ocf:eDir88 (7)

Name

ocf:eDir88 - eDirectoryリソースエージェント

書式

OCF_RESKEY_eDir_config_file=string [OCF_RESKEY_eDir_monitor_ldap=boolean] [OCF_RESKEY_eDir_monitor_idm=boolean] [OCF_RESKEY_eDir_jvm_initial_heap=integer] [OCF_RESKEY_eDir_jvm_max_heap=integer] [OCF_RESKEY_eDir_jvm_options=string] eDir88 [start | stop | monitor | meta-data | validate-all]

説明

eDirectoryインスタンスを管理するためのリソーススクリプト。eDirectoryの単一インスタンスをHAリソースとっして管理します。「複数インスタンス」機能またはeDirectoryはバージョン8.8で追加されました。このスクリプトはバージョン8.8以前のeDirectoryでは機能しません。このRAを使用して同じホストに複数のeDirectoryインスタンスをロードすることができます。eDir環境設定ファイル(eDir_config_fileパラメータで)を各ノードのローカルストレージに配置しておくことを強く推奨します。これは、共有ストレージが使用できなくなった場合に、このRAが状況を処理できるようにしておくために必要です。eDir環境設定ファイルが使用できなくなると、RAは機能しなくなり、ハートビートがリソースの管理を行えなくなります。これによる二次的な影響として、STONITHアクション、リソースの管理が行われなくなるといった状況が発生します。アクションタイムアウト値を非常に高い値に設定しておくことを特に強く推奨します。IDMでのeDirは開始までに10分以上かかることがあります。eDirが正常に開始する前にハートビートがタイムアウトしてしまうと、障害が発生します。LDAPモジュールは開始に非常に時間がかかるようです。つまり、このスクリプトは、IDMやLDAPの監視が有効になっている場合、開始コマンドはIDMとLDAPが使用できるようになるまで待機するため、IDMやLDAPでインストールを開始するのに、さらに時間がかかります。

サポートされているパラメータ

OCF_RESKEY_eDir_config_file=eDir環境設定ファイル

eDirectoryインスタンスの環境設定ファイルへのパス。

OCF_RESKEY_eDir_monitor_ldap=eDir用のldap監視

LDAPがeDirectoryインスタンス用に実行されている場合、監視するかどうかを指定します。

OCF_RESKEY_eDir_monitor_idm=eDir用のIDM監視

IDMがeDirectoryインスタンス用に実行されている場合、監視するかどうかを指定します。

OCF_RESKEY_eDir_jvm_initial_heap=DHOST_INITIAL_HEAP値

DHOST_INITIAL_HEAP java環境変数の値。設定されていない場合は、javaのデフォルトが使用されます。

OCF_RESKEY_eDir_jvm_max_heap=DHOST_MAX_HEAP値

DHOST_MAX_HEAP java環境変数の値。設定されていない場合は、javaのデフォルトが使用されます。

OCF_RESKEY_eDir_jvm_options=DHOST_OPTIONS値

DHOST_OPTIONS java環境変数の値。設定されていない場合は、元の値が使用されます。