WANトラフィックマネージャ(WTM)を使ってWANリンク上のレプリケーショントラフィックを管理することにより、ネットワークコストを削減することができます。WANトラフィックマネージャはNDS(R) eDirectoryTMのインストール時にインストールされ、次の3つの要素から構成されます。
WTMはレプリカリング内の各サーバ上に常駐します。NDSがサーバ間トラフィックを送信する前に、WTMはWANトラフィックポリシーを読み込んで、トラフィックを送信するかどうかを決定します。
NDSトラフィックの生成を制御する規則です。WANトラフィックポリシーは、サーバオブジェクトまたはLANエリアオブジェクト、あるいはその両方にNDSプロパティ値として保存されるテキストです。
このスナップインは、WTMとのインタフェースです。ポリシーの作成または変更、LANエリアオブジェクトの作成、およびLANエリアまたはサーバへのポリシーの適用のために使用します。WTMを(NDS eDirectoryインストールの一部として)インストールする場合、スキーマにはLANエリアオブジェクト、およびサーバオブジェクト上のWANトラフィックマネージャページが含まれます。
WANトラフィックマネージャ(NetWare(R)上ではWTM.NLM、Windows* NT*上ではWTM.DLM)は、トラフィックを制御する各サーバ上に常駐する必要があります。パーティションのレプリカリングに1つの広域リンクの両側に配置されているサーバが含まれる場合は、そのレプリカリング内のすべてのサーバ上にWANトラフィックマネージャをインストールしてください。
重要: Linux*、Solaris*、またはTru64プラットフォームでは、WANトラフィックマネージャはサポートされていません。