バージョン10.2は、新機能、改善、およびバグ修正を提供します。
同梱の以前の 10.xリリースの、リリースノートのドキュメントについては、PlateSpin Protect 10マニュアルのWebサイトにアクセスし、メインの目次ページの下部にある「以前のリリース」を確認してください。
このリリースに同梱される英語マニュアルおよび統合化されたWebHelpシステムは、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、日本語、ドイツ語、およびフランス語にローカライズされています。PlateSpin Protect 10マニュアルのWebサイトにある英語マニュアルは、最新バージョンであることに注意してください。
VMware vSphere 5.0のサポート: このリリースでは、vSphere 5.0およびvSphere 5.0 アップデート1をサポートしています。保護コンテナとしてvSphere 5.0 DRS ClusterまたはESXi 5.0 Serverを選択できるようになりました。
『ユーザガイド』の「サポートされる構成」セクションにすべて目を通してください。
WinPE 3.0を活用した追加のISOイメージ: このリリースには、フェールバック時に物理マシンをブートするための追加のISOイメージ(WindowsFailback-WinPE3.iso)が含まれています。新しいイメージはMicrosoft Windows Preinstallation Environment (WinPE)バージョン3.0を活用しています。ターゲットハードウェアが既存のブートISOイメージ(WindowsFailback.iso)でサポートされていない場合は、これを使用してください。
『ユーザガイド』の更新された「ターゲット物理マシン向けのISOブートイメージ」を参照してください。
Microsoft SQL Server 2008 R2のサポート: このリリースでは、PlateSpin Protectで必要とされるデータベースエンジンとしてMicrosoft SQL Server 2008 R2をサポートしています(Microsoft SQL Server 2005は引き続きサポートされます。また、Microsoft SQL Server 2005 Express Editionは引き続き製品と共に出荷されます)。
Windowsのワークロード用 .NETフレームワーク要件の統一: PlateSpin Protectによって保護される対象のWindowsワークロードは、 PlateSpin Protectによってインベントリされる前に、Microsoft .NET Frameworkバージョン2または3.5 SP1がインストールされている必要があります。
PlateSpin Serverに対してフェールバック物理マシンをポイントするための単純なURL: フェールバックターゲットとして物理マシンを起動するためにISOイメージを使用する場合、PlateSpin Serverホストのホスト名またはIPアドレスを指定するだけでよくなりました(http://<hostname_OR_ IP_address>/platespinprotectを入力する必要はなくなりました)。
廃止されたコンテナ: VMware ESX/ESXi 3.5および4.0のサポートは中止されました。VMコンテナをVMware ESX/ESXi 4.1またはESXi 5にアップグレードしてから、Protect 10.2にアップグレードする必要があります。
『ユーザガイド』の「サポートされる構成」セクションにすべて目を通してください。
イメージング: PlateSpin Protect 10.2ではワークロードイメージ保護(指定されているPlateSpin Image Serverを使用)は中止されました。この機能が必要な場合は、このリリースにアップグレードしないでください。引き続きPlateSpin Protect 10.1を使用してください。
『インストールおよびアップグレードガイド』の「PlateSpin Protectのアップグレード」を参照してください。
Portability Suiteからのアップグレード: PlateSpin Protectの8.x (Portability Suite)バージョンからのアップグレードはサポートされなくなりました。8.xのインストールからのアップグレードが必要な場合は、最初に10.0または10.1にアップグレードしてから、10.2にアップグレードしてください。
バージョン10.2は、以下のバグに対応しています。
722096 コンテナをリフレッシュした後、インベントリからフェールオーバーVM情報が削除された: 時々、PlateSpin Serverはコンテナから情報を適切に取得できないことがありました。コンテナのリフレッシュ操作で、フェールオーバーVMに関する情報が削除されてしまい、保護コンテナおよびフェールオーバーの機能にマイナスの影響を受けた可能性があります。
