユーザ]ボックスをオンにします。

    3. グループの割り当てのみを表示する場合は、[グループ]ボックスをオンにします。

    4. コンテナの割り当てのみを表示する場合は、[コンテナ]ボックスをオンにします。

    5. 役割関係のみを表示する場合は、[役割]ボックスをオンにします。

    6. 表示するよう指定したフィルタ基準を適用するには、[フィルタ]をクリックします。

    7. 現在指定しているフィルタ基準をクリアするには、[リセット]をクリックします。

  5. 1ページに表示する割り当ての最大数を設定するには、[ページ当たりの最大行数]ドロップダウンリストから数値を選択します。

  6. 新しい割り当てを作成するには、[新規割り当て]をクリックします。

    割り当ての詳細]グループボックスで、割り当ての詳細を指定します。

    • 割り当てタイプ]ドロップダウンから、[ユーザ]、[グループ]、または[コンテナ]を選択し、現在選択されている役割に割り当てるオブジェクトのタイプを指定します。

    • ユーザの選択]フィールドで、割り当てるユーザを指定します。

      メモ:割り当てタイプとして[グループ]を選択した場合、ユーザインタフェースには[グループの選択]フィールドが表示されます。[コンテナ]を選択した場合、[コンテナの選択]フィールドが表示されます。

    • 初期要求の説明]フィールドに、割り当て要求の理由を説明するテキストを入力します。

    • 有効開始日]フィールドに、割り当てを有効にする日付を指定します。カレンダコントロールを使用して日付を選択できます。

    • 有効期限]フィールドに、割り当ての期限が切れる日付を入力します。割り当てを無期限に有効にするには、[無制限]を選択します。有効期限を定義する場合は、[有効期限の指定]を選択し、カレンダコントロールを使用して日付を選択します。

    • 送信]をクリックして、役割の割り当て要求を送信します。

    メモ:役割の割り当て]アクションでは、現在選択されている役割に関係する役割を確認できますが、役割関係を作成することはできません。役割関係を作成するには、[役割関係の管理]アクションを使用する必要があります。

役割を1人以上のユーザに割り当てた場合に、役割分担の競合が発生するときは、ユーザインタフェースのページ最下部に[役割分担の競合]ボックスが表示されます。この場合、役割の割り当てに対してビジネス上の正当な理由を指定する必要があります。

正当な理由を提供する

  1. 正当な理由]フィールドに、役割分担の制約の例外がこの状況で必要な理由を説明するテキストを入力します。

メモ:新しい役割割り当てが、役割関係またはグループやコンテナのメンバーシップを通じてユーザが間接的に取得した既存の割り当てと競合する場合は、正当な理由を指定する必要はありません。ユーザが役割に間接的に追加され、役割分担の潜在的な競合が検出された場合、ユーザアプリケーションは、新しい割り当てを追加したり、報告や監査のために違反を記録したりすることができます。必要に応じて、役割管理者は役割を再定義して違反を修正できます。

16.2.2 単一ユーザへの役割の割り当て

単一ユーザへの1つ以上の役割の割り当てを要求する

  1. 役割の割り当て]アクションのリストにある[役割の割り当て]をクリックします。

  2. どのような方法で割り当てを表示しますか?]にある[ユーザ]アイコンをクリックします。

  3. 1つ以上の役割を割り当てるユーザを選択します。

    ユーザを選択するには、[オブジェクトセレクタ]ツールまたは[履歴の表示]ツールを使用します。[オブジェクトセレクタ]ツールおよび[履歴の表示]ツールの使用方法の詳細については、[オブジェクトセレクタ]ボタンを使用した検索を参照してください。

    ユーザアプリケーションに、選択したユーザの割り当てのステータスが表示されます。

    以下では、割り当てリスト表のカラムについて説明します。

    • 割り当て]カラムには、現在選択されているユーザに割り当てられている役割の名前が表示されます。

    • ソース]カラムは、次で説明するように、ユーザに役割を割り当てた方法を示します。

      ソース

      説明

      直接割り当て

      現在選択されているユーザにこの役割が直接割り当てられたことを示します。

      役割役割名内のメンバーシップ

      ユーザが関連する役割に属してこの役割を受け取ったことを示します。

      グループグループ名内のメンバーシップ

      ユーザがグループに属してこの役割を受け取ったことを示します。

      コンテナコンテナ名内のメンバーシップ

      ユーザがコンテナに属してこの役割を受け取ったことを示します。

    • 有効開始日]には、割り当てが有効になる日付が表示されます。日付が表示されていない場合、割り当ては要求直後に有効になっています。

    • 有効期限]には、割り当ての期限が切れる日付が表示されます。日付が表示されていない場合は、割り当ては無期限に有効になっています。

    • ステータス]カラムには、割り当てが付与されていてプロビジョニング済みかどうかが表示されます。

      ステータス

      説明

      プロビジョニング済み

      承認済み(必要に応じて)で有効な状態です。

  4. 割り当てリストを次のようにフィルタできます。

    1. 特定の文字列で始まる割り当てのみを表示する場合、[割り当て]ボックスに入力する内容については、データのフィルタを参照してください。

    2. ユーザに直接割り当てられた役割をのみを表示する場合、[直接]ボックスをオンにします。

    3. 間接的に割り当てられた割り当てのみを表示する場合、[間接]ボックスをオンにします。間接割り当てとは、ユーザが役割関係を通じて、あるいはグループまたはコンテナに属することによって取得した割り当てのことです。

