drbdセットアップには、多数の異なるコンポーネントが使用され、別のソースから問題が発生することがあります。以降のセクションでは、いくつかの一般的な問題を取り上げ、問題を解決するためのヒントを説明します。
初期のdrbdセットアップが予期どおりに機能しない場合は、おそらく、環境設定に問題があります。
環境設定の情報を取得するには:
端末コンソールを開き、rootユーザとしてログインします。
drbdadmに-dオプションを指定して、環境設定ファイルをテストします。<Enter>
drbdadm -d adjust r0
adjustオプションのドライランでは、drbdadmは、DRBDリソースの実際の設定をご使用のDRBD環境設定ファイルと比較しますが、コールは実行しません。出力をレビューして、エラーのソースおよび原因を確認してください。
drbd.confファイルにエラーがある場合は、それらのエラーを修正してから続行します。
パーティションと設定が正しい場合は、drbdadmを-dオプションなしで、再度実行します。<Enter>
drbdadm adjust r0
このコマンドは、環境設定ファイルをDRBDリソースに適用します。
DRBDの場合、ホスト名の指定では大文字小文字を区別します。したがって、Node0は、node0とは異なるホストです。
複数のネットワークデバイスがあり、専用ネットワークデバイスを使用する場合、ホスト名は使用されたIPアドレスに解決されません。この場合、パラメータdisable-ip-verificationを使用して、DRBDでこれを無視します。
システムがピアに接続できない場合は、ローカルファイアウォールに問題のある可能性があります。DRBDは、デフォルトでは、TCPポート7788を使用して、もう一方のノード にアクセスします。このポートを両方のノード からアクセスできるかどうか確認してください。
DRBDサブシステムが実際のどのデバイスが最新データを保持しているか認識していない場合、スプリットブレイン受験に変更されます。この場合、それぞれのDRBDサブシステムがセカンダリとして機動され、互いに接続しません。この場合、次のメッセージが/var/log/messagesに書き込まれます。
Split-Brain detected, dropping connection!
この状況を解決するには、修正が破棄されるノードを1つ選択する必要があります。このノードにログインして、次のコマンドを実行します。
drbdadm secondary r0 drbdadm -- --discard-my-data connect r0
別のノードで、次のコマンドを実行します。
drbdadm connect r0