PlateSpin Migrate 9では、重要な変更、新機能、強化、およびバグ修正が多数導入されています。
このリリースでは、サポート終了となったPlateSpin Portability SuiteのすべてのPlateSpin Migrateエディションがアップグレードされ、置き換えられています。Portability SuiteのPlateSpin Protectエディションに置き換わるPlateSpin Protect 10の詳細については、PlateSpin Protect 10マニュアルのWebサイトを参照してください。
このリリースでは、次のような主要な新機能と拡張機能が導入されます。
Linuxワークロードのライブマイグレーションのサポート： このリリースでは、さまざまなLinuxワークロードのライブマイグレーションをサポートします。「サポートされるLinuxのワークロード」を参照してください。
Windowsクラスタの移行のサポート: このリリースでは、仮想マシンへのWindowsクラスタのマイグレーションをサポートします。「Windowsクラスタの移行」を参照してください。
ESX 4に対して拡張されたサポート: このリリースでは、ターゲットVMware ESX4サーバ上で分散スイッチをサポートします。
多言語サポート:国際バージョンには、次のメジャーリリースの時点における累積更新が含まれます。
バージョン9における次の重要な変更点に注意してください。
サードパーティのブロックベースコンポーネントのサポート終了(Windows): サードパーティ(SteelEye)のブロックベースコンポーネントのサポートは終了しました。Windowsワークロードのブロックレベルのマイグレーションは、Microsoft Volume Snapshot Service (VSS)を活用するPlateSpinのカスタムブロックベースコンポーネントを使用して実行されます。その結果、Windows Server 2000ワークロードのブロックレベルのマイグレーションのサポートが終了し、ファイルレベルでのみ実行できます。このことは、Service Pack 1がインストールされていないWindows Server 2003のワークロードにも適用されます。
ターゲットVMプラットフォームのサポート終了: 古い仮想化プラットフォームの一部のサポートは終了しました。現在サポートされているVMプラットフォームのリストについては、「サポートされるターゲット仮想化プラットフォーム」を参照してください。
PlateSpin MigrateおよびPlateSpin Protectコレクションのサポート終了: 以前はPlateSpin Portability Suiteの一部だったPlateSpin MigrateおよびPlateSpin Protectは、別個のインストーラを持つ独立した製品であり、同一のホストにはインストールできません。両製品を対象とする既存のPortability Suiteライセンスを持っている場合、Migrate 9またはProtect 10のいずれかにアップグレードし、PlateSpinサポートに連絡してライセンスを分割してください。
493589 (Windowsソース)マイグレーション後にデフォルトでないボリュームごとのVSS設定が保存されない: この問題は調査中です。
548208 (vCenter) vCenterにデータストアのないESXサーバが含まれる場合、ディスカバリが失敗する: vCenterが管理する個々のESXサーバでデータストアが設定されていない場合、VMware vCenterのディスカバリが失敗します。
回避策: ESXサーバにデータストアを追加して再試行します。
505426 (ESX4)間違ったvCPUの選択に対し、エラーまたは警告が出ない: 要求されたvCPUの数がESX4ホスト上の物理的なCPUの数を超えている場合、要求された数は無視され、警告なしに単一のvCPUを持つターゲットVMが作成されます。この問題は調査中です。
604320 (LinuxからESX 4) ソースOSで自動ログイン機能またはCDの自動マウント機能が有効になっている場合、マイグレーションを完了するのにエラーが発生する: ジョブの設定手順中にターゲットにログインした場合もマイグレーションに影響が及びます。
回避策: ソース上で自動ログイン機能とCDの自動マウント機能を無効にします。さらに、マイグレーションが終了するまでは、ターゲットワークロードにログインしないようにしてください。
609885 (ESX 4) Migrate Serverのホスト名に非ASCII文字が使用されているため、ワークロードのマイグレーションが妨げられる: PlateSpin Migrate Serverのホスト名に非ASCII文字が含まれている場合、VMware ESX 4システムへのマイグレーションが失敗します。
回避策: Migrate Serverホストの名前がASCII文字のみを含むように変更します。
619942 Unicode文字がファイル名に含まれているマイグレーション後のスクリプトの実行に失敗する: マイグレーション後のスクリプトのファイル名にUnicode文字を使用すると、スクリプトの実行が失敗します。
回避策: マイグレーション後のアクションに名前を付ける場合は、ASCII文字のみ使用します。
597846 (NT 4からESX 4)マイグレーション後にネットワーキングが存在しない: Windows NT 4ワークロードをVMware ESX 4システムに移行すると、ターゲットVMにネットワーキングが存在しない場合があります。
回避策: 1. すべてのEthernetアダプタを取り外し、ワークロードを再開します。2.オプションを使用し、VMwareツールのインストールディレクトリのvmxnetフォルダ(デフォルトパスはC:\Program Files\VMWARE\VMware Tools\DRIVERS\vmxnet)にシステムをポイントすることによって、Ethernetアダプタを追加します。 オプションを選択し、すべての警告を無視します。3. 必要に応じてEthernet アダプタを設定し、ワークロードを再起動します。
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