2.6 テスト結果

Sentinel Rapid Deploymentは、環境のニーズに応じて異なる構成を選択することができます。次のパフォーマンステストの情報は、表に記載されている特定の構成に関してNovellが行ったテストの結果を示します。

Sentinelの導入に関するハードウェアの推奨事項は、導入事例ごとに異なります。そのため、Sentinelのアーキテクチャを最終的に決定する前に、Novellコンサルティングサービスまたは任意のNovell Sentinelパートナーにご相談いただくことをお勧めします。以下のテスト情報は、ガイドラインとして活用できます。

Linux異なるデバイス数での最大EPSの測定、および特定のEPSに対するデバイスの最大数の測定のためのテストを実施しました。次のハードウェア構成を使用しました。

メモ:テストはすべて、Syslogベースのイベントソースを使用して実施されました。他のコネクタではパフォーマンスが異なる可能性があります。

次の表は、SLESシステム上で異なる数のデバイスを使用した場合に、増加させることができるEPSの最大数を示しています。

表 2-6 SLESシステムにおけるEPSの最大数

システムセットアップ

デバイス

最大EPS

4コレクタマネージャ(ローカルx1、リモートx3)、10コレクタ (それぞれが500EPSを生成)

25

5,000

4コレクタマネージャ(ローカルx1、リモートx3)、10コレクタ (それぞれが500EPSを生成)

100

5,000

4コレクタマネージャ(ローカルx1、リモートx3)、10コレクタ (それぞれが500EPSを生成)

1,000

5,000

次の表は、SLESシステム上で異なるEPSレートで増加させることができるデバイスの最大数を示しています。

表 2-7 SLESシステムにおけるデバイスの最大数

システムセットアップ

EPS

最大デバイス数

1コレクタマネージャ、1コレクタが500EPSを生成

500

2,000

1コレクタマネージャ、2コレクタがそれぞれ500EPSを生成

1,000

2,000

1コレクタマネージャ、3コレクタがそれぞれ500EPSを生成

1,500

2,000

メモ:

  • EPSまたはデバイスをさらに増加するには、追加のコレクタマネージャをインストールします。

  • デバイスの最大数はハード制限ではなく、Novellが実施したパフォーマンステストに基づいた推奨の値です。これらのテストでは、デバイスごとの平均イベントレート/秒が低めに想定されています(3EPS未満)。EPSレートが高いと、持続可能な最大デバイスが少なくなります。最大デバイス数が前記の制限を超えていなければ、(最大デバイス) x (デバイスごとの平均EPS) = 最大イベント数という計算式を使用して、特定の平均EPSレートまたはデバイス数に対する適切な制限を求めることができます。