    4. 表示するよう指定したフィルタ基準を適用するには、[フィルタ]をクリックします。

    5. 現在指定しているフィルタ基準をクリアするには、[リセット]をクリックします。

  5. 1ページに表示する割り当ての最大数を設定するには、[ページ当たりの最大行数]ドロップダウンリストから数値を選択します。

  6. 新しい割り当てを作成するには、[新規割り当て]をクリックします。

    割り当ての詳細]グループボックスで、割り当ての詳細を指定します。

    • 役割の選択]フィールドで、割り当てる役割を指定します。

    • 初期要求の説明]フィールドに、割り当て要求の理由を説明するテキストを入力します。

    • 有効開始日]フィールドに、割り当てを有効にする日付を指定します。カレンダコントロールを使用して日付を選択できます。

    • 有効期限]フィールドに、割り当ての期限が切れる日付を入力します。割り当てを無期限に有効にするには、[無制限]を選択します。有効期限を定義する場合は、[有効期限の指定]を選択し、カレンダコントロールを使用して日付を選択します。

    • 送信]をクリックして、役割の割り当て要求を送信します。

現在選択されているユーザに役割を割り当てた場合に、役割分担の競合が発生するときは、ユーザインタフェースのページ最下部に[役割分担の競合]ボックスが表示されます。この場合、役割の割り当てに対してビジネス上の正当な理由を指定する必要があります。

正当な理由を提供する

  1. 正当な理由]フィールドに、役割分担の制約の例外がこの状況で必要な理由を説明するテキストを入力します。

間接的な役割割り当ておよびSoDの競合 新しい役割割り当てが、役割関係またはグループやコンテナのメンバーシップを通じてユーザが間接的に取得した既存の割り当てと競合する場合は、正当な理由を指定する必要はありません。ユーザが役割に間接的に追加され、役割分担の潜在的な競合が検出された場合、ユーザアプリケーションは、新しい割り当てを追加したり、報告や監査のために違反を記録したりすることができます。必要に応じて、役割管理者は役割を再定義して違反を修正できます。

16.2.3 単一グループへの役割の割り当て

単一グループへの1つ以上の役割の割り当てを要求する

  1. 役割の割り当て]アクションのリストにある[役割の割り当て]をクリックします。

  2. どのような方法で割り当てを表示しますか?]にある[グループ]アイコンをクリックします。

  3. 1つ以上の役割を割り当てるグループを選択します。

    グループを選択するには、[オブジェクトセレクタ]ツールまたは[履歴の表示]ツールを使用します。[オブジェクトセレクタ]ツールおよび[履歴の表示]ツールの使用方法の詳細については、[オブジェクトセレクタ]ボタンを使用した検索を参照してください。

    ユーザアプリケーションに、選択したグループの割り当てのステータスが表示されます。

    以下では、割り当てリスト表のカラムについて説明します。

    • 割り当て]カラムには、現在選択されているグループに割り当てられている役割の名前が表示されます。

    • ソース]カラムは、次で説明するように、グループに役割を割り当てた方法を示します。

      ソース

      説明

      直接割り当て

      現在選択されているグループにこの役割が直接割り当てられたことを示します。

      役割役割名内のメンバーシップ

      グループが関連する役割に割り当てられたために、この役割がそのグループに付与されたことを示します。

    • 有効開始日]には、割り当てが有効になる日付が表示されます。日付が表示されていない場合、割り当ては要求直後に有効になっています。

    • 有効期限]には、割り当ての期限が切れる日付が表示されます。日付が表示されていない場合は、割り当ては無期限に有効になっています。

    • ステータス]カラムには、割り当てが付与されていてプロビジョニング済みかどうかが表示されます。

      ステータス

      説明

      プロビジョニング済み

      承認済み(必要に応じて)で有効な状態です。

  4. 割り当てリストを次のようにフィルタできます。

    1. 特定の文字列で始まる割り当てのみを表示する場合、[割り当て]ボックスに入力する内容については、データのフィルタを参照してください。

    2. グループに直接割り当てられた役割をのみを表示する場合、[直接]ボックスをオンにします。

    3. 間接的に割り当てられた割り当てのみを表示する場合、[間接]ボックスをオンにします。間接的な割り当てとは、グループが役割関係を通じて取得した割り当てのことです。

