2.3 アクセスモード

iManagerを起動すると、割り当てられている権利に基づいて「アクセスモード」が設定されます。iManagerには、3種類のアクセスモードがあります。使用しているモードは、iManagerホームページに表示されています。

無制限アクセス: RBSが設定される前のデフォルトモードです。このモードでは、インストールされているすべての役割とタスクが表示されます。すべての役割とタスクが表示されても、認証されたユーザがタスクを使用するには権利が必要です。

役割ベースサービスがインストールされていても、強制的に無制限アクセスにするユーザをconfig.xmlファイルに追加できる設定があります。すべてのユーザに対して無制限アクセスを強制するには、この設定をTOMCAT_HOME\webapps\nps\WEB-INF\config.xmlに追加し、Tomcatを再起動します。

<setting>
<name><![CDATA[RBS.forceUnrestricted]]></name>
<value><![CDATA[true]]></value>
</setting>

Tomcatの再起動については、Tomcatの起動および停止を参照してください。

メモ:無制限モードでiManagerを使用すると、通常、iManagerのホームページに「注意: 役割とタスクの一部を使用できません。」というメッセージが表示されます。詳細表示]をクリックすると、一部のタスクについて、タスクが正しく実行されるにも関わらず、「現在の認証者にはサポートされていません。」というメッセージが表示される場合があります。 このメッセージは誤解を招くため、iManagerではRBSの設定後にこれらのメッセージが削除されます。

割り当てられたアクセス: 認証されたユーザに割り当てられている役割とタスクのみが表示されます。このモードでは、役割ベースサービステクノロジがフルに活用されています。

コレクション所有者: コレクションにインストールされているすべての役割とタスクが表示されます。特定の役割が割り当てられていない場合でも、コレクション内にあるすべての役割とタスクを使用できます。このモードを使用するには、役割ベースサービスをインストールする必要があります。グループまたはユーザをコレクション所有者として追加すると、RBS権利が割り当てられません。権利を割り当てるには、明示的なRBS役割の割り当てを行うか、トラスティの割り当てを行う必要があります。

メモ:コレクション所有者は、役割メンバーシップに関係なく、すべての役割とタスクを確認することができます。