PostgreSQLデータベースサーバを微調整するには、<install_dir>/3rd party/postgresql/data/postgresql.confファイルに含まれる次のメモリ環境設定パラメータを変更します。
shared_buffers: データをキャッシュするため、どのくらいのメモリがPostgreSQL専用に与えられているかを決定します。パフォーマンスを向上させるには、このパラメータの値を利用可能なRAMの4分の1に設定します。
effective_cache_size: オペレーティングシステムによるディスクのキャッシングやデータベース内のディスクのキャッシングに使用できるメモリの量を決定します。オペレーティングシステムや他のアプリケーションによって使用される量を考慮してこのパラメータのサイズを見積もることができます。このパラメータには、利用可能なシステムメモリの合計の半分を割り当てることができます。
work_mem: 一時ディスクファイルに切り替わるまで内部のソート操作とハッシュテーブルが使用するメモリの量を決定します。値はキロバイト単位で指定されています。デフォルト値は1024KB(1MB)です。
複雑なクエリの場合、複数のソートまたはハッシュ操作が並行して実行される可能性があります。各操作では、データを一時ディスクファイルに格納する前に、work_memに指定された値までメモリが使用されます。Sentinel Rapid Deploymentシステム上でより多くのレポートの実行をスケジュールする場合、この値は500MB~1GBの間で設定します。
maintenance_work_mem: VACUUM、CREATE INDEX、およびALTER TABLE ADD FOREIGN KEYなどのデータベース保守の操作で使用されるメモリの量を決定します。値はキロバイト単位で指定されています。デフォルト値は16384KB (16MB)です。
設定値を大きくすると、不要領域を回収するパフォーマンスやデータベースのダンプを復元するパフォーマンスを改善できる可能性があります。Sentinel Rapid Deploymentを操作するにはデフォルト値で十分なので、このパラメータは変更しないでください。