メールを読む

まだメールが表示されていない場合は、ショートカットバーの[メール]ボタンをクリックするか<Ctrl>+<F1>を押して、メールツールに切り替えます。メッセージを読むには、メッセージリスト内のメッセージを選択します。独立したウィンドウで表示するには、メッセージをダブルクリックするか、<Enter>キーを押すか、<Ctrl>+<O>を押します。

ヒント:  キーボードを使用してメールを読むには、スペースバーを押すと次のページに、<Backspace>を押すと前のページに移動します。

メッセージリスト内で移動するには、キーボードの矢印キーを使用します。次または前の未読メッセージに移動するには、<.>(ピリオド)キーまたは<,>(カンマ)キーを押します。ほとんどのキーボードで、これらのキーには「>」および「<」という記号も記されているので、メッセージリスト内で前後に移動するということを憶えやすくなっています。また、<]>キーを押すと次の未読メッセージに、<[>キーを押すと前の未読メッセージに移動します。


メッセージリストのソート

Evolutionでは、電子メールをソートできます。送信者、件名、または日付順にソートするには、メッセージリストの上部にあるバーでこれらのラベルがある部分をクリックします。ラベルの横にある矢印の方向は、ソートの方向を示します。もう一度クリックすると、逆順でソートされます。たとえば、[日付]をクリックすると、日付が古いものから順番にメッセージがソートされます。もう一度クリックすると、新しいものから順番にソートされます。また、メッセージヘッダバーを右クリックすると、ソートのオプションが表示され、メッセージリストの列を追加または削除することもできます。メッセージ表示列をカスタマイズする方法の詳細については、列の見出しによるメールのソートを参照してください。

メッセージのヘッダをすべて表示するには、[表示]>[メッセージの表示]>[全てのヘッダの表示]の順にクリックします。すべてのメッセージデータを表示するには、[表示]>[メッセージの表示]>[ソースの表示]の順にクリックします。

メッセージをスレッド表示することもできます。スレッド表示のオンとオフを切り替えるには、[表示]>[メッセージ一覧のスレッド化]の順にクリックします。このオプションを選択すると、メッセージに対する返信が最初のメッセージごとにグループ化されるので、会話のスレッド内にあるメッセージから次のメッセージに移動できます。


メッセージ一覧のスレッド化


メールの削除

メールを読み終わった後で、そのメールを削除したい場合があります。メッセージを削除するには、そのメッセージを選択して<Delete>キーを押すか、[ゴミ箱]ボタンをクリックするか、<Ctrl>+<D>を押すか、メッセージを右クリックしてから[削除]をクリックします。

<Delete>キーを押したとき、または[ゴミ箱]ボタンをクリックしたときには、メッセージは実際には削除されず、削除用にマークされます。このようなメールは、完全に抹消しない限り復元できます。フォルダを抹消すると、削除用にマークしたメールがすべて削除されます。削除したメッセージを表示するには、[表示]>[削除したメッセージを隠す]の順にクリックします。削除したメッセージは、ゴミ箱フォルダにもあります。

削除したメッセージをすべて完全に消去するには、[動作]>[抹消する]の順にクリックするか、<Ctrl>+<E>を押します。すべてのフォルダを一度に完全に抹消するには、[動作]>[ゴミ箱を空にする]の順にクリックします。

ローカルとIMAPのゴミ箱フォルダは、後で削除するようにマークされたすべてのメッセージを表示するvFolderです。vFolderの詳細については、vFolderの使用を参照してください。ゴミ箱を空にするとゴミ箱フォルダ内のメッセージが抹消されるので、ゴミ箱を空にすることは削除したメールをすべてのフォルダから抹消することと同じです。

ただし、Exchangeサーバ上のゴミ箱フォルダは異なります。この場合、動作はOutlookと同じで、ゴミ箱フォルダは実際のメッセージが格納される通常のフォルダです。


メッセージの復元

メッセージを削除した場合でも、抹消していなければ復元できます。メッセージを復元するには、メッセージを選択してから、<Ctrl>+<U>を押すか、[編集]>[削除の取り消し]の順にクリックします。

メッセージを削除用にマークした場合、そのメッセージを復元するとマークが解除され、ゴミ箱フォルダから削除されます。抹消したメッセージは復元できません。