Sentinel Log Managerサーバのバージョンが1.0.0.4より古い場合、まず1.0.0.4以上にアップグレードする必要があります。
Novellダウンロードサイトからインストールファイルをダウンロードしてコピーします。
Sentinel Log Managerをインストールするサーバにrootとしてログインします。
次のコマンドを指定してSentinel Log Managerサーバを停止します。
<install_directory>/bin/server.sh stop
例: /opt/novell/sentinel_log_mgr_1.0_x86-64/bin/server.sh stop
次のコマンドを指定して、tarファイルからインストールファイルを抽出します。
tar xfz <install_filename>
<install_filename>は、実際のインストールファイル名に置き換えます。
次のコマンドを指定して、install-slmスクリプトを実行し、Sentinel Log Managerをアップグレードします。
./install-slm
指定の言語でインストールを進めるには、言語の横に示された番号を選択します。
エンドユーザの使用許諾契約が、選択した言語で表示されます。
エンドユーザの使用許諾契約を読み、「yes」または「y」と入力して契約に同意し、インストールを続行します。
インストールスクリプトで、古いバージョンの製品が存在していることが検出され、製品をアップグレードするかどうかを指定するよう求められます。「n」を押すと、インストールは終了します。アップグレードを続行するには、「y」を押します。
すべてのRPMパッケージのインストールが開始されます。このインストールが完了するまで数秒かかることがあります。
既にインストールされているSentinel Log Manager 1.0は、次の点を除いて、そのまま残されます。
通常、イベントデータおよび生データのディレクトリは非常に大きくなるので、1.0のデータディレクトリ(/opt/novell/sentinel_log_manager_1.0_x86-64/dataなど)と1.1のデータディレクトリ(/var/opt/novell/sentinel_log_mgr/dataなど)が同じファイルシステムにある場合、<1.0>/data/eventuateおよび<1.0>/data/rawdataサブディレクトリは、1.1の場所に移動します。1.0と1.1のデータディレクトリが異なるファイルシステムにある場合、イベントデータと生データのサブディレクトリは1.1の場所にコピーされ、1.0のファイルはそのまま残されます。
既存の1.0のデータディレクトリ(/opt/novell/sentinel_log_mgr_1.0_x86-64など)が個別にマウントされたファイルシステムにあり、1.1のデータディレクトリ(/var/opt/novell/sentinel_log_mgr/data)を含むファイルシステムに十分な領域がない場合は、インストーラでファイルシステムが1.0の場所から1.1の場所に再マウントされるようにすることができます。/etc/fstabにある任意のエントリもアップデートされます。インストーラで既存のファイルシステムが再マウントされないようにする場合、アップグレードは終了します。その場合は、1.1のデータディレクトリのファイルシステムに十分な領域を作成します。
Sentinel Log Manager 1.1のインストールが成功し、サーバが機能していたら、次のコマンドを指定して手動でSentinel Log Manager 1.0ディレクトリを削除する必要があります。
rm -rf /opt/novell/slm_1.0_install_directory
例:
rm -rf /opt/novell/sentinel_log_mgr_1.0_x86-64
インストールディレクトリを完全に削除すると、インストールされていたSentinel Log Manager 1.0が削除されます。