SUSE Linux Enterprise Server 10以降では、次のストレージソリューションでOCFS2を使用することができます。
一般アプリケーションと負荷
クラスタ中のXENイメージ
サーバ間でXEN仮想マシンの素早く簡単な移植性を活用するために、XEN仮想マシンおよび仮想サーバを、クラスタサーバによりマウントされたOracle Cluster File System 2ボリュームに保管することができます。
LAMP(Linux、Apache、MySQL、およびPHP | PERL | Python)スタック
また、OpenAISと完全に統合されています。
Oracle Cluster File System 2は、高性能なパラレルクラスタファイルシステムで、次の機能をサポートしています。
クラスタ中のすべてのノードが、アプリケーションのファイルを利用することができます。ユーザは、クラスタ中のOracle Cluster File System 2ボリュームに1回インストールするだけで構いません。
標準のファイルシステムインタフェースを通じて、すべてのノードが並行してストレージに読み書きできるため、クラスタにまたがって稼働するアプリケーションの管理が容易になります。
ファイルアクセスは、分散ロックマネージャ(DLM:Distributed Lock Manager)により、管理、調整されます。
ほとんどの場合、DLMによる制御は適切に機能しますが、DLMとファイルアクセスを競合するようなアプリケーションなど、アプリケーションの設計によっては、スケーラビリティが制限される可能性もあります。
すべてのバックエンドストレージで、ストレージのバックアップ機能を利用することができます。共有アプリケーションファイルのイメージを簡単に作成することができるため、災害発生時でも素早くデータを復元することができます。
Oracle Cluster File System 2には、次の機能も用意されています。
メタデータのキャッシュ処理.
メタデータのジャーナル処理.
ノード間にまたがるファイルデータの整合性.
最大16TBまでのボリュームで、最高4KBまでの複数ブロックサイズをサポート(各ボリュームで異なるブロックサイズを使用可能)
16台までのクラスタノードをサポート.
データベースのパフォーマンスを向上する非同期、直接I/Oのサポート.