14.2 DRBDサービスの設定

NOTE: 次のプロシージャでは、サーバ名としてnode 1とnode 2、およびクラスタリソース名r0を使用します。node 1は、プライマリノード として設定します。必ず、手順を変更して、ご使用のノード名とファイルの名前を使用してください。

  1. YaSTを起動して、その他 > drbdで構成モジュールを選択します。

  2. 起動設定 > ブートで、有効を選択してブート時に常にdrbdを起動させます。

  3. 複数の複製リソースを構成する必要がある場合は、グローバルな設定を選択します。入力フィールドマイナーカウントで、コンピュータを再起動せずに構成するdrbdリソースの数を選択します。

  4. リソースの実際の構成は、ソース設定で実行されます。追加をクリックして、新規リソースを作成します。次のパラメータを設定する必要があります。

    リソース名

    リソース名。r0と呼ばれます。

    名前

    それぞれのノードのホスト名。

    アドレス:ポート

    それぞれのノードのIPアドレスとポート番号。

    デバイス

    それぞれのノードで複製されたデータを保持するデバイス。このデバイスを使用して、ファイルシステムとマウント処理を作成します。

    ディスク

    両方のノード間で複製されるデバイス。

    メタディスク

    メタディスクは、値internalに設定されるか、またはインデックスで拡張された、drbdで必要なメタデータを保持する明示的なデバイスを指定します。

    internalを使用する場合、複製されたデバイスの最後の128MBはメタデータの保存に使用されます。

    複数のdrbdリソースに実際のデバイスを使用することもできます。たとえば、最初のリソースに対してメタディスク/dev/sda6[0]の場合、/dev/sda6[1]を2番目のリソースに使用できます。ただし、このディスク上で各リソースについて少なくとも128MBのスペースが必要です。

    これらのオプションはすべて、/usr/share/doc/packages/drbd/drbd.confファイルの例とdrbd.conf(5)のマニュアルページで説明されています。

  5. /etc/drbd.confファイルを、セカンダリサーバ(node 2)上の/etc/drbd.confにコピーします。

    scp /etc/drbd.conf <node 2>:/etc
    
  6. 各ノード で、次のように入力して、DRBDサービスを両方のシステム上で初期化し、起動します。

    drbdadm create-md r0
    rcdrbd start
    
  7. node1上で次のコマンドの入力により、node1をプライマリノード として設定します。

    drbdsetup /dev/drbd0 primary --overwrite-data-of-peer
    
  8. 各ノード で、次のコマンドを入力して、DRBDサービスのステータスをチェックします。

    rcdrbd status
    

    続行する前に、両方のノード のブロックデバイスが完全に同期されるまで待機します。rcdrbd statusコマンドを繰り返して、同期の進捗を追跡します。

  9. 両方のノードのブロックデバイスが完全に同期されたら、reiserfsなどのファイルシステムで、プライマリノード上のDRBDデバイスをフォーマットします。任意のLinuxファイルシステムを使用できます。例えば、次のように入力して、すべてのフォントについてアンチエイリアスを無効にします。

    mkfs.reiserfs -f /dev/drbd0 
    

    IMPORTANT: コマンドでは、常に、/dev/drbd<n>名を使用し、実際の/dev/diskデバイス名は使用しないでください。