    4. 表示するよう指定したフィルタ基準を適用するには、[フィルタ]をクリックします。

    5. 現在指定しているフィルタ基準をクリアするには、[リセット]をクリックします。

  5. 1ページに表示する割り当ての最大数を設定するには、[ページ当たりの最大行数]ドロップダウンリストから数値を選択します。

  6. 新しい割り当てを作成するには、[新規割り当て]をクリックします。

    割り当ての詳細]グループボックスで、割り当ての詳細を指定します。

    • 役割の選択]フィールドで、割り当てる役割を指定します。

    • 初期要求の説明]フィールドに、割り当て要求の理由を説明するテキストを入力します。

    • 有効開始日]フィールドに、割り当てを有効にする日付を指定します。カレンダコントロールを使用して日付を選択できます。

    • 有効期限]フィールドに、割り当ての期限が切れる日付を入力します。割り当てを無期限に有効にするには、[無制限]を選択します。有効期限を定義する場合は、[有効期限の指定]を選択し、カレンダコントロールを使用して日付を選択します。

    • 送信]をクリックして、役割の割り当て要求を送信します。

16.2.4 単一コンテナへの役割の割り当て

単一コンテナへの1つ以上の役割の割り当てを要求する

  1. 役割の割り当て]アクションのリストにある[役割の割り当て]をクリックします。

  2. どのような方法で割り当てを表示しますか?]にある[コンテナ]アイコンをクリックします。

  3. 1つ以上の役割を割り当てるコンテナを選択します。

    コンテナを選択するには、[オブジェクトセレクタ]ツールまたは[履歴の表示]ツールを使用します。[オブジェクトセレクタ]ツールおよび[履歴の表示]ツールの使用方法の詳細については、[オブジェクトセレクタ]ボタンを使用した検索を参照してください。

    ユーザアプリケーションに、選択したコンテナの割り当てのステータスが表示されます。

    以下では、割り当てリスト表のカラムについて説明します。

    • 割り当て]カラムには、現在選択されているコンテナに割り当てられている役割の名前が表示されます。

    • ソース]カラムは、次で説明するように、コンテナに役割を割り当てた方法を示します。

      ソース

      説明

      直接割り当て

      現在選択されているコンテナにこの役割が直接割り当てられたことを示します。

      役割役割名内のメンバーシップ

      コンテナが関連する役割に割り当てられたために、この役割がそのコンテナに付与されたことを示します。

      コンテナコンテナ名内のメンバーシップ

      コンテナが上位レベルのコンテナ内部でネストされているために、コンテナが割り当てられたことを示します。

    • 有効開始日]には、割り当てが有効になる日付が表示されます。日付が表示されていない場合、割り当ては要求直後に有効になっています。

    • 有効期限]には、割り当ての期限が切れる日付が表示されます。日付が表示されていない場合は、割り当ては無期限に有効になっています。

    • ステータス]カラムには、割り当てが付与されていてプロビジョニング済みかどうかが表示されます。

      ステータス

      説明

      プロビジョニング済み

      承認済み(必要に応じて)で有効な状態です。

  4. 割り当てリストを次のようにフィルタできます。

    1. 特定の文字列で始まる割り当てのみを表示する場合、[割り当て]ボックスに入力する内容については、データのフィルタを参照してください。

    2. コンテナに直接割り当てられた役割をのみを表示する場合、[直接]ボックスをオンにします。

    3. 間接的に割り当てられた割り当てのみを表示する場合、[間接]ボックスをオンにします。間接的な割り当てとは、コンテナが役割関係を通じて取得した割り当てのことです。

    4. 表示するよう指定したフィルタ基準を適用するには、[フィルタ]をクリックします。

    5. 現在指定しているフィルタ基準をクリアするには、[リセット]をクリックします。

  5. 1ページに表示する割り当ての最大数を設定するには、[ページ当たりの最大行数]ドロップダウンリストから数値を選択します。

  6. 新しい割り当てを作成するには、[新規割り当て]をクリックします。

    割り当ての詳細]グループボックスで、割り当ての詳細を指定します。

    • 役割の選択]フィールドで、割り当てる役割を指定します。

    • 初期要求の説明]フィールドに、割り当て要求の理由を説明するテキストを入力します。

    • 有効開始日]フィールドに、割り当てを有効にする日付を指定します。カレンダコントロールを使用して日付を選択できます。

    • 有効期限]フィールドに、割り当ての期限が切れる日付を入力します。割り当てを無期限に有効にするには、[無制限]を選択します。有効期限を定義する場合は、[有効期限の指定]を選択し、カレンダコントロールを使用して日付を選択します。

    • すべてのサブコンテナ内のユーザにこの役割の割り当てを伝播するには、[役割割り当てをサブコンテナに適用します]を選択します。

    • 送信]をクリックして、役割の割り当て要求を送信します。