6.0 電子メールとカレンダ操作

メールやイベントを参照、管理するために、SUSE Linux Enterpriseには個人情報の保管、編成、取り出しを簡単に行えるグループウェアプログラムのNovell Evolution™、および安全なメッセージング、カレンダリング、スケジューリング、およびインスタントメッセージングを提供するクロスプラットフォームの企業電子メールシステムであるGroupWise® Clientが用意されています。

6.1 Evolutionの初めての起動

Evolutionは電子メール、カレンダ、アドレス帳、およびタスクリストを、単一の使いやすいアプリケーションにシームレスに組み込むことができます。通信とデータ交換のさまざまな標準に幅広く対応しているため、EvolutionはMicrosoft* Exchangeを含めた、既存の社内ネットワークやアプリケーションと連携することができます。

Evolutionを開始するには、[コンピュータ] > > [その他のアプリケーション] > [Evolution Mail and Calendar]の順にクリックします。

初めてEvolutionを起動すると、メールアカウントをセットアップして、古いメールアカウントからのインポートをサポートする質問に回答するよう求められます。次に、新着メールの件数を表示し、今後の予定とタスク、およびニュースフィードから現在の天候とニュースを一覧表示します。カレンダ、アドレス帳、メールツールは左のショートカットバーから使用できます。

作業中のEvolution内の新規項目を開くには、Ctrl+Nを押します。メールの場合、このキーを押すと新しいメッセージが作成されます。アドレス帳の場合は、Ctrl+Nを押すと連絡先カードが作成されます。カレンダーの場合は、新しいアポイントが作成されます。

Evolutionの使用方法の詳細は、[Evolution]ウィンドウで[ヘルプ] > [目次]の順にクリックしてください。

6.2 GroupWise Clientの使用

GroupWiseは、ユニバーサルメールボックスにいつでもどこでも接続できる、堅牢で信頼性のあるメッセージングおよびコラボレーションシステムです。SUSE Linux Enterpriseには、GroupWise Cross-Platform Client for Linuxも含まれています。

デフォルトでは、GroupWiseはインストールされていません。YaSTのソフトウェア管理機能を使って、novell-groupwise-gwclientパッケージをインストールしてください。次に、[コンピュータ] > [その他のアプリケーション] > [通信] > [GroupWise]の順にクリックすると、GroupWiseクライアントが表示されます。

GroupWiseにおける主な作業領域は、[メインウィンドウ]です。メインウィンドウからは、メッセージを読む、アポイントの入力、カレンダの表示、連絡先の管理、GroupWise起動モード変更、フォルダやドキュメントを開くことなどが可能です。

GroupWiseの使い方の詳細については、GroupWise Clientの[ヘルプ] > [ユーザガイド]の順にクリックしてください。