12.8 自チームの作業不能条件の指定

[チームの可用性]アクションを使用することにより、自分または自チームのメンバーが処理できないプロセス要求を指定できます。自分または自チームのメンバーが作業できない期間、指定された種類のプロセス要求は、委任先のキューに転送されます。

作業不能条件は、個別のプロセス要求に対して指定することも、すべてのプロセス要求に対して指定することもできます。作業不能条件は、すでに委任先が割り当てられているユーザに対してのみ指定できます。

  1. [設定]>[チームの設定]アクションカテゴリの[チームの委任割り当て]をクリックします。

  2. [チームの選択]をクリックし、チームマネージャとして指名されたチームを選択します。

    プロビジョニング管理者またはプロビジョニングマネージャの場合、[チームの選択]ボックスは表示されません。

    チームのリストには、チームマネージャが可用性を定義できるチーム(チーム定義内で指定されている)、および可用性を定義する機能が無効化されたチームが含まれています。 特定のチーム定義によりマネージャが可用性を定義できないようになっている場合でも、マネージャは、管理者または他のチーム(自チームのメンバーが他に属している)のマネージャによって自チームのメンバーに定義された可用性設定を表示できます。 ただし、チームマネージャはこれらの設定の編集または削除、詳細表示、新規可用性の割り当てはできません。

  3. [続行]をクリックします。

  4. [チームマネージャ]選択ボックスに、ユーザを選択するためにユーザの氏名(名)の4文字以上を入力します。

    または、[チームメンバー]選択ボックスのそばにあるオブジェクトセレクタアイコンオブジェクトセレクタアイコンを使用して、チームメンバーを選択します。この場合、アイコンをクリックし[オブジェクト検索]ウィンドウを開きます。 チームメンバーを探すための検索条件を指定して[検索]をクリックし、チームメンバーを選択します。

    選択したチームメンバーに関する可用性がすでに設定されている場合は、その情報が表示されます。

  5. 可用性の割り当てに関連する特定のリソースの詳細を表示するには、リソース名をクリックします。

    リソース名リンク

    ページには、委任の割り当てに関する情報を含むポップアップウィンドウが表示されます。

    委任割り当て詳細

    この情報は、可用性設定リストに同じリソース名が複数回表示される場合に特に役立ちます。

  6. [新規]をクリックします。

    新規]ボタンは、チームマネージャがチームメンバーに関して可用性を定義できるチームに対してのみ有効化されています。

  7. ステータスを指定するため、[変更ステータス]ドロップダウンリストで次のいずれかを選択します。

    ステータス

    説明

    すべてのリクエストで有効

    これはデフォルトのステータスです。 このステータスは、チームメンバーがすべてのリソース要求を処理できることを示します。 このステータスが有効である場合、チームメンバーに対して委任先が設定されていたとしても、チームメンバーに割り当てられたリソース要求は委任されません。

    メモ:[すべてのリクエストで有効(すべての要求を処理可能)]ステータスから別のステータスに変更し、その後[すべてのリクエストで有効(すべての要求を処理可能)]ステータスに戻した場合、[選択的可用性(選択的に処理可能)]の選択時に設定していた情報はすべて削除されます。

    すべてのリクエストで無効

    このステータスは、チームメンバーがシステム上に現在存在するプロセス要求をまったく処理できないことを示します。(これはグローバルに無効とも呼びます)

    このステータスを選択した場合、チームメンバーが既存の委任割り当てに対して作業不能であることを意味し、現在のステータスが[指定したリクエストで無効(指定した要求を処理不能)]に変わります。

    委任割り当てはすぐに有効になります。また、期限切れになるまで有効です。

    メモ:この設定は、この時点以降に新たに定義された委任割り当てに対する作業不能条件には、影響しません。

    指定したリクエストで無効

    このオプションを選択した場合、チームメンバーの作業不能条件を指定するよう要求されます。 (この動作は、[新規]ボタンをクリックしたときと同じです。)次の情報を指定するよう要求されます。

    • チームメンバーが処理できない種類のリソース要求。

    • チームメンバーが作業できない期間。

    チームメンバーが特定種類のリソース要求を処理できない期間、そのリソース要求の処理を委任されたユーザは、そのリソース要求を処理できます。

  8. チームメンバーが作業できない期間を指定します。

    1. [使用不可開始日(作業不能期間開始日時)]ボックスに作業不能期間開始日時を直接入力するか、カレンダボタンをクリックして日時を選択します。

      カレンダコントロール
    2. 次のいずれかをクリックし、作業不能期間終了日時を指定します。

      ボタン

      説明

      無期限

      作業不能期間が無期限であることを意味します。

      期間の指定

      作業不能期間を週、日、または時間で指定できます。

      終了日の指定

      委任割り当て適用期間の終了日時を指定できます。 終了日時を直接入力するか、または、カレンダボタンをクリックして日時を選択します。

  9. 次のフィールドに値を入力し、他のユーザに電子メールによる通知を送信するかどうかを指定します。

    フィールド

    説明

    他のユーザにこれらの変更について通知します

    この可用性の割り当てを1人以上のユーザに通知するメッセージを電子メールで送信するかどうかを指定します。

    受信者

    電子メールよる通知を受け取るユーザを指定します。

    選択的: チームに属しないユーザを含む、選択した任意のユーザに電子メールによる通知を送信できます。

  10. [リクエストのタイプ]ボックスのリストで、リソース要求を1つまたは複数個選択し、[追加]をクリックします。

    このページでは、チームメンバーが作業不能時に承認しないリソース要求タイプを選択します。 選択したリソース要求タイプを他ユーザに委任する際、そのリソース要求は承認されません。

    追加したリソース要求は、[指定された期間内の減少(指定期間において拒否される要求)]ボックスに表示されます。

    この期間に対してリソース要求を複数個追加した場合、各リソース要求は個別のオブジェクトとして扱われるので、個別に編集できます。

  11. この可用性設定がすべての要求タイプに当てはまることを示すには、個別に要求タイプを選択する代わりに、[すべての要求タイプ]チェックボックスを選択します。

    [すべての要求タイプ]チェックボックス

    すべての要求タイプ]チェックボックスは、委任割り当て用の要求タイプが[すべて]に設定されている場合にのみ、使用できます。

  12. [選択したリクエスト]ボックスからリソース要求を削除するには、[削除]をクリックします。

  13. [送信]をクリックし、修正内容を確定します。