追加した各リソースについて、オプションを定義できます。クラスタはオプションを使用して、リソースの動作方法を決定します。CRMに特定のリソースの処理方法を通知します。リソースオプションは、crm_resource --metaコマンドまたはGUIを使用して設定できます。
Table 17-3 プリミティブリソースのオプション
オプション |
説明 |
---|---|
priority |
一部のリソースをアクティブにできない場合、クラスタは優先度の低いリソースを停止して、優先度の高いリソースをアクティブに維持します。 |
target-role |
クラスタがこのリソースで維持する状態。使用できる値: Stopped、Started |
is-managed |
クラスタがリソースを開始して停止できるかどうか。使用できる値:true、false |
resource-stickiness |
リソースが現在の状態をどの程度維持したいか。デフォルトはdefault- resource-stickinessの値。 |
migration-threshold |
ノードがこのリソースをホストできなくなるまで、このリソースについてノード上で発生する失敗の回数。デフォルト: none |
multiple-active |
複数のノードでリソースがアクティブになっていることが検出された場合のクラスタの動作。使用できる値: block (リソースを管理されていないとマークする)、stop_only、stop_start |
failure-timeout |
失敗が発生していないように動作する(リソースを失敗したノードに戻す)前に、待機する秒数デフォルト: never |