697049 vNICのMACアドレスが変更された後、保護コントラクトが壊れました: 保護コントラクトをセットアップした後、フェールオーバーVMの仮想ネットワークアダプタのMACアドレスを変更(手動またはハイパーバイザによって自動的に)したことで保護が壊れました。
672815 vNICとvNetwork間のマッピングが見つからないため初期完全レプリケーションを開始できません: レプリケーションの準備操作中のいくつかの状況下では、コンテナのリフレッシュが、新規に作成されたフェールオーバーVMに関するインベントリ情報の収集を妨げ、これがネットワークのマッピングに影響してレプリケーションを害する可能性があります。
736280 Linuxフェールバックにおいてエラーのあるlocalhost.localdomainホスト名: ターゲットホスト名が[変更なし]に設定されていた場合、フェールバック時にワークロードにlocalhost.localdomainホスト名が割り当てられました。
736280 ホストドライブの文字が一致しないと、インストールが失敗する: Microsoft SQL Serverがリモートホスト上にある環境に製品をインストールする場合、そのホスト上のドライブ文字とPlateSpin Serverホストのドライブ文字が一致しないとインストールが失敗しました。
756454 (vSphere 5) 復旧ポイントがターゲット仮想マシンのVMDKファイルと同じデータストアに保存される: ワークロードをvSphere 5 DRS ClusterまたはESXi Serverコンテナに保護するときに、
のロケーションが表示され、これはフェールオーバーVMのVMXファイルのストレージロケーションのみを特定し、復旧ポイントスナップショットのストレージロケーションはわかりません。 これによって空き領域の計算が不正確となり、検証に影響を与えます。詳細については、ナレッジベースの記事7005494を参照してください。
737715 Storage vMotionを使用してフェールオーバーVMを再配置できません: 保護コンテナがvSphere 5のVMware DRS Clusterであり、 ワークロードの初期レプリカが増分で作成されるいくつかの状況下において、Storage vMotionはフェールオーバーVMのディスクファイルを共有ストレージロケーション全体に再配置できない場合があります。
回避策: この問題を回避するには、次のいずれかの方法を使用します。
VMware vSphere Clientを使用してフェールオーバーVMの登録を解除して再び登録し直し、その後でStorage vMotionを使用してVMの再配置を試みます。
- または -
根底にある問題を解決する、VMware ESXi 5.0 パッチESXi500-201109401-BGを適用します。ホストを再起動し(必須)、Storage vMotionを使用してVMの再配置を試みます。
問題に関する詳細な技術情報については、VMwareナレッジベースの記事2005740を参照してください。
737057、736959 (vSphere 5 Storage DRS) ターゲットデータが見つからない、またはボリュームとデータストア間のマップが正確でない: ワークロード保護コントラクトを表示または編集するとき、ボリュームとデータストア間のマップが正確でない場合があります。ターゲットデータストアは、PlateSpin Protect Webインタフェースで見つからないとして報告され、妥当性検査エラーとなる可能性があります。ほとんどの場合、これはVMをvSphere 5プラットフォームのvSphere 5 Storage DRS (Distributed Resource Scheduler) システム内の別のデータストアに移動したために起こります。
回避策: ほとんどの場合、この問題は保護コントラクトで機能的な影響はありません。ただし、最初にレプリケーションが成功する前に手動でデータストアの名前を変更すると、保護コントラクトが使用できないと表示される可能性があります。保護コントラクトの整合性を保持するため、フェールオーバーVMまたはその基礎となるDRSの構造を操作しないでください。
595490 フェールバック時にブートパーティションを保持すると、フェールバックが停止する: 一部のフェールバックシナリオでは、ターゲットのアクティブ(またはブート)パーティションの保持がシステムによって不適切に許可されるため、ターゲットが正しくブートしなくなります。この問題は調査中です。
回避策: [フェールバックの詳細]では、ターゲットのブートパーティションを保持することを選択しないでください。
