以前のバージョンのNovell Messengerでは、2つ目のワークステーションからログインすると、1つ目のワークステーションのMessengerの接続が解除されていました。
Novell Messenger 3.0では、複数のワークステーションまたはデバイスから自分のMessengerクライアントへの同時接続を維持することができます。たとえば、ワークステーション上のMessengerに接続した後、そのワークステーション上のMessengerからログアウトせずに、モバイルデバイスからMessengerに接続できます。
同時接続に関連する次の相互作用を考慮してください。
複数の接続によって、ステータスの変更時および2つ目のデバイスへのログイン時にステータスの表示方法に影響が出る場合があります。
ステータスを変更する
複数のデバイスでNovell Messengerにログインしているときに、1つのデバイスでステータスを変更すると、その変更がただちにすべてのデバイスに反映されます。
たとえば、デスクトップと携帯電話でMessengerにログインしているときに、携帯電話でMessengerのステータスを[退席中]に変更すると、その変更がデスクトップにも反映されます。その結果、他のユーザにはステータスが[退席中]と表示されます。(この例外の1つが、一方のデバイスで一定時間操作しなかったためにそのデバイスのステータスが[アイドル]に変わる場合です。この場合、操作しているもう一方のデバイスのステータスは、[退席中]に変わりません。)
ログイン
あるデバイスでMessengerにログインすると、別のデバイスにすでにステータスが存在するかどうかがMessengerによって検出されます。ステータスが存在する場合、ログインしているデバイスでそのステータスが使用されます。ステータスが存在しない場合、そのデバイスのデフォルトステータスが使用されます。
会話の履歴は、会話が行われたときにMessengerにログインしていたすべてのデバイスまたはコンピュータに保存されます。会話が行われたときに複数のデバイスでMessengerにログインしていた場合、その会話の履歴はすべてのデバイスに保存されます。会話が行われたときに1つのデバイスにのみログインしていた場合は、そのデバイスからのみ履歴を利用できます。
Messengerの管理者はこの機能を無効にできます。
詳細については、セクション 1.1, Novell Messengerにログインするおよびセクション 10.0, モバイルデバイスでNovell Messengerを使用するを参照してください。