17.4 リソース操作

デフォルトで、クラスタはリソースが良好な状態であることを保証しません。クラスタにこれを指示するには、リソースの定義に監視操作を追加する必要があります。監視操作は、すべてのクラスまたはリソースエージェントに追加できます。

Table 17-4 リソース操作

説明

説明

id

アクションに指定する名前。一意にする必要があります。

name

実行するアクション。共通の値: monitorstartstop

interval

操作を実行する頻度。単位: 秒

timeout

アクションが失敗したと宣言する前に待機する長さ。

requires

このアクションが発生する前に満たす必要がある条件。使用できる値: nothingquorumfencingデフォルトは、フェンシングが有効でリソースのクラスがstonithかどうかによります。STONITHリソースの場合、デフォルトはnothingです。

on-fail

このアクションが失敗した場合に実行するアクション。使用できる値:

  • ignore: リソースが失敗しなかったのように動作します。

  • block: リソースにこれ以上の操作を実行しません。

  • stop: リソースを停止して、他の場所でも開始しません。

  • restart: リソースを停止して再起動します(別のノード上で)。

  • fence: リソースが失敗したノードを停止します(STONITH)。

  • stanby: リソースが失敗したノードからすべてのリソースを移動させます。

enabled

falseの場合、操作は存在していない場合と同様に処理されます。使用できる値:truefalse