702152 VMコンテナに多くのデータストアがあると、WANを通じた保護に時間がかかる: 特定の状況下では、ターゲットのブートに必要となる適切なISOイメージを見つけるのに予想以上の時間がかかります。PlateSpin Protect ServerがWANを通じてVMコンテナに接続されており、VMコンテナに多くのデータストアがある場合に、この状況が発生することがあります。この問題は調査中です。
698611 特定の状況下でのフルクラスタレプリケーションの障害: Windows 2008 R2クラスタ保護契約が既存のVMへの同期を通じてセットアップされる場合、およびアクティブなクラスタノードがフルレプリケーションの前にひっくり返った場合、フルレプリケーションジョブが失敗します。
ナレッジベースの記事7008771を参照してください。
686911 データストアとの間のファイルの送受信に問題がある: 保護ターゲットがVMware DRS Clusterである特定の状況下において、システムはブートISOイメージなどのファイルのアップロードまたはダウンロードが失敗する場合があります。これは保護コントラクトにマイナスの影響を与える可能性があります。
ナレッジベースの記事7008306を参照してください。
655828 NSSボリュームのマウント失敗: フェールオーバー時またはフェールオーバーをテストした時に、スナップショップが有効になっているNSSボリュームが期待とおりに自動的にマウントされません。
ナレッジベースの記事7008773を参照してください。
638392 ESX 4.1: dvSwitchポートグループが同じ名前を共有している場合、直接ホスト検出でVMポートグループが欠落します。
回避策: ポートグループ名が固有であることを確認します。
680259(VMware 4.1)トラフィック転送VMにより、ネットワークパフォーマンスが乏しい: 一部のシナリオで、ネットワークトラフィックを転送するワークロードのレプリカ(たとえば、ワークロードの目的がNAT、VPN、またはファイアウォールのネットワークブリッジとして機能することである場合)は、ネットワークパフォーマンスの大幅な低減を示します。これは、LRO(Large Receive Offload)をもつVMXNET 2とVMXNET3アダプタの問題に関連しています。
回避策: 仮想ネットワークアダプタのLROを無効にします。詳細については、VMware vSphere 4.1リリースノートを参照してください。 箇条書き項目「Poor TCP performance...」まで下にスクロールしてください。
Linuxワークロードに対するソフトウェアRAIDサポートなし: PlateSpin Protectは、ソフトウェアRAIDのボリュームのLinuxワークロードをサポートしていません。
590635 アップグレード後、フェールオーバーの結果が矛盾する: PlateSpin Protectにアップグレードすると、フェールオーバーの操作が失敗したり、適切なホスト名やワークグループ設定などの正しいフェールオーバーパラメータが適用されなかったりする可能性があります。
回避策: フェールオーバーを実行する前に、レプリケーションを実行します。
581860 中国語エディションの製品でブラウザの例外が発生する: 特定のバージョンの中国語が追加されていないブラウザを使用してPlateSpin Protect Serverに接続しようとすると、Webブラウザにエラーが発生する可能性があります。適切に動作するようにするには、ブラウザの環境設定を使用して特定の中国語(たとえば、Chinese [zh-cn]またはChinese [zh-tw])を追加します。文化的な区別のないChinese [zh]という言語は使用しないでください。
610918 統合ヘルプ内の展開アイコンおよび縮小アイコンが反応しない: 拡張ブラウザセキュリティ設定を使用した一部のシステム(Windows Server 2008上のInternet Explorer 8など)では、目次内の展開アイコンおよび縮小アイコン(+および-)が機能しない場合があります。この問題を修正するには、ブラウザ内でJavaScriptを有効にします。
Internet Explorer:
タブ> ゾーン> の順にクリックし、 機能用の オプションを選択します。Firefox:
タブの順にクリックし、[Enable JavaScript (JavaScriptを有効にする)]オプションを選択します。558937 VSSを使用するブロックレベルのレプリケーションの失敗(Windows): VSSベースのサードパーティ製バックアップソフトウェアを使用している場合は、ブロックレベルのレプリケーションが場合によっては失敗することがあります。
回避策: ブラックアウトウィンドウ(『 ユーザガイド』の「保護ティア」を参照)を使用します。
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